ホームファニシングを見直して豊かな生活を
ホームファニシング類は、インテリアの中でも割合手軽に変更することができる上に、イメージを大きく変えることができます。このシリーズでは、ホームファニシングを見直すためのポイントについて考えていき、さらに楽しく、豊かな生活を送るきっかけを提案します。
Vol.7 インテリアアイテム
今回からはインテリアアイテムについて考えていきたいと思います。
まずお部屋の印象を変えるアイテムとしてファブリック類が挙げられます。
インテリアファブリックには様々なものがあり、以前お話したベッドリネンやテーブルリネンなどもこの部類に入ります。
また大きな面積を占めるものの代表として、壁紙、カーペット、ウインドウトリートメントなどがあります。しかしこれらは施工が絡むものが多くなり、ここで言う手軽に変えられるというホームファ二シングの概念から少し離れてしまうため、今回は割愛させて頂きます。
それではいくつかのアイテムについて考えていきましょう。
●カバーリング類
ソファーや椅子等のカバーリングは通常家具工場で張ってもらう必要があります。既にお持ちのものを変えたい場合交換することは可能ですが、搬出を依頼して工場に出す必要があります。
ソファーは特にお部屋を占める面積も大きくなりがちなため、座面にどんな色や柄、素材をもってくるかで印象が大きく変わってきます。
一般的にはお部屋の内装と同じような色味のものを選ぶと馴染みます。同系色でつながっていくのでお部屋を広く見せる効果もあります。
一方で気に入った色柄のものを、例え内装と同系色でなくてもむしろアクセントとして目立たせる目的で選ぶという方法もあります。但しそれなりに長く使おうと考えているのであれば、飽きのこないものを選ぶことが大切です。
カバーリングをベースカラーにしてスローやクッションで変化を付けることもできるので、そのことも頭に入れた上で選ぶと良いかと思います。(スロー、クッションについてはベッド周り関連品の回でご説明しましたが、ソファーなどでも使用できます。)
ソファーなど年数が経過し張替えを考える時期には、手間を考えると新しいものを買い換えてしまった方が早いとよく言われます。最近は購入と引き換えに旧品を引き取ってくれるショップも多かったり、カバーリングを交換する金額相当で新品のソファーが手に入ったりもするので、その方が手間にならないという考え方もあります。
その一方で、しっかり作られた飽きのこない家具を選び、ある程度の年数になったところでその時のライフスタイルに合ったカバーリングに交換して家具を大事に使っていくという考え方もあります。
●ラグ、マット類
ショップでは様々なラグやマットがディスプレイされており、お部屋のイメージを考える際参考になることでしょう。
ラグやマットは比較的交換が容易なので好みの柄や色を選ぶことができ、シーズン毎に素材やカラー等を変えて使用することもできるアイテムです。
但し空間や背景が違うと同じものでも印象が変わってしまうことがあるので、実際に設置する場所とマッチするかよく検討する必要があります。
また大きいものや重たいもの、かさが張るものが多いため、保管場所を確保しておく必要があります。
素材も綿、毛、麻などの天然素材だけではなく、天然素材と化学繊維が混ざったものや機能性を重視した素材など多様です。風合いを重視する場合は素材感や毛足の形状などがチェックのポイントになりますが、お子様やペットのいるご家庭では、手洗い可能なものや抗菌、防ダニなどの機能が備わったものがポイントになるかも知れません。
このように目的に合わせて検討していくとよいかと思います。
また冒頭でカーペットは施工を伴うと申し上げましたが、最近はご家庭で設置可能なカーペット類も販売されています。組み合わせも多様なのでインテリアの幅が広がることでしょう。
●その他ファブリック
例えばファブリックパネル(ボード)などは新しいインテリアアイテムとして定着しつつあるアイテムです。
大きさはお部屋に合わせて小さいものから大きなものまで可能で、木軸のボードに好きな布地を選び裏を止める仕様です。北欧系のインテリアでよく見られ、数個の柄や色の違うボードを並べて飾ったりします。
手軽にお部屋のイメージを変えられ、自分で製作することも可能なので人気があります。
また季節やイベントに合わせて上手にファブリックを使うと、お部屋がぐっと華やかな雰囲気になります。
クリスマスやパーティの多くなるこれからの季節、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
次回はその他のインテリアアイテムついて考えていきたいと思います。
(画像提供:五十音順)
http://www.fujie-textile.co.jp/
(文:制作 PR-T_PR制作部-4 / 更新日:2013.12.20)