シン・ニホン
AI×データ時代における日本の再生と人材育成
ヤフーCSOであり、慶応義塾大学環境情報学部教授の安宅和人(あたかかずと)氏著作「シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成」を紹介します。
本書は10年前に発売された安宅和人氏の名著『イシューからはじめよ』の続編であり、新たな時代に向けての日本社会への提言書です。書籍名は「シン・ニホン」。これだけでは何のことかわかりませんが、映画「シン・ゴジラ」から着想を得た「シン・ニホン」と名づけた講演が話題を呼んだので、それを本のネーミングにしました。
内容は、AIとデータがもたらす社会の変貌と日本の現状を訴え、これからの残すべき未来を提示するという流れです。政府系の委員会や講演会を数多くこなす情報通信系の学者の本ということで、難しいと感じるかもしれませんが、AIというテクノロジーの必要性を説いたいうより、経済、教育、財政、あるいは地方再生や環境問題まで無数のバージョンが1冊にまとまっていて、ものづくりの担い手はもちろんのことデザインに携る人にも共感できる内容です。また、漫画やアニメ好きなところが随所にでてきますので著者の人柄を身近に感じられることも魅力です。
そしてこれからの未来はデジタルだけでもダメで、デジタル×アナログがうまくからみあう風の谷プロジェクトで閉められているのも興味深いエピローグです。
日本の未来は、社会が「若い人を信じ、託し、応援する」ことができるか否かにかかっています。もうこれ以上いくら待っていても、この国に明るい未来は来ないのだから、自分たちの手でもう一度明るい未来を作っていこうよという呼びかけでいる新書です。
AI×データの発展により、時代は多面的に「確変モード」に突入した。
目まぐるしく動く社会の中、本書は以下の問いをひとつなぎにして答える。
・現在の世の中の変化をどう見たらいいのか
・日本の現状をどう考えるべきか
・企業はどうしたらいいのか
・すでに大人の人はこれからどうサバイバルしていけばいいのか
・この変化の時代、子どもにはどんな経験を与え、育てればいいのか
・若者は、このAIネイティブ時代をどう捉え、生きのびていけばいいのか
・国としてのAI戦略、知財戦略はどうあるべきか?
・AI時代の人材育成は何が課題で、どう考えたらいいのか
・日本の大学など高等教育機関、研究機関の現状をどう考えたらいいのか
目次
1章 データ×AIが人類を再び解き放つ -- 時代の全体観と変化の本質
2章 「第二の黒船」にどう挑むか -- 日本の現状と勝ち筋
3章 求められる人材とスキル
4章 「未来を創る人」をどう育てるか
5章 未来に賭けられる国に -- リソース配分を変える
6章 残すに値する未来
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(文:制作 クリエイティブ事業部_PR / 広告-1 / 更新日:2020.05.07)