ガラスや陶器等のフラワーベースやインテリアの製造・企画・輸入・販売を行う、“文化を創造し、世界と対話する”を理念とする株式会社トークより、「LIVING TALK」のリ・ブランディングに合わせ、デザインディレクターを務める山田佳一朗(KAICHI DESIGN)と共に陶磁器シリーズ「hiiro」(ひいろ)が2015年9月下旬より新発売されます。マグカップ、カップ&ソーサーに続き、プレート各種、ディッシュ、などが展開されます。
日本の“かんかく”から生まれる、もの作りプロジェクトが始動。
第一弾は、土と空気、そして炎との共演が生み出す自然の景色“火色”を活かした陶磁器シリーズ「hiiro」(ひいろ)が今秋発表されます。
釉薬と素地との境に現れる「火色」。
それは土と空気、炎との共演が生み出す自然の景色です。
通常は釉薬を全面に掛けるため、火色は裏面に隠れてしまいますが、釉薬を途中まで掛けることで美しい自然の色彩を表面の意匠として表現しました。
土も釉も白を用いることで、火色の赤がより鮮明に浮かび上がり、美しい景色を作り出します。それはまるで「大地」と「空」との境に広がる朝焼けの「陽」の色のように、水平線を描きます。
和の風合いを感じられるよう、土は質感豊かな陶土を用い、釉薬もマット釉を用いています。
白い釉薬はくも、青色はそら、黄色はつき、と空の風景を感じる三色を展開します。
カップやマグの取っ手も釉薬が途中までかかっているため、目だけではなく、手でもその質感の対比を楽しめます。
土と空気、炎から始まる「hiiro」のもの語りは、リビングに語らいを生み出します。
約500年の歴史を持つ、美濃焼き
岐阜県土岐市にある「作山窯」は昭和27年から三代続く窯元。
土の持つ温かみと力強さ、そして職人の伝統技術から生み出される「うつわ」は国内外からも注目されています。ひとつひとつほぼ手作業で丁寧に作られた器は、使い込むほどに味わいやぬくもりを感じさせます。
約500年の歴史を持つ美濃焼きは、岐阜県の土岐市、多治見市、瑞浪市などを主な拠点とし、日本最大の陶磁器の生産地です。
SPEC
シリーズ名:hiiro(ひいろ)
素 材:陶磁器
生 産:岐阜県多治見 / Made in Japan
「リビングトーク」リ・ブランディング
ブランドコンセプト
和のもの作り 間のもの語り
和紙に墨で書かれた行間、漆器の光を殺した静かな質感、障子越しの柔らかな光の空間。
今も私たちの周辺には日本特有の「感覚」や「間隔」が生きています。
リビングトークはそれらを表現したもの作りで、リビングスペースに和みと語らいを生むブランドでありたい。
水と豊かな陶器の里・多治見から、ひとりひとりの時間と空間にもの語りを贈ります。
DESIGNER PROFILE
山田 佳一朗 Kaichiro Yamada
1997年武蔵野美術大学を卒業後、同研究室助手を経て2004年より KAICHIDESIGN を主宰。
考える人、作る人、伝える人、使う人と共に考え、関わる人が生き活きと生活できるよう活動している。
主な活動にKOTORI(アッシュコンセプト)や酒器だるま(セラミック・ジャパン)、クモノス(かみの工作所)等のプロダクトデザイン、角館伝四郎やひきよせのブランディング、EDITORY のインテリアデザイン等。
(文:インテリア情報サイト編集部-1 / 更新日:2015.09.22)