広い空間や人の出入りが多い空間でも天然アロマを供給できるアロマディフューザーを企画・開発するアロマスター株式会社から、従来高価格帯の製品しかなかった業務用向けのアロマディフューザー分野で家庭用並みの低価格に抑えた「アロミック・エアー」が6月16日に発売開始されました。
「アロミック・エアー」は、広範囲に香りを漂わせるなど業務用アロマディフューザー並みの機能を備えながら12,800円と家庭用アロマディフューザー並みの価格に抑えることができました。従来からの業務用アロマディフューザーは圧縮空気で天然精油を微粒子にして空間に放出するため、ポンプあるいはコンプレッサーが必要になりコストアップの要因となっていました。「アロミック・エアー」は天然精油を不織布に吸い上げファンで送風して気化させるシンプルな原理で香りを空間に放出することにより、大幅なコストダウンが可能になりました。完全気化した状態で香りが漂うので、周りがべた付くことがなく、ノズルの詰まり等のトラブルが発生する確率も低くなるのでメンテナンスも不要です。さらに大容量(50?、100?)の精油を直接吸い上げるので、水汲みや頻繁な精油の補充等の手間も不要になりました。
香りに対する関心の高さから柔軟剤等日用品を中心に香りを訴求した製品の市場が急拡大していますが、商業施設、医療施設、介護施設など様々な空間においても付加価値として天然アロマを取り入れる動きが広がりつつあります。ところが、消耗品の補充の手間と導入価格が妨げとなり需要が高まっている割に普及がすすんでいません。家庭用アロマディフューザーは価格こそ安いものの消耗品の補充で手間がかかり、業務用アロマディフューザーは手間こそかからないものの価格が10万円~30万円と高価格帯です。普及の阻害要因を解消した「アロミック・エアー」の発売により、サロン・クリニック・ショップ・オフィスなど様々な分野で天然アロマの導入が加速する可能性があります。
(文:インテリア情報サイト編集部-6 / 更新日:2014.06.25)