天童木工 誕生から 60周年、 50周年の 2つの名作家具を
発売当時の仕様にほぼ再現し、数量限定にて発売。
日本を代表する家具「バタフライスツール」が生まれてから 60年。成形合板技術の集大成ともいえる「ヘロンロッキングチェア」が生まれてから 50年。半世紀以上が過ぎてもブランドアイコンとして名作であり続ける 2つの家具です。天童木工では、それぞれが 60周年、50周年を迎えることを記念して、発売当時の仕様をほぼ再現した特別モデルを数量限定で発売します。
●バタフライスツール ― 1956年発表から 60年
1956年に松屋銀座で開催された柳工業デザイン研究会個展にて発表。その後、現在に至るまでに、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ルーブル美術館などのパーマネントコレクション(永久所蔵品)に選定されています。 戦後、イームズの成形合板技術を目の当たりにした柳宗理氏と、当時、仙台にあった工芸指導所で成形合板を研究し後に天童木工に入社する乾三郎との出会いがこの美しいスツールを誕生させるきっかけとなりました。柳氏が図面に頼らずつくりだした、ぬくもりを感じるやわらかな曲線と、その造形を実現した匠の技術。誕生から 60年、世界中から愛され続ける美しい一脚です。
バタフライスツール 60th Anniversary Revival Edition
R-0521IR-ST
《 design 》柳 宗理
《 material 》本体 : インドローズウッド
金具 : 真鍮
《 size 》W425 D310 H387 SH340 mm
《 body weight 》2.2kg
《 price 》¥ 70,000 +税
《 総製造数 》120 脚
インドローズウッドを使用
発売当時、ローズウッドのなかでも木目がはっきりと表れるインドローズウッドを使用していました。現在では希少価値が高まり、手に入れることが極めて難しい素材です。当社の資材倉庫に長い間、丁寧に保管されていたものを特別に使用しています。また、インドローズウッド特有の紫がかった深みのある木目を活かす特別な塗装を施します。
特別バージョンエンブレムを使用
1960年代に使用していたエンブレムを再現した特別バージョンでお届けします。今回、製造する 120脚のバタフライスツール限定の特別仕様です。
●ヘロンロッキングチェア ― 1966年発売から 50年
1966年、リビングで使用することも想定した応接用家具シリーズとして登場。その一本脚のような立姿から、白鷺=Heron(ヘロン)と名付けられました。一本脚を実現した「コマ入れ成形」は、当時、天童木工が開発した画期的な成形技術でした。たしかな強度を保ちながら様々な形状をつくりだすことができる多方向プレス機の開発に取組んでいた天童木工では、その技術を取り込んだ新しいデザインを模索していました。その結果、誕生したのがヘロンシリーズです。以降、グッドデザイン賞、発明賞など数々の栄誉を受賞した不朽の名作です。
デザインは天童木工のインハウスデザイナー、菅澤光政。入社以来、建築家やデザイナーとの数々の名作を実現させてきました。成形合板を知り尽くした造形は、天童木工の技術力の高さを体現する、肘掛け部分以外は継ぎ目のない一体成形。彫刻家のイサム・ノグチ氏も生前アトリエで使っていました。
ヘロンロッキングチェア 50th Anniversary Revival Edition
R-5042NA-ST
《 design 》 天童木工(菅澤光政)
《 material 》本体 : ナラ
《 size 》W582 D853 H930 SH428 mm
《 body weight 》9kg
《 price 》¥112,000 ~ ¥196,000 +税
※ 張地によって価格が異なります。
《 総製造数 》120 脚
発売当時の張り加工を再現
張り地のステッチは発売当時の仕様です。座り心地を求めて変化していった現行のモデルと比べ、ステッチを入れるスパンが短く、クラシックな雰囲気を醸し出します。張地の種類は選択可能で、お好みにあった張地をお選びいただけます。
ナラを使用
使用する樹種は発売当時と同じナラ。自然な木の風合いを感じる、やさしい表情。月日を重ねるほどに、ウイスキーのように深みのある琥珀色に変化します。
■ Anniversary Revival Edition Butterfly Stool & Heron Rocking Chair 特設サイト
https://tendo-mokko.tumblr.com/
(文:制作 PR-B_PR制作部-3 / 更新日:2017.01.12)