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ホームファニシングを見直して豊かな生活を
ホームファニシング類はインテリアの中でも割合手軽に変更することができる上にイメージを大きく変えることができます。このシリーズでは、ホームファニシングを見直すためのポイントについて考えていきます。さらに楽しく、豊かな生活を送るきっかけになれば幸いです。
Vol.1 ベッド周り関連品①
今回から3回にわたりベッド周りの関連品について考えていきます。初回はベッドとマットレスについての知識についておさえてみたいと思います。
●マットレスのサイズについて
JIS規格はありますが、実際のところメーカー毎に寸法が違います。幅と長さの目安は下記の通りになります。
・シングル 約1000㎜×約1950㎜
・セミダブル 約1200㎜×約1950㎜
・ダブル 約1400㎜×約1950㎜
・クイーン 約1600㎜×約1950㎜ (2分割マットレスの場合約800㎜×2)
・キング 約1800㎜×約1950㎜ (2分割マットレスの場合約900㎜×2)
大きなサイズの場合、1枚もののマットレスを選ぶと継ぎ目がないので例えば夫婦とお子様で寝る際などに便利です。難点は搬入できないケースがあることと、大きい上に重量があるため手入れに苦労します。2分割マットレスであれば搬入や手入れはし易くなりますが、継ぎ目ができるので2人以上で寝る際は不便です。寝る際の幅は最低でも70cmは必要と言われています。シングル、セミダブルは1人用と考え、2人で寝る場合はダブルサイズ以上のものを選択することをお勧めします。
●マットレスの種類について
代表的な仕様を紹介します。
・ボンネルコイルスプリング
螺旋状に巻いたコイルスプリングを連結したもので、マットレス面全体で重さを吸収する仕様です。
適度に柔らかさがあります。
・ハイカウント(高密度)スプリング
ボンネルよりも細かいスプリングで構成されたマットレスです。
・ポケットコイルスプリング
独立した1つ1つのコイルで構成されたもので、重さを点で吸収し横に振動を伝えにくい仕様です。
ポケットコイルスプリングマットレスの例 / DREAM BED
http://dreambed.jp/products/mattress/
・ウレタン系(ラテックス、低反発など)
寝心地は非常に良いかと思います。但し、高温多湿な日本の気候とで北側に寝室が多い条件下ではウレタンがカビなどにより経年変化しやすいので注意が必要です。
●ベッドのスタイル
ベッドは本体フレームとマットレスが組み合わされて初めて完結します。
本体ベースにマットレスという形が一般的ですが、スラットベース仕様(すのこ状の板をベース枠にはめ込んだもので、カーソルで調整した後にマットレスをのせます。ヨーロッパ製のものに多くあります。)のベッドや、ダブルクッション仕様(マットレスが二枚重なった形のベッドで、下側のマットレスがスラットベースと同じような調整の役割をします。アメリカ製のベッドに多くあります。)のベッドなど、寝心地や快適性を追求した様々な仕様のベッドがあります。
ベッド本体の寸法はマットレスより大きくなりますが、フレームのデザインによってマットレス寸法との差がほとんどないものから、マットレスに対してフレームが大きく取られているものまであります。
ヘッドボードやサイドテーブルなどの有無によっても違いますし、本体下部に引出し収納がある場合は出し入れするスペースを空けておく必要があります。
このため例えばマットレスサイズだけを見てダブルベッドの購入を希望したとしても、ベッド本体が大きいため設置できないこともありますので、マットレスと本体両方のサイズを把握した上で検討することが大切です。
写真左) ベッド下部収納が引出しでなくはね上げ式のタイプ、設置スペースを最小限に抑えることが可能
写真右) わずかなヘッドの厚みにリモコンや雑誌置きスペースやLED照明など必要な機能がコンパクトにまとまっている例
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またマットレスの高さは200㎜前後が一般的ですが組み合わせるフレームの高さによって総高さが大きく変わるため、寝る時の高さを考える際は本体とマットレス両方の高さを合わせて考える必要があります。
マットレスと本体の寸法が先に記載した通りメーカーによって違うことと、組み合わせで効果を得られるものもあるため、各々に別のメーカーで選び組み合わせる場合は念入りに確認する必要があります。
身体を支えるものでかつ毎日使うものですので、寝心地を試した上で選択されることをお勧めします。
次回はベッドリネンや寝具について考えてみたいと思います。
(文:制作 PR-T_PR制作部-4 / 更新日:2013.02.06)