イチロの新作家具とイベントのお知らせ

化粧板メーカーの伊千呂から、秋のデザインウィークにあわせて発表する新作プロダクトとイベントのお知らせが届きました。

 

ICHIRO NEW PRODUCTS

これまでの「家具」という概念をもう一度根本から見直し、新しい切り口で「生活の道具としての家具」を生み出している伊千呂。

この度、秋のデザインウィーク期間、BAtoMA informationに参加し、新作プロダクトを発表します。
今回は、トラフ建築設計事務所をはじめ、プロダクトデザイナー角田陽太、藤城成貴の3名が「しまえる家具」をテーマに、生活に溶け込みフレキシブルに機能する軽やかなスモールファニチャーをデザインしました。

 

持ち運び自由自在。3つの収納ボックスがスタッキングできる「コロロワゴン」

コロロワゴン

「コロロワゴン」は、3つの収納ボックスをスタッキングするスタイルの可動式ワゴンです。ひとつひとつの収納ボックスにL字の取っ手がついているので、それぞればらばらにしてバスケットのように持ち運びすることもできるし、取っ手を垂直に起こして箱の内側に固定すれば、スタッキングするための支柱にもなります。木製の車輪がついています。

収納ボックスの色の組み合わせは、A(スカイブルー、ホワイト、イエロー)とB(ダークグリーン、ピンク、グレー)の二種類があります。色が異なるので、子どものおもちゃやお母さんの趣味の道具、お父さんの書類など、家族によって、あるいは目的別に色を使い分けることもできます。

ひとつの空間が食事の場としても、仕事の場としても、こどもの遊び場としても使われる現代の生活。機能も人も流動的な生活スタイルが、ごく普通のことになりつつあります。そんな遊牧民のような暮らしにぴったりな新しい収納家具の提案です。


壁掛けとしても、折り立てても使える鏡「bend」

bend

「bend」は、壁掛けとしても、折り立てても使える鏡です。金属製の蝶番を使う代わりに、帆布を合板と合板の間に挟むことで、鏡本体が大きな蝶番の役目を果たします。帆布ぎりぎりまでカットした切り込みがちょうどよい角度で固定されて折り立て鏡となります。持ち上げると自然にフラットに戻るので、穴をフックにひっかければ、壁掛け鏡になります。

サイズは「L」と「S」。鏡面は横幅が広く正方形に近いかたちに設計されているので見やすく、いろいろな場所でお使いいただけます。
色は、シックなブラック、ダークグリーン、ピンク、ベージュの4色。毎日のぞくのが楽しみになるような鏡です。

 

空間に応じて出し入れできる、"ちゃぶ台" の良さを蘇らせた「Chabu」

Chabu

床坐の生活をしていた日本では、昔は”ちゃぶ台”という家具はどの家庭でも使われていたものでした。”ちゃぶ台”は、食事をする時に使えばダイニングテーブルになり、お客が来たときに置けばその空間がリビングルームにもなるというように、多目的に使われて来た家具です。用途が終われば、脚をたたんで立てかけたり、押し入れなどにしまえます。”ちゃぶ台”は空間に応じて、出したりしまったりすることができる、自由な家具なのです。

「Chabu」は、昔ながらの”ちゃぶ台”が持つ、使い手が空間に応じて出し入れできるという良さを見直し、現代的にリ・デザインしたローテーブルです。やわらかい現代的なデザインに生まれ変わらせ、和室のみならず、モダンなリビングルームなど、どんな部屋にも合うデザインです。軽いので出し入れもらくちん。一本の釘も使わずにダボ継ぎでつくられており、また、揺れが出ないように脚を固定する構造は、昔ながらの作り方を踏襲しています。

天板の色は、ナチュラル、グレー、ピンク、ブルーの4色。サイズは「L」と「S」があります。「L」は、子どもたちの勉強や遊びのためにはもちろんのこと、日常使いのローテーブルとしても、友達との集まりなどの際に出し入れするもうひとつのテーブルとしてもお使いいただけます。「S」は、“膳”のようにひとりひとりのお食事用にいくつもお使いいただくこともできるし、子どもたちのままごと遊びにも、文庫本とコーヒーを持ってピクニックに出かけるときにちょっと持っていく、なんていうのもいいかもしれません。いろいろなアイデアでお楽しみください。

 

BAtoMA information

イチロは10月31日(木)~11月4日(月)の期間開催されるインテリアの楽しみ方を紹介するイベントBAtoMA informationにて、新作のコロロワゴン、ミラー、chabuを中心に、イチロのプロダクトを一同に展示する予定です。
また、会期中BA to MA informationのトークイベントにも参加し、イチロのものづくりにかかわる建築家やデザイナーと「家具から考える場と間」をテーマに、建築家の視点から、プロダクトデザイナーの視点から2部構成でのイベントとなります。あわせてご注目ください。

 

[BAtoMA information]
会期:10月31日(木)~11月4日(月)
会場:表参道ヒルズ スペース オー
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 B3F
時間:11:00~20:00(予定)
   最終日は17:00まで
URL:http://www.batoma.com/information/
入場料:500円(招待状持参で入場無料)

[トークイベント]
日時:11月3日 14:00~ 16:00~
会場:BAtoMA information トーク会場
■14:00~「家具から考える場と間ー建築家の視点から」
 鈴野浩一(トラフ建築設計事務所)×長坂常(スキーマ建築計画)聞き手:紫牟田伸子
■16:00~「家具から考える場と間ープロダクトデザイナーの視点から」
 藤城成貴×角田陽太 聞き手:紫牟田伸子
トークスケジュール:http://www.batoma.com/information/event

 

イチロ

http://www.ichirodesign.jp/

(文:インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2013.10.27)

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