PAPER GAME CENTER 紙のゲームからはじまるコミュニケーション展

PAPER GAME CENTER 紙のゲームからはじまるコミュニケーション展

PAPER GAME CENTER
紙のゲームからはじまるコミュニケーション展


いっしょに遊びませんか?

今年の「かみの工作所」は、いつもと違います。
何を信じたらいいかよくわからない変化の時代だからこそ、これまでの「紙の道具」とは違った紙の可能性を試してみたくなりました。

身体感覚をともなわないバーチャルな世界が脳内に蔓延している社会だからこそ、実際に人が会って場を共有する時間が求められているように感じます。
そこに、コミュニケーションを促進する「紙のゲーム」があったらいいのにと思いました。

これまでの既存の紙のゲームである「かるた」や「トランプ」とは違う「かみの工作所」だからこそのデザイン性と確かな技術に裏づけられた、ついつい手にとって遊んでみたくなる「紙のゲーム」を追求することにしました。

デザイナーの自由な発想と、紙の印刷加工会社ならではの技術が融合した「かみの工作所」。そこから生まれる紙のモノは、作品であり、製品であり、商品であり、日用品であり、道具であり、オブジェであり、時には、ゲームにもなりえると考えています。

新しい紙のゲームをつくる試みに集まった6組のデザイナーは、紙を加工、印刷するからこそできる表現と機能を考え、紙ならでは楽しさを追求しながら、工場とともに新しい「紙のゲーム」をつくりだしました。

「かみの工作所」から生まれたユニークな6つの新しい「紙のゲーム」。ひとりで、ふたりで、さんにんで、たくさんで、家で、学校で、会社で、カフェで、旅行で、パーティでいろんな場面で活躍します。

6つの新しい「紙のゲーム」の発表を記念して、渋谷のヒカリエで、このゲームを楽しむための「PAPER GAME CENTER」を期間限定でオープンします。
楽しい時間を過ごしてもらえるとうれしいです。

 

センコウハナビシ

センコウハナビシ
Designed by switch design

「火の玉を落とさないで花火を長く楽しむ」線香花火のような、紙のバランスゲームです。プレイヤーが花火師となり、順番に火の玉のまわりに火花のパーツをつなげていって、どんどん花火を大きくしていきます。最後に火の玉を落としてしまった人が負けです。全ての火花をつけられたら全員の勝ちです。いつ落ちるかわからない火の玉に、ドキドキするゲームです。

 

G.a.m.e.

G.a.m.e.
Designed by 大日本タイポ組合 Dainippon Type Organization

二種類のビースに書かれた不思議な形は、見る方向でさまざまな文字にかわります。このピースを移動・回転・反転させて「Game」という単語を作るゲーム、その名も「G.a.m.e.」というゲームです。自分に有利に動かしていたはずが、相手から見て「Game」の単語が先にできあがっていた、なんてこともあるから注意が必要。シンプルだけど複雑な、カタチとコトバの組み合わせの面白さを、ぜひとも楽しんでください。

 

関数標本

関数標本
Designed by 山中俊治 Shunji YAMANAKA

関数は、ある数値を与えると、それに応じて特定の数値を吐き出す機械のようなもので、一般的に数式とグラフで表されます。
数式の中の定数を徐々に変化させるとグラフの形も少しずつ変わります。その形をひとつ一つ小さな紙から切り抜いて、関数の標本を作りました。

 

トータス

トータス
Designed by 三星 安澄 Azumi MITSUBOSHI

『トータス』は記憶と簡単な計算で勝負するゲーム。コップの裏の数字を足して10にすれば、そのコップの個数が得点になります。足して10にするから「トー(+)タス(+)」。「神経衰弱」に足し算を加えたようなゲームで、年齢を問わず盛り上がります。
小さなコップの底に重心があって、自然とコップが起き上がる。カポカポする音も、遊んでて心地良い気持ちになれるゲームです。

 

ビルディングパズル

ビルディングパズル
Designed by トラフ設計事務所 TORAFU ARCHITECTS

ビルを建てて、道路をつないで、街をつくるゲームです。形の合う敷地にビルをはめ込むパズルと、敷地を回転したり、場所を入れ替えて道路をつなげる2種類のパズルを楽しめます。つくれる街はひとつではなく、何度でも挑戦することができます。
また、ビルの柄は箔押しで厚めの紙に印刷されていて、部屋のオブジェにもなります。

 

kamikado

kamikado
Designed by エマニュエル・ムホー emmanuelle moureaux

世界中で楽しまれているゲーム「ミカド」を何枚もの紙を重ねて作りました。紙の層が創り出す色鮮やかなグラデーションが机を彩ります。散らばって重なり合った41本のスティックの中から周りのスティックを動かさずに1本ずつ取っていき、最も多くのスティックを取った人が勝ちです。スリムなパッケージは毎日のアイテムとして気軽に持ち運ぶことができ、いつでも、どこでも、誰とでも、遊ぶことのできるゲームです。

 

All photos by Ryoukan Abe

 

開催概要

会期:2013.09.04(水)- 09.16(月・祝)  11:00-20:00
会場:渋谷ヒカリエ 8F 「8/ CUBE1,2,3」

ペーパーゲーム大会
09.07(土)08(日)13:30-19:00
会場:渋谷ヒカリエ8F「8/ COURT」渋谷区渋谷2-21-1
詳細はかみの工作所HPにて
http://www.kaminokousakujo.jp/news/2013/09/paper-game-center-1.html

主催|かみの工作所/福永紙工
企画|萩原 修
マネージメント|山田明良
会場構成|エマニュエル・ムホー
グラフィックデザイン|三星安澄
写真|阿部良寛

 

かみの工作所かみの工作所/福永紙工株式会社
〒190-0022 東京都立川市錦町6-10-4
TEL 042-526-9215 FAX 042-527-4632
Mail: info@kaminokousakujo.jp
URL:http://www.kaminokousakujo.jp
 

(文:インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2013.09.07)

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