トミー ヒルフィガーがもたらす新しい体験~革新的なデジタルショールームの立ち上げ
トミー ヒルフィガーは、オランダ、アムステルダムにあるグローバル本社に、革新的なデジタルのショールームを立ち上げます。インタラクティブなシステムは、収集した情報と販売ツール、ブランドのコンテンツが、1つのシームレスなタッチスクリーン式インタフェースにまとめられています。
デジタルプラットフォームの中核をなすのは、光沢のあるウォルナット製フレームに収まった、50cmx1メートルのインタラクティブなタッチスクリーン テーブルで、これは高さ4メートルの壁全面に配置された超高解像度4Kスクリーンに接続されます。 クライアントはトミー ヒルフィガーのスポーツウェアおよびトミー ヒルフィガー デニムの各シーズンコレクションの全アイテムをデジタルで閲覧し、すべてのカテゴリーで選んだ自店の注文をスクリーン全体で確認することができます。 また、全身のルックを表示し、細部を拡大してユニークなデザイン機能を表示し、衣服をクリックして色やサイズなど具体的な情報を見ることもできます。
製品の選択や注文の体験は、従来の販売アプローチの上に構築され、デジタル化されたシステムで一新されています。そのためプロセスに無駄がなくシンプルです。 このインタラクティブなインタフェースにより、お客様それぞれに合わせたスタイルやマーチャンダイジング、納品について踏み込んだ話し合いを行えるようになります。 さらに、ブランド情報をプラスすることで、デジタルショールームではお客様が、トミー ヒルフィガー ブランドのすべてを効率的に体験できます。
デジタルショールームのコンセプトはまた、サンプルの生産を減らし、注文書の印刷を不要とし、出荷の環境への影響を最小限に抑えるという、トミー ヒルフィガーが現在実行しているサステナビリティーについての使命にも貢献します。 つまり、サプライチェーンや製造から梱包、国外への出荷に至るまで、サンプル作成の環境への影響は大幅に削減されます。
トミー ヒルフィガーは、2015年1月21日にアムステルダムで、主要な国際卸売パートナーとともにデジタルショールームを立ち上げました。また、このコンセプトを全世界の市場に拡大するグローバルな展開計画を策定中です。
トミー・ヒルフィガー(右)とトミー ヒルフィガーCEO ダニエル・グレイダー(左)
トミー ヒルフィガーのCEOであるダニエル・グレイダー(Daniel Grieder)コメント
「デジタルショールームは、小売顧客購入や社内のセールスチームの販売に、革命的な変化をもたらします。当社の新たなデジタルショールームのコンセプトは、従来の購買アプローチの概念を完全に一新し、B2B販売についての新たなファッション業界のベンチマークとなるものです。 このコンセプトはまた、当社の効率への注力の裏付けでもあり、これによりトミー ヒルフィガーの販売も拡大をし、能率化も進みます。」
トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)コメント
「当社独自のデジタルショールームのコンセプトは、創造と革新を共に備えており、ブランドのDNAの中核をなす、起業家精神やインスピレーション、驚き、包含的、手頃という価値を反映するものです。 当社では、このプラットフォームこそが将来の販売手法であると考えており、この魅力ある新たな設定で小売パートナーと提携できればと思っています。」
(文:インテリア情報サイト編集部-6 / 更新日:2015.02.02)