枝の美しさを活かした家具
kinoe Livingシリーズ 飛騨産業 発表
飛騨の匠の技を受け継いだ国産家具の老舗メーカー・飛騨産業株式会社は、2016年発表した「kinoe」Dining シリーズに引き続きLiving シリーズを発表しました。
枝に木製家具材料としての新たな価値を創出した「kinoe」 Dining シリーズのダイニングチェアは2016年度グッドデザイン賞を受賞しました。デザインは気鋭の家具デザイナーで造形作家の貝山伊文紀氏。
kinoeは、木の「枝」を用いていた家具です。これまでは、チップ燃料などに利用される他は捨てられていた枝ですが、製材された木材にはない特徴的なライン、幹を凝縮したような木目の美しさなどは、枝ならではの魅力といえます。その魅力に向き合うことで木の美しさを再発見し、素材の個性を深く観察したモノづくりを目指したい、と考えから生まれたファニチャーシリーズです。
| 持続的な国産材の育成を目指す、情緒豊かなファニチャーシリーズ
材料としては無価値と考えられていた枝を、家具に用いるという取り組みによって、持続的な国産材の育成を目指す、情緒豊かなファニチャーシリーズです。
枝は、節の少ない銘木を育てる過程や、山から木を運搬する際に、余分なものとして取り除かれます。家具を製造する木材は、効率的に製材ができて大量生産に向いていることから、木の幹部分が使われることが一般的です。枝の皮を剥ぐため、高圧真空蒸煮釜で蒸して柔らかくさせます。
飛騨産業がこれまで培ってきた曲げ木・圧縮技術のノウハウを用いて、不均一な状の枝を曲げ木加工し、掛け心地の良い背あたりにしています。
| Living シリーズ紹介
※天然の枝を使用しているため、1つとして同じ形のものはありません。
ソファ1P
【商品概要】
サイズ:W77.5×D77.5×H99 SH30.5 AH56
材料:笠木:国産スギ・ヒノキ枝
小凭 /脚:国産ブナ
座板 /肘木:国産クリ
※合皮・本革仕様は承れません。
ソファ 3P
左右で奥行きの異なるラウンド型の座面形状は、女性と男性、子どもと大人といった家族の様々な体格差を受け止めます。
【商品概要】
サイズ:W198.5×D95×H94.5 SH39 AH56
材料:笠木:国産スギ・ヒノキ枝
小凭 /脚:国産ブナ
座板 /肘木:国産クリ
※合皮・本革仕様は承れません。
EK601 スツール
【商品概要】
サイズ:W36.5×D36.5×H42.5
座板:国産クリ
脚:国産ブナ
※サイドテーブルとしてもご使用いただけます。
※踏み台としてはご使用にならないでください。
AVキャビネット
天板左隅の支柱の真上にトレイのように使える彫り込みがあります。財布や鍵を置いたり、観葉植物を置くなど、飾り台としてもご使用いただけます。
サイズ:W160×D41.5×H52.5
材料:天板 /扉:国産クリ
支柱:国産スギ・ヒノキ枝
脚:国産ブナ
Designer 貝山伊文紀
家具デザイナー/造形作家で、木と深く関わる創作・デザイン活動を通して、人・社会と自然の持続可能性を模索しつつ、生活とアートの調和を提案している。
「kinoe」シリーズは飛騨産業株式会社の直営店「HIDA 東京ミッドタウン店」でもご覧になれます。
【店舗概要】
店舗名:HIDA 東京ミッドタウン店
場所:東京都港区赤坂9-7-3 E-0301
東京ミッドタウン ガレリア3階
営業時間:11:00-21:00
オープン日:3月31日(金)11:00~
(文:制作 PR-K_PR制作部-1 / 更新日:2018.02.27)