ロナン&エルワン・ブルレックによる新作
ストックホルム ファニチャーフェア 2020にて発表
アルテックは、スウェーデン・ストックホルムで2020年2月4日(火)~ 8日(土)まで開催のストックホルムファニチャーフェアにて、ロナン&エルワン・ブルレックによる新作を発表しました。
Art & Technology / アートとテクノロジーの融合
アルテックは、創業時より追求し続ける「アート(芸術)」と「テクノロジー(技術)」の融合を現代に継承する、ロナン&エルワン・ブルレックの2つの新作を、ストックホルム ファニチャーフェア2020にて発表しました。ロープチェアの構成要素を抽出し、異なるシーンに落とし込んだ遊び心溢れるインスタレーションは、スウェーデンを拠点とする建築家 Shideh Shayganが空間構成を担当しました。2015年に「カアリ」コレクションを手掛けたロナン&エルワン・ブルレックは、技術的な専門知識の深さと類まれな芸術性で知られ、2つの新作には彼らの持ち味が余すことなく表現されています。その驚くべきシルエットと研ぎ澄まされた構造は、現代におけるアートとテクノロジーの融合を体現した姿です。
| ロープ チェア
シンプルな線画が三次元に変換され、空間にその姿を現す ―「ロープ チェア」は、まるでゆらぐ影のように芸術的なシルエットをしています。ロナン&エルワン・ブルレックによってデザインされたこの椅子は、正反対の要素を掛け合わせることにより構成されています。最新の技術とクリエイティブな表現、頑丈な構造と柔軟な背もたれ、固く無機質なチューブと有機的なロープ。椅子のフレームに用いられた海や船上で使用するロープは、意外な快適性を実現しています。
腰かける人の体重を支える背もたれにロープを応用することで、人それぞれに合わせた快適性を生み出します。自由に体勢を変えることがきる動性の高い座り方はクリエイティビティを促します。まるで痕跡を刻むかのように、それぞれの人のフォルムを留めるロープチェアは、座る人によってもまたデザインされる、まったく新たな発想から生みだされています。スチール製の本体とアッシュ材成形合板の座面で構成されるロープチェアは、ブラックとライトグレーの2色で展開します。特徴的な背もたれと肘掛けのロープは、ブラックがポリエステル、ナチュラルはフラックス(亜麻)と、色に合う素材を選んでいます。
| トゥプラ 壁付けフック
ロナン&エルワン・ブルレックによる「トゥプラ 壁付けフック」は壁に物を掛けるだけでなく、美しい装飾にもなるアイテムです。「トゥプラ」はフィンランド語で「ダブル」を意味する言葉です。その名の通り、機能性と抒情的な装飾性、そのどちらも兼ね備えています。亜鉛ダイキャスト製のトゥプラ壁付けフックは、シンプルな線画が空間に立体として現れたかのような美しい曲線を描きます。
ロナン&エルワン・ブルレックによる2つの新作は、2020年秋、日本発表と発売を予定しています。
アルテックについて
アルテックは1935年、アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人の若者により「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的に、ヘルシンキで設立されました。今日、アルテックのコレクションは、フィンランドの巨匠たち、そしてグローバルに活躍する建築家やデザイナーによる家具や照明器具、ホームアクセサリーが揃っています。それらは一様に、機能主義に基づき、明快なデザインとシンプルな美しさを追及した製品です。創業者の精神を受け継ぎ、アルテックは今日でもデザイン、アート、建築の交点に立ち、未来への道を切り開き続けています。
https://www.artek.fi/
Artek Japan
www.artek.fi/artektokyo/jp
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(文:VITRA・Artek PR 制作-PR 制作部-3 / 更新日:2020.02.11)