ハーマンミラージャパン株式会社
イームズファイバーグラスシェルチェア
ヴィンテージカラー2色を復刻
米国に本社を置く家具メーカー、ハーマンミラージャパン株式会社は、イームズファイバーグラスシェルチェアの2色のヴィンテージカラーを復刻しました。受注は2019年7月20日(土)からスタート。
1950年に発表されたイームズシェルチェアは、チャールズ&レイ・イームズのたゆまない新しい技術や素材の研究とハーマンミラーのエンジニアリングの専門性によって、世界で初めて大量生産可能なプラスチック製のチェアとして生まれました。イームズ夫妻の願い「最高のものを、より多くの人に、最も安い価格で」を体現したこの代表作は、シェルの素材やアームの有無、ベースやカラーに多彩な選択肢があり、あらゆる人が様々なシーンで使用できるチェアです。
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発表当初のファイバーグラス製のシェルは、環境への配慮から一旦製造中止となり、ポリプロピレン製になりましたが、ハーマンミラーは、有害物質を放出しない最新のファイバーグラスの製造技術により、リサイクルが可能でかつオリジナルと同様に美しい表面をもつイームズファイバーグラスシェルチェアを世に送り出すことができるようになりました。
今回復刻する2つのシェルカラーは、テラコッタとダークシーフォームで、どのような環境にも溶け込むニュートラルなカラーです。これにより、従来の9色(パーチメント、エレファントハイドグレー、ウルトラマリンブルー、レッドオレンジ、レモンイエロー、グリーン、ネイビーブルー、ブラック、シールブラウン)を含めて11色からイームズファイバーグラスシェルチェアをお選びいただけます。
価格(税抜)は、他のカラーと同じで、サイドチェアのワイヤーベースで、74,000円~。
ダークシーフォーム、サイドチェアのダウェルベース(ホワイトアッシュ)
テラコッタ、アームチェア、ワイヤーベース(ブラック) 90,000円(税別)
ダークシーフォーム、アームチェア、ダウェルベース(ウォールナット) 110,000円(税別)
チャールズ&レイ・イームズとハーマンミラー
チャールズ・イームズは、ワシントン大学で2年間建築の勉強をした後、1930年にセントルイスで建築業務を始めました。6年後に、イームズはミシガンのクランブルック芸術アカデミーで教鞭をとります。その後、クランブルックで知り合ったレイ・カイザーと結婚し、カリフォルニアに転居してから、チャールズとレイは、成型合板をかたどる実際的な方法の研究を始めました。
1942年、この実験を繰り返しながら、アメリカ海軍からの依頼で、そえ木、担架、グライダーシェルなど、プライウッドを使って開発し、第二次世界大戦後には、低価格ながら高品質で大量生産可能な椅子を作り出しました。余分な連結部品を省き、製品自体の重さを軽くしたこの技術は現代家具デザインの基礎となりました。その後、ハーマンミラー社とのコラボレーションにより、多くの名作家具を生み出したほか、ショールームのデザイン、カタログ・広告等のグラフィックデザインも手がけました。
*ハーマンミラーは、ヨーロッパと中東を除くすべてのマーケットに向けて、チャールズ&レイ・イームズとジョージ・ネルソンがデザインした家具の製造を唯一認められているメーカーです。ヨーロッパと中東地域でのイームズとネルソンの家具については、ヴィトラ社にお問い合わせください。
ハーマンミラー社について
ハーマンミラーは、家具と、関連するテクノロジーとサービスを提供するグローバル企業です。本社は米国のウェストミシガンにあり、100年以上にわたり、人びとが働く、暮らす、学ぶ、いやす、いかなる場所においても、人びとのために問題を解決する革新的なデザインを世に送り出しています。ハーマンミラーのデザインは、世界中の美術館のコレクションに選ばれていて、スミソニアン・クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館より全米デザイン賞を受賞しています。また、企業の社会的責任においてリーダーシップを持つ企業として知られ、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスに過去12年間選出され、米国の人権擁護団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)財団が毎年発表する企業内での公平な扱いへの取り組み評価指数でも過去9年にわたり、最高点を獲得しています。2017年度の収益は22.8億米ドルで、世界中で8,000名近くの社員が働いています。シンボル名MLHRで、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットに上場しています。
(文:制作 PR-W_PR制作部-5 / 更新日:2019.07.18)