CHINA CHAIR
DESIGNED FOR EVERY MEETING
フリッツ・ハンセンからチャイナチェアのアニバーサリーモデル「80 X 80」が登場
80周年を迎えるハンス・J・ウェグナーの功績を称える、80脚の限定モデル
フリッツ・ハンセンは、80年にわたる緻密なクラフツマンシップを称えて、チャイナチェアのアニバーサリーモデルを発売いたします。
アニバーサリーモデルは、オイル仕上げのヨーロピアンチェリーとピュアレザー(アニリンレザー)のシートクッションを組み合わせた数量限定モデルとなります。1944年に発売されて以来、継続して生産されてきたチャイナチェアは、フリッツ・ハンセンのコレクションのなかでも特別な存在です。
あらゆる点においてハンドクラフトの世界観を体現するチャイナチェアには、まるで鏡に映したように左右の木目が対称になるよう、厳選された最高品質のヨーロピアンチェリーウッドを使用。誕生から80周年というアニバーサリーイヤーを記念して、1944年の発売以来、脈々と受け継がれてきた昔のままの方法によって丹精込めてつくられた80脚を発売いたします。ウッドという素材の魅力を現代風に称えるべく、オイル仕上げを採用。木目の美しさを際立たせます。オイル仕上げの慎ましやかな雰囲気をより一層引き立てるのが、自然な風合いが魅力のピュアレザーのシートクッション。美しい経年変化がお楽しみいただけます。
4種類のチャイナチェアをデザインした当時、ウェグナーはまだ駆け出しの家具デザイナーでした。時は第二次世界大戦末期、資材が不足するなか、ウェグナーは手頃な価格の椅子のデザインをフリッツ・ハンセンから依頼されていました。ところがウェグナーは、中国の明朝時代の様式で作られた18世紀の椅子からヒントを得て、後に「チャイナチェア」と呼ばれる椅子を考案しました。
それは低コストでもなければ、簡単に生産できるものでもありませんでした。それにもかかわらず、背もたれと軽やかなフレームがオーガニックな曲線を描くウェグナーの椅子は、「名作椅子」として瞬く間に人気を博し、「スクール・オブ・アーツ・アンド・クラフツ」の春の展覧会でも絶賛されたのでした。
チャイナチェアは、家具職人としての卓越したスキルを駆使してオーガニックな作品をつくるウェグナーが、「デニッシュモダン」の旗手のひとりとなり、やがてその名をデンマークのデザイン史に刻むまでの最初の一歩となりました。チャイナチェアをデザインするにあたり、ウェグナーはこの第1号のほかに3つのモデルを考案しましたが、ほかの3つよりも表情豊かで精緻なディテールが際立つ第1号を気に入っていました。
CHINA CHAIR™ ハンス・J・ウェグナー 1944年
販売展開の詳細
「チャイナチェアは、工業製品の歴史のなかでももっとも洗練された椅子のひとつです。そのような椅子を80年にわたって生産・販売し続けてきたことは、デンマークの家具の歴史においても類を見ないことです」——マリー=ルイーズ・ホストボ、フリッツ・ハンセンのデザイン部門責任者
ハンス・J・ウェグナーがデザインしたチャイナチェアは、フリッツ・ハンセンのコレクションのなかでも特別な存在です。1944年に発売されて以来、継続して生産されてきたこの椅子は、最高峰のクラフツマンシップとディテールへのこだわりを体現しています。80年にわたる緻密なクラフツマンシップを称えて、フリッツ・ハンセンからチャイナチェアのアニバーサリーモデルが発売されます。アニバーサリーモデルは、オイル仕上げのヨーロピアンチェリーとナチュラルカラーのピュアレザー(アニリンレザー)のシートクッションを組み合わせた数量限定モデル。限定生産となる80脚はすべて、デンマークにて職人自らの手でつくられます。
まるで鏡に映したように左右の木目が対称になるよう厳選された最高品質のヨーロピアンチェリーウッドを使って、一脚一脚を丹精込めてつくりました。オイルフィニッシュによって、木目の美しさが際立つ仕上がりに。オイル仕上げの慎ましやかな雰囲気をより一層引き立てるのが、自然な風合いと色味が魅力のピュアレザーのシートクッション。時間の経過とともに、より味わいのある美しい色へと変化します。
「チャイナチェアは、工業製品の歴史のなかで最も洗練された椅子のひとつです。そのような椅子を80年にわたって生産・販売し続けてきたことは、デンマークの家具の歴史においても類を見ないことです」と語るのは、フリッツ・ハンセンのデザイン部門責任者を務めるマリー=ルイーズ・ホストボ。さらにホストボは、「チャイナチェアはとても特別なプロダクトです。デニッシュモダンという特定の時代の幕開けを象徴していますから。デコラティブで彫刻のように美しいチャイナチェアは、ウェグナーの名を世に知らしめたデザイン理念を見事に体現しています」と語を継ぎました。
限定生産となる80脚には、シリアルナンバー入りのプレートが付与されます。
柔らかい手触りが魅力のピュアレザーは、素材の起源を物語る美しいレザーです。傷や虫刺されによる小さな跡、さらにはナチュラルマークと呼ばれる首や肩の太いシワなどは、その動物が生きていたことの証。素材本来の魅力としてお楽しみください。また、ピュアレザーは時間の経過とともに色が濃くなり、ヴィンテージならではの美しい風合いをまといます。こうした経年変化は日光の当たり具合や使用方法によって異なるため、ふたつとして同じ表情は存在しません。
「自分の家を自分好みにしつらえるというトレンドが復活しつつあります。とことんこだわって良いものだけを選ぶという買い方をする若い世代の人々も増えてきました。こうした人たちは、生涯にわたって楽しめる自分だけのコレクションをつくるために良いものを選んでいます。今回発売されるアニバーサリーモデルは、オリジナルに敬意を表すると同時に、現代の私たちにとっても特別な意味を持つ、コレクターズアイテムと呼ぶにふさわしい製品です」とホストボは語ります。
【製品概要】
サイズ:W55cm D55cm H88cm(SH45cm)
材質
フレーム:オイル仕上げチェリー無垢材
座面:ピュアレザー(ナチュラル)
価格:日本円1,388,000(税抜) 2024年
詳細、製造納期は正規販売店でご確認ください
https://www.fritzhansen.com/ja/stores
ハンス・J・ウェグナー 1914年−2007年
家具職人であり、家具デザイナーでもあるハンス・J・ウェグナーは、「デンマーク・モダン」を牽引した最も重要な人物のひとりです。作品に緻密で繊細な技術を注ぎ込むウェグナーは、優れた職人として高く評価されてきました。ウェグナーの家具は、彼自身が尊ぶデンマークのクラフツマンシップの伝統に深く根ざした、良質で堅実なディテールの結合を体現しています。ウェグナーは、世界的な名声を獲得したデンマーク人デザイナーのひとりでもあります。
フリッツ・ハンセンは、ウェグナーの作品である「チャイナチェア」を1944年からつくり続けてきました。ひとつの製品を80年にわたって生産・販売し続けてきたことは、デンマークの家具の歴史においても類を見ないことです。
フリッツ・ハンセン
https://www.fritzhansen.com/ja/
(文:制作 PR-B_PR制作部-3 / 更新日:2024.05.08)