『オチビサン』と考える日本の工芸
安野モヨコ『オチビサン』×中川政七商店
第一弾 鎌倉彫「豆皿セット」発売
中川政七商店は、『働きマン』『さくらん』などで知られる漫画家の安野モヨコ氏による作品『オチビサン』とコラボレートし、漫画の世界観と日本の工芸を掛け合わせた新たな商品開発プロジェクトをスタートいたします。
『オチビサン』で描かれるのは、主人公・オチビサンの好奇心を通じて再発見される四季折々の美しさや、どこか懐かしい日本の風景。同プロジェクトでは、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げる中川政七商店とともに、オチビサンの視点から、さまざまな地域を見つめ、その土地で感じた“ちいさな発見”を、ものづくりを通じて発信してまいります。
■鎌倉彫「豆皿セット」
第一弾では、オチビサンと仲間たちが暮らす神奈川県・鎌倉の工芸である鎌倉彫(かまくらぼり)に着目。鶴岡八幡宮前に店をかまえる鎌倉彫の老舗「博古堂」が、一つひとつ丁寧に作り上げました。モチーフにしたのは、鎌倉の随所で見掛けられる四季折々の花。『オチビサン』の暮らしの中でも、キャラクターと植物のいろいろなストーリーが描かれています。
鎌倉彫には、刀の彫り跡を活かしてさまざまな模様を表現する技術があります。『豆皿セット』では、その刀痕を花や花弁の模様に見立てました。
| セット内容
①オチビサンの金平糖豆皿/仕上げ:朱漆ひくち塗り(W9.5×H9cm)
オチビサンの好きな、ちいさな桜。オチビサンのシンボルである赤色に仕上げました。お花のような金平糖をのせて。
②ナゼニのようかん豆皿/仕上げ:錫仕上(W9.5×H9cm)
ナゼニの心の星、桔梗に大好物のようかんをのせて。ナゼニの黒色を表現しました。
③パンくいのバター豆皿/仕上げ:ふき漆(W9.5×H8.5cm)
バター皿として使えば、パンくい渾身のあじさいパンもよりおいしくいただけます。
■博古堂(はっこどう)
博古堂の当主である後藤家は、さかのぼること700年、中国からもたらされた「禅宗の都」として栄えた鎌倉に奈良からきた慶派の仏師達の末裔。確かな技術力と、はじめての女性当主となる後藤圭子さんが手がけるモダンなデザインで、国内外の文化人や著名人からも愛されています。
■安野モヨコ
漫画家。『働きマン』『さくらん』などの作品がある。『シュガシュガルーン』で第29回講談社漫画賞を受賞。現在「AERA」で『オチビサン』「FEEL YOUNG」で『鼻下長紳士回顧録』を連載中。
【商品概要】
第一弾 鎌倉彫「豆皿セット」
値段:25,000円(3枚組)
※数量限定30セット
中川政七商店
http://www.yu-nakagawa.co.jp/top/
(文:インテリア情報サイト編集部-5 / 更新日:2016.09.07)