目黒美術館で4月14日(土)より「シャルロット・ペリアンと日本」展が開催されます。
20 世紀の建築とデザインに革新をもたらしたフランスの女性建築家・デザイナーのシャルロット・ペリアン(1903-99)。
巨匠ル・コルビュジエの協働者として知られる彼女は、1940 年に坂倉準三らの薦めで初来日。以来、戦後もたびたび日本を訪れ、日本文化のエッセンスと独自のモダニズム精神とを融合させた優れた作品を残すとともに、わが国の建築やデザインに新鮮な刺激と深い影響をもたらしました。本展では、ペリアンと日本との関わりに注目し、家具や図面、資料写真など約500 点で彼女の創造活動を振り返ります。
画像左)「選擇 傳統 創造」展 髙島屋会場、東京、1941 年 Photo: Francis Haar
画像右)シャルロット・ペリアン《竹製シェーズ・ロング》1941 年/1985 年再制作、Cassina
シャルロット・ペリアンと日本
2012年4月14日(土) - 6月10日(日)
OPEN:10:00~18:00(入館17:30まで)
休館日:月曜日(ただし4 月24 日から5 月6 日までは無休)
入場料:一般900 円(700 円)、大高生・65 歳以上700 円(550 円)、中小生 無料
*障がい者は半額・その付添者1名は無料、( )内は20 名以上の団体料金
会場:目黒区美術館
会場HP:http://mmat.jp/
Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン 1903 -1999)
1903 年 パリに生まれる
1927 年 ル・コルビュジエのアトリエに入所(1937 年まで)
1940 年 商工省の招聘を受け、輸出工芸指導顧問として来日
1941 年 東京と大阪の髙島屋にて「ペリアン女史 日本創作品展覧会 2601 年住宅内部装備への示唆」( 通称「選擇 傳統 創造」展) 開催
1946 年 仏領インドシナを経由して、フランスに帰国
1955 年 東京・髙島屋にて「芸術の綜合への提案―ル・コルビュジエ、レジェ、ペリアン三人展」開催
1985 年 パリの装飾美術館にて「シャルロット・ペリアン 生きる芸術」展開催
1996 年 ロンドンのデザインミュージアムにて「シャルロット・ペリアン モダニスト・パイオニア」展開催( 1998年には日本へ巡回)
1999 年 パリにて逝去
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(文:インテリア情報サイト編集部-1 / 更新日:2012.03.29)