プレーベン・ファブリシャスとヨルゲン・カストホルムが
1963年に発表した、
シンプルかつフレキシブルでタイムレス・デザインの
シェルフシステム「FK63」
卓越した美的センスと彫刻的なフォルムで世界的な名声を得る、デンマークのデザイナーデュオ、プレーベン・ファブリシャス&ヨルゲン・カストホルム。この度、彼らがデザインしたフレキシブルでタイムレス・デザインのFK63書棚システムがカール・ハンセン&サン社から復刻されます。
それぞれデザイナーである以前に家具職人、金属職人としての修業を積んだプレーベン・ファブリシャスとヨルゲン・カストホルム。カール・ハンセン&サン社から復刻されるこの書棚システムは、1963年の家具職人ギルド展で発表され、賞に輝いた二人の初期のデザインです。書棚システムの核となるのは、奥行きが異なる2種の正方形モジュール。収納する書籍の高さに合わせ、縦にも横にも配置することができるほか、床置きはもちろん、壁に吊ることも可能です。どう組み合わせても、ラインが美しいシンプルな書棚になることは間違いありません。さらに書棚には棚板、引き出し、扉が用意されており、必要に応じシステムに組込むことが可能です。どのパーツを見てもミニマルで、ディテールにまで配慮した完成度の高いデザイン。接合部に施されたほぞ継ぎ構造などには、伝統に裏付けされた家具職人技巧へのこだわりが見られます。より美しく見せると同時に書棚の安定性を高めるディテールです。
素材は無垢のオーク材。デンマーク、ゲルステッドにあるカール・ハンセン&サン社の工房で職人が一つ一つ丁寧に製作し、各国に送られます。特に時間がかかるのが、ほぞ継ぎ部分のサンディング加工。シルクのような滑らかな表面を作り上げるには相当の時間を要します。
そして扉の取り付けも同様。精密な仕事が要求され、きっちりと中央で合わさるように丁寧に取り付けられています。引き出しには発表当時からアッシュ材が用いられてきました。オーク材と優雅なコントラストを創り出しています。扉の底にはボールキャッチ金具が取り付けられており、扉が開閉するたびに、カチッという心地よい微音をたてます。これについてヨルゲン・カストホルムの子息、トーマス・カストホルムは次のように語っています。
「子供時代に暮らした家の壁にこの書棚システムが取り付けられていました。両親が扉を開ける時に聞こえるカチッという音が本当に好きでした。目立たないように装着されたボールキャッチ金具が、わずかですが本当にいい音をたてるんです。何故かこの音に満足感を覚えました。高級車のドアだけが持つあの独特の音みたいなものです。」
モダンな住宅、オフィス、ホテル、そして公共施設。優雅で自由に組み合わせができる、FK63書棚システムは場所を問わず、その空間に適した書棚を構築することを可能にします。
FK63書棚システム用のカスタマイザー
カール・ハンセン&サン社では、FK63書棚システム用のカスタマイザーを用意。公式サイトまたは、アプリを使い簡単にそれぞれの収納機能を満たす組み合わせを創り出し、そのまま併設の公式オンライン・ショップで発注することができるようになっています。もちろん、そのままデータを保存し検討することも可能です。
詳細は下記から
https://www.carlhansen.com/ja-jp
カール・ハンセン&サンについて
カール・ハンセン&サンは創業110年を超える歴史のあるデンマーク家具メーカー。ハンス J. ウェグナーの家具を最も数多く製作するメーカーとして知られています。また、ボーエ・モーエンセン、アルネ・ヤコブセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、モーエンス・コッホ、フリッツ・へニングセン、安藤忠雄、ボーディル・ケア、そして、EOOSといった世界的に知られたデザイナーの家具の製作にも着手、すべての製品をデンマーク国内で製作しています。カール・ハンセン&サンのコレクションは、直営店のフラッグシップ・ストアおよび一流ディーラーを通して世界各国で販売されています。
www.carlhansen.com
(文:制作 PR-B_PR制作部-3 / 更新日:2021.03.02)