パリに暮らす不器用な男女の出会いを描くフレンチ・ラブストーリー!「パリのどこかであなたと」公開

 

 


こんな時代だからこそ、人の温もりを感じたい。
SNSでは埋められない孤独や不安。
本当の愛を知らないすべての大人たちへ―
パリに暮らす不器用な男女の出会いを描くフレンチ・ラブストーリー!
「パリのどこかであなたと」 公開

 

 

 


『スパニッシュ・アパートメント』(01)、『ロシアン・ドールズ』(05)、『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』(13)からなる〝青春三部作″や、『おかえり、ブルゴーニュへ』(17)など、都会や田舎を舞台に、ごくありふれた人々とその日常を映し出してきた映画監督セドリック・クラピッシュ。現代フランス映画界を代表する人気監督の彼が、パリを舞台に不器用に生きる2人の男女の成長と出会いを描いた映画「パリのどこかであなたと」が公開中。

 

「パリのどこかであなたと」

https://someone-somewhere.jp/



本作は、SNSでは埋められない孤独や、仕事に対する不安を抱える男女が、葛藤しながらも過去を受け入れ前進する姿を描いた物語。“都会に暮らす大人”たちが抱える悩みや寂しさを、30歳という人生の節目の年齢を迎えた男女を通して丁寧に映し出しています。

 

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がんの免疫治療の研究者として働く傍ら、プライベートではマッチングアプリで一夜限りの恋を繰り返すも、ありのままの自分をさらけ出すことができずに悩むメラニーを、フランスの映画・テレビ・演劇界で活躍するアナ・ジラルドが演じ、過去の心の傷と向き合う一人の女性を繊細に表現。また、倉庫で働くおとなしい性格のレミーを演じるのは、第72回カンヌ国際映画祭で将来の活躍が期待される若手俳優に贈られるショパール・トロフィーを受賞し、フランスでいま人気急上昇中のフランソワ・シヴィル。仕事に悩みやストレスを抱えながらも前向きに生きようともがくひたむきな男性を演じています。
 

クラピッシュ監督の『おかえり、ブルゴーニュへ』(2017)で姉弟役を演じて2度目の共演となる2人。本作では、隣り合うアパートメントで暮らしながらも、お互いのことを知らないが同じように悩みを抱える男女という、現代の“都会”を象徴するような若者の姿を体現してみせています。都会の喧騒の中で孤独や不安を抱えながら生きる大人たちへ。コロナ禍で人との距離を感じてしまうこんな時代だからこそ、“運命の出会い”や“心安らぐ本当の愛”とは一体何なのかを見つめ直すキッカケを与えてくれるに違いない映画です。

 

予告編(90秒)

 

《ストーリー》

パリの隣り合うアパートメントでひとり暮らしをしている30歳のメラニーとレミー。がんの免疫治療の研究者として働くメラニーは、元恋人との恋愛を引きずりながらも仕事に追われる日々を過ごしていた。一方、倉庫で働くレミーは、同僚が解雇されるも自分だけ昇進することへの罪悪感とストレスを抱えていた。その影響から、メラニーはいくら寝ても寝足りない過眠症に、レミーは眠れない不眠症に苦しむ日々が続き、2人はそれぞれセラピーに通い始める。

そんな中、友人からマッチングアプリを勧められたメラニーは、出会った男性たちと一夜限りの関係を繰り返していたが、過去の失恋で空いた心の穴を埋められずに思い悩む。かたや、元同僚への罪悪感を抱えながら孤独な日々を送るレミーは、職場で出会った女性とデートをするも、うまく距離を縮めることができない。

都会の喧騒の中で、同じ電車に乗り、同じ店で買い物をして、同じように孤独を埋められない2人は、道ですれ違うことはあっても知り合うことはない。世界で最も美しい街・パリに住む2人の人生が交わることはあるのか? そして、その出会いは2人の人生を変えるものとなるのか?

