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子供家具を探してみよう
子供の家具を選ぶのは楽しい反面、予想外に大変と思われることがあるかもしれません。
様々な視点から総合的に考えた上で選択する必要があるため、じっくり時間をかけて考えたいところですが、実際子育て中の限られた時間では難しいのが現実です。
このシリーズでは子供の家具を探す上でのポイントを、実例を含めながらご紹介していきます。
お気に入りの家具を見つけるヒントになれば幸いです。
Vol.2 子供家具を探す際に大切なこと②
前回に引き続き、子供家具を探す際のポイントについてみていきたいと思います。
◇ モジュール
その時期の子供の目線や姿勢にあった家具を選びます。
子供は成長が早いので、テーブルや椅子などはある程度調整できるものが便利です。
また現状の設置場所だけでなく、将来的な設置スペースもある程度予測した上で検討する必要があります。
具体的な寸法についての話は、次回以降各アイテムの中でお話していきたいと思っています。
◇ 安全性
子供の家具だからこそ、原材料、生産地、形状などにこだわって製造されている家具も増えています。
購入者のシックハウス症候群の問題に対しての不安を解消するために、最近はあえてF☆☆☆☆表示された家具も増えてきています(フォースターと呼ばれ、建築基準法で定められた基準値の中で最も低ホルムアルデヒドであると証明された建材などに表示されます。基本的に置き家具のF☆☆☆☆表示は法規制の対象外ですが、選択する際の判断材料となるようにF☆☆☆☆レベルであることを表示する企業が増えてきています。)
子供用ミニテーブルとチェア、F☆☆☆☆レベルの表示有 / ACTUS http://www.actus-interior.com
それ以外にも最近の子供家具は、角を面取りすることで丸みをつけたり、表面の仕上げを気遣ったりと安全面に配慮されたものが多く販売されております。面取りされた柔らかいイメージは意匠的にも子供家具に合っています。
ハンス・サングレン・ヤコブセンの子供家具、機能を備えた角の丸いデザインが美しい / ACTUS http://www.actus-interior.com
上記のような面取りがされておらず角が気になる場合は、市販のコーナー用の角あてを使い、子供が理解できる時期になったところで外すという選択肢もあります。
またレザーや布などのカバーリングのものを選ぶという選択肢もあります。
子供だからと子供らしい家具を選ぶのでなく、あえて大人と同じものを選んで危険性を教えるという考えもあります。でもそのためには何が危険かを親が把握している必要があります。
そうでない場合でも、リビングなどにある家具は子供用として作られていないため、全ての家具について危険な部分がないかを確認しておく必要があります。ガラス系の使用、表面仕上げの状態などの材質面ももちろんですが、設置方法や成長の段階で危険要素が変わってきますので、一定の期間で見直すことが大切です。以下一例です。
歩き立ての子が収納棚にもたれかかり棚が倒れてしまう
→一般的な収納家具は(造作家具を除く)壁面に固定することなく自立させるタイプがほとんどです。特に奥行きがない、高さがある等安定性に乏しいものだったり、床が水平でなかったりすると思わぬ事故につながることがあります。設置方法にも注意を向ける必要があります。
幼児が椅子に座る際、背もたれに重心をかけ床に転倒してしまう
→乳幼児の間は親が座らせてあげていても、やがて自分で座ろうとする時期が来ます。ところがお尻から座ることができず、背もたれに手をかけ座ろうとしてしまい、重心が傾き転倒するということがあります。成長時期によって注意が必要な例です。
安全面はメーカー側の配慮だけには頼れない部分があることを頭に入れておく必要があります。
大人目線で考えるとつい機能面や安全面を重視しがちですが、実際使う子供たちがワクワクできたり、安心して遊びや勉強に取り組んだりできる空間を提供してあげるということを忘れずに、大人もぜひ楽しみながら選んで頂ければと思います。
次回からはアイテム毎に実例をご紹介しながら、子供家具について考えていきたいと思います。
(文:制作 PR-T_PR制作部-4 / 更新日:2014.06.16)