天童木工の周年企画から誕生したプロダクト 熊野亘氏デザインによる『PLYPLY』販売開始

 

 

【天童木工】
天童木工の周年企画から誕生したプロダクト
熊野亘氏デザインによる『PLYPLY』を発売開始

 

 

株式会社天童木工は、周年企画『TENDO JAPANESE MODERN /80PROJECT』から誕生した新作家「PLYPLY」を受注開始しました。


TENDO JAPANESE MODERN /80 PROJECT 特設サイト
https://www.tendo-mokko.co.jp/info/japanesemodern

 

デザインは、プロダクトデザイナーの熊野亘氏によるものです。無駄のないシンプルなデザインは、カフェやワーキングスペースなどどんな空間にも自然と馴染み、広い用途でお使いいただけます。


「PLYPLY」は天童木工の周年企画の中で、成形合板を象徴する椅子として誕生しました。空間に溶け込むシンプルなデザインの中に、多くの成形合板技術が落とし込まれています。背と一体となった滑らかな座面は3次元成形による曲面を持ち、快適な座り心地を実現しています。座面を支え、脚部へと繋がるフレームもまた、成形合板によって作られています。背裏の笠木は手掛けの機能を持ち、触れた際の心地よさを考慮し、あえて無垢材を用いました。また、張座タイプは布地を背面まで張り包み、後ろ姿にユニークな印象を与えています。その名の通り成形合板の魅力を一脚に凝縮し、ベーシックなシルエットながらも、どこか新鮮さを放つ優雅なチェアに仕上がっています。

 

・【レポート】東京ショールームで開催の「天童木工80周年プロジェクト」展 >>>>

 

木部カラーはナラ材の豊かな表情を活かした生地色と、淡い黒色で木目が活きる AB(アッシュブラック)色の2色をご用意。シンプルなデザインがナチュラルな空間だけでなく、モダンで重厚感のある空間など、あらゆる施設に調和します。3次元成形による、立体的な座面は身体にフィットし、板座と張座の両仕様ともに快適な座り心地を実現しています。アームチェアもラインナップし、用途に合わせてお選びいただけます。

熊野亘氏によるコメント
天童木工の成形合板の技術の高さを象徴するような椅子をデザインしよう。という想いから、「PLYPLY」のスケッチは始まりました。象徴=斬新ということではなく、生活に自然に溶け込む、削ぎ落としたシンプルなデザインで、成形合板を多用した椅子。逆に言えば、一見シンプルだが、使い込んでいく日々の中で品質やディテールに気付くデザインということになります。PLYPLYは、横方向に走る背もたれ上部の枠、座面を支える裏面の..本の桟以外は成形合板で作られています。背もたれと座面を一体にしたシェル、背もたれから前脚に繋がるライン、後脚から座面裏側に入り込んでいくライン。一糸乱れぬ成形合板の断面のラインの美しさが座り心地と技術の高さを裏付けています。

 

デザイナー プロフィール


熊野 亘

プロダクトデザイナー。2001年-2008年にフィンランドへ留学、帰国後Jasper Morrison氏に師事。2011年にデザインオフィス” kumano “を設立し、環境、機能性、地域性など、背景のあるデザインをテーマにカリモクや、天童木工などの国内外の家具メーカーとプロジェクトを手掛ける。2021年にスイスのローザンヌ州立美術学校(ECAL)にて教鞭をとり、同年秋より武蔵野美術大学准教授に就任。
https://watarukumano.jp/

 

・【天童木工】オンラインで購入できる成形合板の丈夫で美しい木製のチェア - >>>>

 


Photo:Kohei Yamamoto

 

TENDO JAPANESE MODERN / 80PROJECT
1940年の創立から現在までのものづくりを振り返り、天童木工とジャパニーズモダンについて再考し、あらためて、天童木工が次の時代を見据えるべく、ともに未来を見つめるデザイナー・建築家の3人にプロダクト、インテリア、建築、それぞれの視点からの新作家具を依頼しました。それぞれの新作は天童木工東京支店で開催された周年記念展「TENDO JAPANESE MODERN /80PROJECT EXHIBITION」で発表され、その後も本社のある山形や大阪を巡回。また、代官山蔦屋書店や紀伊国屋書店新宿本店等で企画展が開催されるなど大きな反響がありました。


TENDO JAPANESE MODERN /80 PROJECT 特設サイト
https://www.tendo-mokko.co.jp/info/japanesemodern

 

天童木工
https://www.tendo-mokko.co.jp/

(文:制作 PR-K_PR制作部-5  /  更新日:2023.01.17)

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