 

スタッフ・キャスト
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アナ・ジラルド
(メラニー)
1988年8月1日、フランス・パリ出身。名優 イポリット・ジラルドと女優イザベ ル・オテロを両親 に持ち、映画・テレビ・舞台などで幅広 く活躍 。2010年、カンヌ国際映画 祭で公式上映された『消えたシモン・ヴェルネール』での演技が高く 評価 され 注目される。以降 、フランス映画の新星として 注目を集め、『最後のマイ ウェ イ』(12)に出 演。映画界でキャリアを積む一 方、 演劇 界にも進出。2014年、シェイクスピア原作フランス語版「 ロミオとジュリエット 」のジュリエット 役を演じる。セドリック・クラピッシュ監督の『おかえり。ブルゴーニュへ』(17)ではジュリエット役で出演し、弟・ジェレミー役のフランソワ・シヴィルと共演。
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《みんなのレビュー》
フランス 恋愛映画の新たな傑作でありながら、コロナ以降の世界においては、懐かしく儚く感じる。私たちはもう、こんな映画を観ることも、作ることも出来ないのではないか。大根 仁(映画監督)

都会には人が溢れてるのに、どうしてこんなにも孤独で、不安で、寂しいんだろう。SNSで人と簡単に繋がれても、本当の意味で通じ合える人はほんの一握り。多くの共通点を持ち日々すれ違いながらもなかなか出会わない二人にやきもき。でも、勇気を持って一歩踏み出せば思いがけなく幸運な出会いが待っている。この街のどこかに、私にとってのその人が働いている、そう思うと少し心が温かくなった。宇垣美里(フリーアナウンサー)

とても良かったです。パリに生きる、寂しさを抱えた2人の男女、それぞれの生活。とても個人的で、大げさな話ではまったくないのに、なんでこんなに胸を打つのか。現代を生きるということは、孤独と向き合うことにほかならない。その、苦しくて逃げられない難しい命題を、この作品は、ユーモラスで、新しく、誰しも共感できる物語として見せてくれる。これは素晴らしいロマンティック・コメディだと思います。しかも、その相手は、他ならぬ「自分自身」です。佐久間宣行(テレビ東京制作局プロデューサー)

メランコリックでブルー、内省的な二人はなかなか出会えない。でも人と人とを結びつけるのはインターネットでも、奇跡でもない。二人が出会うまでの道筋には人生の喜びや悲しみ、成長がある。クラピッシュらしいロマンスの祝福であり、人生讃歌でもある。山崎まどか(コラムニスト)

猫の温もりは絶大の癒し。心の温度が同じくらいの人が心地良いetc。セドリック・クラピッシュ監督の恋愛セラピーは、次への恋に必ず進めるウィットに富んだユニークな心理学。運命の赤い糸を手繰り寄せるのは自分の弱さをどれだけ知っているかなのかもしれない。伊藤さとり(映画パーソナリティ)

パリの片隅で生きる平凡な男女の、小さな物語が、こんなにも心を暖かいもので満たしてくれるとは。人との繋がりがかつてないほど愛おしく感じられる、このコロナ禍の時代に、なおさら胸に響く映画だ。自分を愛せない人、本当の自分を見せるのが怖い人、どこにいても孤独を感じてしまう人、そんなすべての“はぐれ者たち”を、優しく癒してくれる。佐藤久理子(文化ジャーナリスト)

自分が自分でいるために。自信を取り戻すために。静かに寄り添ってくれるセラピーみたいな映画。人は出会うべきタイミングで、その相手に出逢えるとー。一歩も進んでいないと思っていた人生は、静かに動いているとー。未来が不透明で。ストレスに浸かった日常の中、2人の男女が糸電話みたいな親密さで伝えてくれるせいいっぱいの”大丈夫”。不安も孤独も。今は、抱きしめていていいのかも。たとえば今が辛くても、訪れる未来を肯定してくれる人間賛歌。東 紗友美(映画ソムリエ)

パリで暮らす男女。同じ景色を眺め、同じ孤独を抱えている。ただ、まだ他人。人は、人とつながることでしか満たされない。でも、誰でもいいわけじゃない。だから苦しく、だから愛おしいのだ。いつか出会い、運命が重なるまで。おひとりさまが、終わる日まで。「人生は何だって起こる。生きていていいんだ」と、この映画が抱きしめてくれた。SYO(映画ライター)

クスクス笑えて、ほろりもキュンも詰まった大人のラブコメディに、優しい気持ちにさせてもらった。満たされない心を抱え、隣り合うアパルトマンからサクレ・クール寺院を眺めているまだ他人でしかない隣人たち。探しものは意外と近くにあるかもよ、とそっと背中を押したくなり、気付けば自分が励まされているようだった。パリュスあや子(作家)

 

「パリのどこかであなたと」

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(文:制作 PR-A_PR制作部-5  /  更新日:2020.12.25)

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