【取材・レポート】アルテックの日本初となる直営店Artek Tokyo Store 表参道にオープン

 

アルテックの日本初となる直営店
Artek Tokyo Store
東京 表参道にオープン

 

 

 2019年4月27日、アルテックの日本初となる直営店Artek Tokyo Store (アルテック 東京ストア)が表参道にオープンしました。

Artek Tokyo Storeは、1935年にフィンランドで創業した、北欧モダンを代表するインテリアブランドであるアルテックの日本初直営店です。約200㎡の店内には、アルヴァ・アアルト等フィンランドデザインの巨匠達による家具、照明、テキスタイルから、現代グローバルに活躍するデザイナーの最新作まで、アルテックのコレクションが一同に会します。

ここでは店舗のデザインや限定販売される商品を中心に店内をご紹介します。

【関連記事】
・2019年春 アルテック 日本初直営店表参道にオープン!

 

 


入り口正面から見た店内(1階)

 

注目アイテム - FIN/JPN フレンドシップ コレクション

店内は1階、地下1階と2フロアに分かれています。1階は主にアイテックオリジナルテキスタイルのアイテムを中心に展示。また、オープンの注目アイテムとして、フィンランドと日本の外交関係樹立100周年を祝う特別コレクション「FIN/JPN フレンドシップ コレクション」が目を引きます。
 


正面入り口に脇に展示された「スツール 60 藍染」


「スツール 60 藍染」は日本の伝統的な技術藍染でフィンランド産バーチ材を染めた日本限定・数量限定100脚のスツールです。


 

注目アイテム - 開店記念特別モデル「ドムス チェア オンネア 」

Artek Tokyo Storeのオープンを祝う、開店記念特別モデル「ドムス チェア オンネア」を50脚限定で発売します。オンネア(onnea)とはフィンランド語で「おめでとう」を意味するお祝いの言葉です。オーク材の自然の風合いを引き立てる仕上げを施し、背もたれと座面には、スウェーデンのタンショー(Tärnsjö)レザーの中からあえて木目に馴染むワイルド ネイチャーというナチュラルレザーを選びました。組み合わせを選んだのは、フィンランドの学び舎で実際にドムスチェアに親しみ、現在は日本でデザイナーとして活躍する熊野亘。彼は、2017年に21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて開催されたフィンランド独立100周年ポップアップ FIN/100 で空間構成を担当、日本におけるアルテックの親しき友人「Artek & Friends 」でもあります。ドムスチェアオンネアは、日本の地に降り立つArtek Tokyo Storeとともに暮らしの中で年を重ねながら変化し、豊かな味わいを増していきます。

Artek & Friends とは
アルテックと価値観を共有する親しき友人たちとともに作り上げるプロジェクトをArtek & Friendsと呼びます。Artek Tokyo Storeオープンのための開店記念特別モデル「ドムス チェア オンネア」の開発においては、Artek & Friendsの熊野亘がドムスチェアと革の組み合わせを選びました。Artek Tokyo Storeでは、これからもさまざまな形でArtek & Friendsの取り組みを続けていきます。

 

 

また、インテリア空間を美しく彩るファブリックは、人々の日常生活をより良いものにしていくための重要な要素として、アルテックが創業した1935年当時から会社の軸となる主要なアイテムの一つです。
 


テキスタイル「キルシカンクッカ」も生地ロールで販売

1933年頃、アイノ・アアルトは、当時、駐フィンランド公使館一等書記官であった市河彦太郎、かよ子夫妻より贈られた桜の花の絹のスカーフから、「キルシカンクッカ(Kirsikankukka)」をデザインしました。キルシカンクッカはフィンランド語で「桜の花」を意味します。アルテックは、80年以上の時を越え、アイノ・アアルトによるテキスタイルデザインを復刻します。ファブリックは、日本の伝統的な着物を摺る京都の工場で生産されます。ファブリックと日本限定の風呂敷なども発売。

 




アルテック定番アイテムであるフィンランド産バーチ材「スツール 60 」

【関連記事】
・日本とフィンランドは外交関係樹立100周年を迎え、まるでソウルメイトのように価値観を共有する両国のための「FIN / JPN フレンドシップ コレクション」を発表。

 

 


コム デ ギャルソンとアルテックのコラボレーションによる財布やカードケースのファッションアイテムも!

ヴィトラの日用品、文房具などのデザインアイテムも販売



レジまわりはレンガ色の塗り壁と木質を生かしたカウンター

Artek Tokyo Store1階は、特別商品、アルテックと価値観を共有するブランドや製品が並べてあり、現代の暮らしにおける本当の豊かさを発見することができる楽しいショップとして何度も訪れたくなる場所です。

 


 

「湖のほとりを歩き、家路につく

日本初の直営店、Artek Tokyo Storeの設計は、日本の設計事務所DAIKEI MILLSが担当しました。

http://daikeimills.com/


「湖のほとりを歩き、家路につく」のイメージ画

 


地下に繋がる弧を描く吹き抜けの階段スペース

 

 

| 地下1階
地下は、北欧の家を感じさせるモダンで落ち着きのある温かい雰囲気のデザインです。


波型のルーバーが美しい天井
 


地下1階のドライエリアのガーデンアイテム
 


階段を降りる正面は天井まで展示された名作椅子

Artek Tokyo Storeでは今後、今年4月9日から開催のミラノデザインウィーク2019にて世界に向けて発表した、日本のデザイナーとのコラボレーションによる家具や書籍、テキスタイルなど「FIN / JPN フレンドシップ コレクション」を全7種のコレクションを順次発売します。

 

【関連記事】
・ミラノデザインウィーク2019速報!! アルテック「FIN/JPN フレンドシップ コレクション」発表

 

日本の伝統的な家屋でも、現代的な都市型マンションの室内でも心地よくフィットするアルテックの家具は、1960年代にはすでに日本で発売されていました。それから50年あまり直営店がなかったのが不思議なくらい、日本の住空間と暮らしや文化に溶け込んでいる製品です。アルテックの『日々の暮らしをより良くより美しく』という想いとともに、シンプルで現代的でありながらも自然の匂いがするデザインが、日本人の感性に触れたのが長年愛され続けた秘訣でしょうか。これからここで、どのような製品が発信されるのか楽しみなArtek Tokyo Storeです。

 

 

アルテックについて
アルテックは1935年、アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人の若者により「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的に、ヘルシンキで設立されました。今日、アルテックのコレクションは、フィンランドの巨匠たち、そしてグローバルに活躍する建築家やデザイナーによる家具や照明器具、ホームアクセサリーが揃っています。それらは一様に、機能主義に基づき、明快なデザインとシンプルな美しさを追及した製品です。創業者の精神を受け継ぎ、アルテックは今日でもデザイン、アート、建築の交点に立ち、未来への道を切り開き続けています。



アルテック製品の詳細は https://www.artek.fi/

 

 

【店舗概要】
名称 : Artek Tokyo Store
所在地 : 東京都渋谷区神宮前5 - 9 - 20,1F・B1F  ⇒ map
交通 : 東京メトロ千代田線「表参道駅」徒歩5分
営業時間 : 11:00 - 20:00
定休日 : 火曜日

Photo by Petri Artturi Asikainen​​

 

アルテックHP

https://www.artek.fi/

 

 

 

 

 

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(文:制作_インテリア情報サイト編集部-2  /  更新日:2019.05.09)

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