昨年の発売から1年で、「arflex」チェアの売上げ本数トップとなった〈 RINN 〉。
このRINNのデザイナー藤森泰司氏のプロデュースにより、RINNチェアのシートカバーを、インテリア・ファッション・グラフィック・アートの分野から、ファブリックに造詣の深いクリエイター5組―安東陽子氏、spoken words project、太公良氏、minä perhonen、ミヤケマイ氏(五十音順)―に依頼。
インテリアにおけるファブリックの可能性を追求します。
インテリア情報サイトでは、アルフレックスショップ東京で開催中の「RINN+Fabric RINN Chair と5組のクリエイター」の展示の様子をご紹介します。
安東陽子
float
おとぎ話では別世界の入り口が日常生活のどこかに隠れています。
なかでも、人魚姫の世界に通じる入江や、夜になると星が沈むピーターパンのヘビ池のように、
水面は私たちの住む空間と神秘の世界の境目として登場します。
この椅子の座面はそのようなおとぎ話の世界への入り口をイメージしたものです。
RINNの連続的なラインが二つの世界を滑らかに繋ぎます。
spoken words project
泣きそうなtime
普段服等を作っていて、つくづく思う。
時間はデザインに取り込めない。
その服をその人が着て歳月をおくる。
うれしい事。かなしい事。日々着てる。
そうしてその服のに宿ったその人の時間は僕にはデザインできない。
だらか今回、その人の日々をたっぷりと吸収するデザインをしました。
革は時間を吸い込み、プリントはあなたの色に変色してゆくでしょう。
太公良 TAKORA Kimiyoshi Futori
ピクニック・オン・ザ・モス
毎日座る椅子だからこそ、美しい場所になるお手伝いがしたくて、ポップなお庭を施してみました。
キラキラと輝くモスゴールドの世界で、リズミカルなエレメントと共に、空想ピクニックをお楽しみ下さい。
晴れの日も雨の日も、きっとあなただけのお話が、スキップしながら現れるはず。
minä perhonen
四季を彩る
花が雪を溶かし、顔をのぞかせている”ballade”
住んだ大空を飛ぶ鳥の群れ”wataridori”
蝶が舞い空に花が咲いたような”sky flower”
不思議な動物たちが月夜の森に住んでいる”moon bear”
四季の色を4つのファブリックで表現しました。
ミヤケマイ
隣の席はいつも青い
私たちが日常目にしうる家具の中でもっとも人に似た佇まいの家具は椅子だと思う、
テーブルより、ランプシェードより、ベッドより、人に姿がなぜか似ている気がする。
脱ぎ捨てられた服、片付けられていない無人の家、人の座っていない椅子、
どれもそこにあるべき人の、人となりやその人の空気を雄弁に語る装置となりうる。
おそらく子どものころ誰もいない教室で、好きな人の席にそっと座ったことがあるのは私だけではないだろう。
ふと隣の席や他人の席に座りたくなるのも私固有のものではなく
人間の持ってる何か性のようなものではないだろうか。
arflexからの限定販売&プレゼントのおしらせ
本イベントに出展されたチェアのうち、4クリエイターによる作品、全6点を抽選販売いたします。
1.安東陽子氏「float」¥126,000
2.spoken words project 「泣きそうなtime①」¥126,000
3.spoken words project 「泣きそうなtime②」¥126,000
4.太公良氏「ピクニック・オン・ザ・モス」¥126,000
5.ミヤケマイ氏「隣の席はいつも青い①」¥210,000
6.ミヤケマイ氏「隣の席はいつも青い②」¥210,000
ご希望の方は、下記よりお問い合わせください。
アルフレックスジャパン マーケティング部 RINN係 Tel.03-3486-9919
また、本イベントを記念して、ウィンドウに展示中の限定仕様〈ホワイトフレーム〉のRINNチェアを1名の方にプレゼントいたします。
プレゼント申込み専用フォームは >> コチラ
RINN+Fabric RINN chairと5組のクリエイター
会期:2012/11/1(木)~11/6(火)
時間:11:00~19:00
会場:アルフレックス ショップ 東京
〒150-0012東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクエア1F
tel.03-3486-8899
主催:株式会社 アルフレックス ジャパン
本企画プロデューサー:藤森泰司氏
参加クリエイター:安東陽子氏、spoken words project、太公良氏、minä perhonen、ミヤケマイ氏(五十音順)
http://news.arflex.co.jp/archives/rinn.html
(文:インテリア情報サイト編集部-3 / 更新日:2012.11.02)