ゴールドクラフトの成形合板の木の食器


軽くて丈夫なメイド・イン・香川のプライウッドプレート
気持ちのよい、おいしい食卓に木のうつわを


高松空港から車で、のどかな自然と田畑の合間を進むこと約 20分、隣にある高校からは、チャイムとともに学生たちの活気あふれる声が聞こえてくる。そんな穏やかな住宅街にGOLD CRAFTの工場はあります。 GOLD CRAFT(ゴールドクラフト =株式会社ゴールド工芸製作所)は、成形合板の製法でつくる木の食器のメーカーとして、1963年に香川県高松市に誕生しました。

 

創業当時は1964年東京オリンピック・東海道新幹線の開通を控え、市場ではスーパーマーケットの出現、お茶の間ではテレビ番組「3分間クッキング」が放送開始になるなど、食卓においても消費の多様性が成長した活況の時代でありました。現代では当時ほど量産品の需要はありませんが、「いつもの食卓に木のうつわを」という創業当時からの想いは、今も変わらず当時のままです。GOLD CRAFTの工房では、創業当時からの機械とともに、職人が改良と試行錯誤を重ねながら、時代にあわせた製品をつくり続けています。

 

 


木材との対話から生まれたかたち。

成形合板(=プライウッド)は、突板(つきいた=表面材)と呼ばれる薄い木材の板を何枚も接着剤で重ね合わせ、金型に挟み、プレス機で圧力と熱を加えて成形していきます。一見工業的で量産が得意な作り方として単純そうに見える作業ではありますが、気候や湿度によって、材料となる木材の状況を見極めながら、接着剤の配合から、圧力のかけ方、熱の温度、仕上げまで、割れたりヨレたりしないよう、全ての工程において職人が木と対話をしながらひとつひとつ丁寧に作っています。特に、GOLD CRAFTの製品に使われている突板の厚みは 0.6mmと日本の成形合板の中ではかなりの厚突き。厚手の突板は薄手のものに比べて材料コストが大きく、その厚さ故に三次曲面に成形することが難しい材料でもあります。一方で木の表情や風合い、質感においては、より豊かなものになります。GOLD CRAFTのプレートは、木本来の良さを大切にする姿勢を大事に、工業と工芸の間で、職人が手作業で手探りしながら、さがしだしてきたかたちです。

 

 

 

 


キャンプやピクニック、ガーデンパーティーなどアウトライフ・スタイルでも大活躍。

木の器は水に弱いと思っていませんか? GOLD CRAFTの器は工業試験場における業務用食器洗浄機 3,000回の洗浄試験においても製品に変化はなく、耐水性には全く問題がないことが確認されています。また、適度な粘りがあるプライウッド(成形合板)だから、うっかり落としても割れることは殆どありません。木の軽さと雰囲気を保ちながら、丈夫で水にも強い。毎日の食卓はもちろんキャンプやピクニック、ガーデンパーティなどアウトライフ・スタイルでも大活躍です。

 

 

 

 

毎日使うからこそ、安心・安全なものを。

GOLD CRAFTの製品は香川県の高松市で製造されている日本製です。プライウッドを構成する材質は産地が確かなシナノキ材を使用(現在は北海道産)。接着剤も耐久性や安全性に優れた日本製を使用しています。耐水性の要である表面仕上げも、汚れや耐薬品、擦り傷にも優れた機能性を持つ日本製のコーティングを採用。もちん食品衛生法にも合格しています。より丈夫に使いやすく、安全な製品を求めて 50余年。MADE IN KAGAWA JAPANに恥じない品質と安全性を毎日の食卓へお届けします。

 

 

 

木の個性があらわれた4つの素材と10のシリーズからなるシンプルなかたち

GOLD CRAFTのプレートには、主に 4つ素材の突板を使用しています。木肌も色も柔らく明るい風合いの<シナノキ>、落ち着いたダークブラウンの色合いでグリーンやレッドの食材がはえる<ウォールナット>、はっきりと真っすぐな木目をもち柔和な雰囲気の<シオジ>は硬くて丈夫、緻密でシャープな木目が美しい<ベイマツ>は加工性、耐久性に優れていて適度な硬さがあるなど、それぞれの木の個性や特徴があわられています。デザインは、ラウンド、スクエア、マロン型などシンプルなデザインで 10のシリーズを有します。各シリーズには、小皿、中皿、大皿などサイズ展開も豊富。うつわを彩る食材や他の食器との組み合わせなど、自由な発想で使い方をお楽しみください。

撮影協力:MOUNTAIN MORNING
 

 

 

 

 

大友学/stagio inc.(GOLD CRAFTデザインディレクター)
stagio inc.は「デザインは目的を具現化するための道具」と いうスタンスのもと、プロジェクトそのもののプランニング から、プロダクト・グラフィック・パッケージ・空間等の実務を行うデザインオフィス。必然性を前提とした「モノのありかた」を指向しながらも、デザイン自体が持つ曖昧で感性 的な面白みもまた、魅力の軸として活かしていく。そんなスパイスが利きつつ味が整った「捨てる所がない」クリエイシ ョンを志向しています。
www.stagio.co.jp/

 

 

株式会社ゴールド工芸製作所
1963年、香川県高松市を拠点に、成形合板を用いた木製品の製造・販売を開始。高度成長期の需要にあわせ、旅館や料理店など専門店向けにお膳やお盆・お皿などの食器を数多く世に送り出す。一時期は成形合板の技術を活かし、座卓やスツールなど小さい家具も展開していたが、近年では需要の縮小とともに木製食器の製造に特化する。より一般の家庭に届く製品を求め、2014年より自社ブランド GOLD CRAFTをリニューアル。デザインディレクターに大友学を迎え、歴代の金型からラインナップと形状を再編集、リブランディングを行う。「いつもの食卓に木をうつわを」という創業者の想いを受け継ぎ、国産にこだわりながら、高松の自社工場で安心、安全な製品を作りつづけている。
www.goldcraft.co.jp

 

 

 

 

 

 

全国の家具/日用品/住宅設備メーカーの営業・ショップスタッフ・バイヤー・インテリアコーディネーター・ショップデザイナー・プロダクトデザイナー・・などインテリア業界の求人を紹介しています。 
→ 
インテリアのお仕事求人サイト

インテリアのお仕事求人サイトはインテリア情報サイトが運営する求人情報サイトです。

 

 

 

(文:インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2016.06.14)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