【デザイナーからのニュースレター】
セーヴルの陶器製 ローテーブル「hasu」
nendoがデザイン
フランスの高級陶磁器ブランド、セーヴルの陶器製のローテーブル「hasu」をデザインオフィスnendoが手掛けました。
275年以上の歴史を持ち、フランス王室とも関わりの深いセーヴル。豊かな彩色を駆使したロココ様式の絵画表現による装飾が最大の特徴で、クラシカルな陶磁器メーカーの代表ともいえるセーヴルからモダンかつユニークな、陶磁器が誕生しました。
| 四角いテーブルが小さな円形テーブル群へと離散
ローテーブル「hasu」は、職人の手による精巧な装飾表現がセーブル焼きの特徴であることから、ひとつの四角いテーブルが徐々に小さな円形テーブル群へと離散していき、さらにそれらが「蓮の葉」へと変質するようなローテーブルです。
小さなテーブルの配置を変えることによってこの「流れ」の速度や向きに変化をつけることもできます。
平滑な人工物からテクスチャー豊かな自然物へのグラデーション状の変化によって、水の「浮遊感」と「流れ」を表すことを考えたデザインです。
写真:吉田明広
http://www.nendo.jp/jp/works/hasu/
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(文:制作_インテリア情報サイト編集部_2 / 更新日:2018.09.18)