建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェンによる
新作 VLA61 モナークチェア
希少なコレクターズアイテムが
カール・ハンセン&サンより遂に初の製品化
2023年10月2日(月)発売スタート
カール・ハンセン&サンは、デンマークが誇る建築家 Vilhelm Lauritzen(ヴィルヘルム・ラウリッツェン 1894~1984)が1944年にデザインし10点のみ製作された「VLA61 モナークチェア(Monarchチェア)」を製品化し、2023年10月2日(月)より発売します。
デンマークを代表する建築家であり、デンマークモダニズムの父とも呼ばれるヴィルヘルム・ラウリッツェンは、ある建築プロジェクトのために、「VLA61モナークチェア」をデザインしました。結局建築は実現しませんでしたが、椅子は10点だけ製作されました。これまで、この希少な椅子は世界中のオークションで高嶺の花とされたコレクターズアイテムでしたが、今回、カール・ハンセン&サンがはじめて製品化し発売することにより、より多くの人々に愛用していただけるようになります。
VLA61モナークチェアは、生涯を通して蝶に強い関心を持ち、研究にいそしんだヴィルヘルム・ラウリッツェンへのオマージュを込め、モナークバタフライ (アゲハチョウ) にちなんで名付けられました。
ゆったりとした座り心地の良い座面、湾曲するアームレスト、オーガニックなティアドロップ形のバーの曲線。そこには、軽快かつ豊かな芸術的表現があります。小さく真鍮を施した脚部や手作業で磨かれた接合部などのディテールには、ラウリッツェンの一貫したデザインの特徴が表れています。
多くのパーツが美しい湾曲を描く本製品は、製造技術に長い歴史と高い経験がある家具メーカーカール・ハンセン&サンにとっても、複雑で時間のかかる作業で、Vilhelm Lauritzen Architects(ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツ)との協業により製品化が実現しました。
熟練の職人による「VLA61モナークチェア」の製作
多くのパーツが二重に湾曲している「VLA61モナークチェア」の生産は、カール・ハンセン&サンのように経験豊富な家具メーカーにとっても、複雑で時間のかかる作業です。どのパーツも手作業で研磨してから組み立て、次に椅子全体、特に接合部周辺を再び手作業で研磨して、ようやく完璧な仕上がりになります。アームレストと後脚の周囲がきっちりと仕上がるよう、バックレストは椅子に取り付けた後に初めて張り加工が施されます。ここにも、カール・ハンセン&サンの張り加工職人の熟練した技が求められます。
ヴィルヘルム・ラウリッツェン のデザイン
ヴィルヘルム・ラウリッツェン設計による建築物は、今日文化遺産として、機能主義に基づく先駆的なアプローチの証となっています。完璧主義を極めたラウリッツェンは、椅子、テーブル、シャンデリアから備品、ドアハンドル、ソケットまで、どの建築プロジェクトにおいてもインテリアまで手掛けた、ディテールの達人でした。今日、彼が手がけた多くのプロジェクトは、当時としては画期的な、形態に機能を従わせた建築の好例として残されています。
【製品情報】
製品名 VLA61 モナークチェア(Monarchチェア)
サイズ (cm) 高さ 87、シート高 45、奥行き 61、幅 69
参考小売価格443,300円~ (税込)
素材 フレーム:FSC®認証オーク (FSC C135991) または FSC®認証マホガニー (FSC C135991)
座面と背もたれ:レザーまたはファブリック
脚部:真鍮
発売日 2023年10月2日(月)
カール・ハンセン&サンについて
カール・ハンセン&サンは創業110年を超える歴史のあるデンマーク家具メーカー。ハンス J. ウェグナーの家具を最も数多く製作するメーカーとして知られています。また、ボーエ・モーエンセン、アルネ・ヤコブセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、モーエンス・コッホ、フリッツ・へニングセン、安藤忠雄、ボーディル・ケア、そして、EOOSといった世界的に知られたデザイナーの家具の製作にも着手、すべての製品をデンマーク国内で製作しています。カール・ハンセン&サンのコレクションは、直営店のフラッグシップ・ストアおよび一流ディーラーを通して世界各国で販売されています。
www.carlhansen.com
(文:制作 PR-B_PR制作部-3 / 更新日:2023.09.05)