nendoがデザインした
ラグビーをモチーフにしたスクラム型水引
デザインオフィス nendo から新しいプロダクトデザインの情報が届きましたのでご紹介します。
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ラグビーをモチーフに、スクラム型水引をデザインしました。
世界的ラグビーイベントの盛り上がりに感化され、2015年から「Connect Rugby to Business」というプロジェクトを進める日本経済新聞社とのコラボで、記念ギフト(限定150個)をデザインしました。
ラグビーという競技がもつ協調性や自己犠牲精神といった価値観と、日本ならではのおもてなしの心を表現したいと考えた結果、「スクラムを組んだ水引」をデザインすることに。
室町時代に起源があるとされる水引は、祝儀などの際に用いられる飾り紐で「人と人を結びつける」という意味合いや、その複雑な結び方による解きにくさから「末永いお付き合い」を意味する、非常に縁起の良い装飾品とされています。この水引をワールドカップ出場国のユニフォームの配色にし、前列から「3-4-1」という3列の陣形で組み合わさっているスクラムと同じ配置にしました。
製作は、約100年前に加賀水引を創始した津田水引折型の五代目 津田六佑氏が手掛けました。
京友禅の老舗による風呂敷を解くと、輪島漆器の木地職人が手がけたヒノキアスナロ製の弁当箱が現れ、中には大洲和紙に包まれた水引のブローチが2つ置かれています。
ひとつは開催国である「日本」とその次のW杯を開催する「フランス」がスクラムを組んでいるもの。そして、もうひとつはフォーラムの四日後に控えた決勝戦の組み合わせとなっています。風呂敷と手漉き和紙にはいずれも金彩を使ったオリジナルの柄があしらわれており、スクラム以外にもモール、ラック、ラインアウトといったラグビーのシーンを表現。
水引は事前に全出場国20チーム分が全て製作され、準決勝が終わり次第組み立てが行われるという、職人の方々には普段とは異なるスピード感が要求される難易度の高い作業工程となりました。
Collaborator : tku
Photographer : Akihiro Yoshida
11月中旬より、下記サイトにて販売開始予定です。
日本経済新聞社 / 未来ショッピング公式ストア
https://shopping.nikkei.co.jp/pages/about
三越伊勢丹 / オンラインストア
https://mitsukoshi.mistore.jp/onlinestore/living_art/
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問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術
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どこにでもある普通の「コップ」を主人公にした絵本。自身に注がれたカフェラテを混ぜるためのスプーンがないことに気づいたコップが、自らの形状を次々と変化させながら問題を解決しようとする物語。デザインとは単に造形することだけではなく、日常におけるちょっとした不便を発見し、それに対する解決策としてのカタチを生み出すことであるという、デザインやその本質をできるだけわかりやすい形で表現。一個のコップに対して、「これはふつうのコップだな」と決めつけるのではなく、「コップってよく見たら面白いな」「どうやったらもっと面白いコップになるのかな?」というものの見方をすることで、日常の中に新たな豊かさを感じてもらいたいと考えた。
http://www.nendo.jp/jp/works/not_just_a_cup/
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(文:制作_インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2019.11.07)