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ホームファニシングを見直して豊かな生活を
ホームファニシング類は、インテリアの中でも割合手軽に変更することができる上に、イメージを大きく変えることができます。このシリーズでは、ホームファニシングを見直すためのポイントについて考えていき、さらに楽しく、豊かな生活を送るきっかけを提案します。
Vol.5 テーブルウェア
今回からはテーブルウェアについて考えていきます。テーブルウェアと聞くとついフォーマルなテーブルウェアを想像しがちですが、ここでは日常の生活におけるテーブルウェアという切り口でみていきたいと思います。
みなさんのお宅ではテーブルウェアをどの位お持ちですか?そして実際にはどの位使っていますか?
食器棚に多くの食器類をお持ちでいながら実際はごく一部のものしか使っていないのよ、とおっしゃる方もいます。逆に最低限のテーブルウェアしかもっていないのでワンパターンになり易い、もしくはたくさんあっても使いきれないのであえて厳選したものしか持たないようにしているという方もいらっしゃることでしょう。
たくさんお持ちで使いきれていない場合は、既存の物をどのように活かしていくか、少ない場合は今後足し揃えていく際にどのようなことに着目しながら選ぶとよいかを考えるヒントになればと思います。
●白系の食器
白無地の食器はサイズ違いでそろえておくと便利とよく言われます。食器は食事を盛り付けるものですので、色や柄のある食器を使う場合は注意を払う必要があります。そういった意味で白は食べ物の邪魔をせず、食卓を明るくしおいしくみせる色として最適です。一般的に好まれる色のため、あらゆる店で比較的安価でも手に入り易いという利点があります。白以外でも食器を揃える時には共通して言えることですが、よく使われる食器のサイズは次のようになります。
異なるサイズの食器/ Noritake(シェールブラン) http://www.noritake.co.jp/tableware/index.html
・大皿(25㎝前後) メイン料理の盛付もしくは朝昼食のワンプレートとして使用
・中皿(20㎝前後) パン、ライス、サラダ、デザートなど幅広く使用
・小皿(15㎝前後) 中皿程の大きさが必要ない場合もしくは取り皿として使用
・深皿(15~20㎝位) スープもしくはドレッシングやソースのあるサラダ、パスタ、デザート等に使用
他にカップアンドソーサー、マグカップなどが必要になります。飽きのこない色とは言え、それだけでは物足りなくなることもあるでしょう。
しかし、色や柄の皿も白同様にサイズや種類違いで人数分揃えていくのは、費用も収納場所もかかります。
まずはオーソドックスな色でサイズ違いや枚数を揃え、その上でアクセントとして好みの柄の大皿を選んだり、多少枚数が必要になるような皿(取り皿として使える小皿など)に色物を加えたりしていくのが良いかと思います。
大皿に深皿を加えたワンプレートと中皿、カップの使用例 / NARUMI
http://www.narumi.co.jp/
またオーソドックスなもの以外の食器を増やさなくてもテーブルコーディネートは可能です。例えば食材、花やグリーン、果実、キャンドル、布、ペーパーなどに色や柄を加えることで、食器は白だけでも立派なコーディネートが完成します。
このあたりは次回詳しくお話したいと思います。
●色、柄系の食器
色、柄のついた食器は選びきれないほどたくさんあります。もちろんその中から気に入ったものが見つかれば一番良いのですが、違った観点から選ぶことも可能です。
それは作る料理に合わせて食器を選ぶという方法です。
一般的には暖色系の方が食事をおいしそうにみせ、食欲を増進させると言われています。ですから迷った時は暖色系の食器を選ぶと良いでしょう。
また色相環でいう補色の関係は一般的にお互いの色を引き立たせる役割を持つと言います。
もしトマトパスタをよく作るようであれば青や緑系をベースにした、もしくは柄の入ったお皿を用意する、といった具合で選ぶことができます。
和食が多いようでしたら煮物などと同系色の淡茶系の食器や、料理を引き立たせる黒系の食器を用意するのも良いかも知れません。
●その他の素材
ガラス素材も欠かせないアイテムです。
ガラスはカットや厚みなど楽しむポイントがたくさんあります。でもつい揃えすぎると収納しにくい形も多いので注意を要します。
最低限揃えるのであれば、冷たい飲み物用のグラスとデザートや冷たい食べ物用の深皿はあると便利です。高さのないワイングラスなどがあれば、これらを代用することもできます。
またカゴのような異素材のものが少しでも入ると、揚げ物、麺類、殻付の豆類(枝豆、そら豆等)がより引き立ちます。
●カトラリー
カトラリーに関しても少しお話しておこうと思います。
例えば同じスプーンでも製品によって大きな差があります。深いか浅いか、丸いか楕円形に近い形か、先が細いか丸いかなどで口にした感じが変わります。些細なことのようですが、日々食事をする上で好みにあったカトラリーを使うことはおいしく食事を頂くことにつながります。
用途毎に揃えられればベストですが、家庭では使いこなせない場合もあるでしょう。ですから、使う頻度の高そうなものを厳選すれば十分です。その場合はできれば見た目だけで選ぶのではなく、試しに数本購入して自分の好みににあうものを見つけた上で、ある程度の本数を購入するのが良いと思います。
次回は食器類以外のテーブルウェアについて考えていきます。
(画像提供:五十音順)
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(文:制作 PR-T_PR制作部-4 / 更新日:2013.07.23)