カール・ハンセン&サン社から
ポール・ケアホルムがデザインした最初の椅子PK1
待望の籐張りバーション 登場
カール・ハンセン&サン社からポール・ケアホルムがデザインした最初の椅子PK1から新しいバリエーションが追加されます。シートにラタンを用いたPK1。籐とスチールが作り出す美しいコントラストが秀逸な椅子です。
様々な素材や技術を極め、数々の名作を発表した家具デザイナー ポール・ケアホルム。なかでも籐には強い関心を示していました。籠細工への興味から発したケアホルムの籐へのこだわり。最初の椅子デザインとなるPK1のオリジナルにもスチールと共に籐張りを用いています。こうしたことからカール・ハンセン&サン社では、PK1に軽快で優雅な籐張りバージョンを追加することにしました。
カール・ハンセン&サン社が、2016年にコレクションに加えた世界的な家具デザイナー ポール・ケアホルム。デニッシュモダンの黄金期を支え、牽引したデンマークを代表するデザイナーの一人です。昨年PK1を発表したカール・ハンセン&サン社。2018年、フラッグハリヤードバージョンに続いてPK1のオリジナルともいえる、籐張りバージョンを発表します。ステンレススチールのフレーム、そして、背と座に施された籐張りバージョン。これによりケアホルムのコレクションがさらに充実することになります。
ディテールにまでシンプルさを追求した、彫刻的なフォルムをもつPK1。籐張りの背と座が、素晴らしいコンフォートを創り出しています。体に密着するような使用感です。尚、今回の復刻に際し、1950年代に比べより大きくなっている現代人に合わせ、オリジナルデザインを損なうことなく若干のサイズ調整を行っています。
「PK1をはじめ、ポール・ケアホルムのデザインはいずれも当社にふさわしい製品ばかりです。妥協のないデザインへのアプローチ、素材とクラフトマンシップへのこだわり。ケアホルムのデザイン手法は、当社の価値観にぴったりです。美しさと機能を、優雅に、そして緻密に融合させる才能を備えたポール・ケアホルムは、まさにカール・ハンセン&サンに相応しいデザイナーの一人です。ケアホルムが最初に発表した椅子PK1を当社のコレクションに加えられたことは、私達にとって、とても光栄なことだと思っています。2018年、デザイナーがこよなく愛したスチールと籐張りを融合させたこのバージョンを発表することになりました。スチールとのコントラストが美しいばかりでなく、籐張りの自然な風合いは、この椅子にぬくもりを与えています。また、籐張りの編み目模様が、緻密で幾何学的な優雅さを創り出しています。」と、カール・ハンセン&サン社のCEO、クヌッド・エリック・ハンセン(Kunud Erik Hansen)は語ります。
スチールと籐張り
様々な素材を追求してきたケアホルム。特にスチールはオーガニックな素材と融合させる形で、幾度となく登用されています。そして、スチールと共に早い時期から好んで使用されているのが籐です。ケアホルムは、単一の素材で構成されたストラクチャーとフォルムが美しい籐製の籠細工やラグに大きな関心を持っていたことで知られています。
異素材を組み合わせ、それらを調和させることに優れた才能を発揮したポール・ケアホルム。軽量のPK1もその一つです。家具に独特の美学を追求したケアホルムは、美しさは素材そのものが創り出すものであり、自ら創り出すものではないと語っています。一目瞭然の簡潔な構造と素材。PK1もこうしたケアホルムのビジョンの下に誕生した椅子です。PK1の新バージョンを構成するのは、ステンレススチールとナチュラルの籐。つる状の幹をもつヤシ科の植物から作られる籐は、長さが160メートルにまで及ぶこともあります。使用前によく乾燥させ、籐材として家具、工芸品に使用されます。籐はまた経年変化が美しい素材の一つです。
カール・ハンセン&サンについて
カール・ハンセン&サンは創業100年を超える歴史のあるデンマーク家具メーカー。ハンスJ.ウェグナーの家具を最も数多く製作するメーカーとして知られています。また、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、モーエンス・コッホ、フリッツ・へニングセン、安藤忠雄、EOOSなど世界的に知られたデザイナーの家具の製作にも着手、すべての製品をデンマーク国内で製作しています。カール・ハンセン&サンのコレクションは、直営店のフラッグシップ・ストアおよび一流ディーラーを通して世界各国で販売されています。
https://www.carlhansen.jp/
(文:制作 PR-K_PR制作部-1 / 更新日:2018.07.26)