ジョージ・ネルソン展
-建築家、ライター、デザイナー、教育者
George Nelson ―Achitect, Writer, Designer, Teacher
目黒区美術館で、2014年7月15日(火)~2014年9月18日(木)の期間、「ジョージ・ネルソン展-建築家、ライター、デザイナー、教育者」が開催されます。
20世紀後半のアメリカのデザインを定義づけたデザイナーのひとり、ジョージ・ネルソン。長くアメリカのハーマンミラー社のデザインディレクターを務めたネルソンは、イームズ夫妻やイサム・ノグチ、アレキサンダー・ジラードらの優れた仕事を導いて、戦後のアメリカン・デザインの確立に大きく関わりました。しかし、ネルソンはまた、この展覧会のサブタイトルが表すようにさまざまな顔を持っていました。
同展はドイツのヴィトラ・デザイン・ミュージアム(Vitra Design Museum)企画による国際巡回展「ジョージ・ネルソン展―建築家、ライター、デザイナー、教育者」のアジア巡回の一環で、オーストラリア、香港に続き、国内では唯一、目黒区美術館だけで開催されます。内容は、ヴィトラ・デザイン・ミュージアム所蔵のジョージ・ネルソン関連コレクションを中心に、家具やプロダクト、模型や映像など約300点で構成されています。
画像:ボール・クロック 1948 / Ball Clock, 1948 Photo: Vitra Design Museum
展示構成
展覧会の主な出品物は、ネルソンとネルソン事務所によるヴィンテージの家具(初期の製造品やプロトタイプを含みます)、建築模型、「アメリカ博覧会」(1959)に関するモスクワでのドキュメント映像、模型ほか多数の資料、グラフィックデザインとネルソン自身がプロデュースした映像の数々、その他貴重なアーカイブ資料です。以下に概要を示します(構成・出品資料数などに変更がある場合があります)。
1.The House ― 住居 家具、プロダクトなど 約 90 点
2.Office ― オフィス 約 40 点
3.Graphics and Clocks ― 印刷物と時計 パンフレット、ポスターと時計 約 70 点
4.Exhibition ― 展覧会計画 約 30 点
5.Bubble Lamps ― バブル・ランプ 10 点
6.Education ― 教育 約20 点
7.Architecture ― 建築 約 10 点
その他、ハーマンミラー社関連資料、日本関係資料を予定
映像、写真、資料類などを含めた総出品点数 約 300 点
作品紹介
アメリカのコネチカット州ハートフォードで1908年に生まれたネルソンは、1931年にイェール大学で建築の学位をとり、ローマのアメリカン・アカデミーで学んだ後、ニューヨークで建築事務所を設立しました。建築雑誌の編集長を務めたほか、デザインの本質を語る多くの著書も刊行しています。戦後1946年からは、ハーマン・ミラー社で25年にわたりデザイン部長を務め、当時まだ無名だったチャールズ&レイ・イームズ夫妻の才能を見出し、同社のデザイナーとして起用したことはよく知られています。他にも、イサム・ノグチ、アレキサンダー・ジラードらをハーマンミラー社に招き、同社を一躍世界的な家具メーカーへと成長させました。
画像:ジョージ・ネルソン 1965 頃
George Nelson, ca.1965
Photo: Vitra Design Museum Archiv
開催概要
会 期:2014年7月15日(火)~2014年9月18日(木)
時 間:10:00~18:00 入館は17:30まで。
休館日:月曜日 ただし、7月21日(月・祝)及び9月15日(月・祝)は開館し、7月22日(火曜日)は休館。
観覧料:一般 1000(800)円、大高生・65歳以上 800(600)円、小中生 無料
( )内は20名以上の団体料金、障がいのある方は半額、付添者1名無料
主 催:公益財団法人 目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
企 画:ヴィトラ・デザイン・ミュージアム(the Vitra Design Museum, Germany)
特別協賛:ハーマンミラーインターナショナルアジア・パシフィック、ハーマンミラージャパン株式会社
協 賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン・日本興亜損保、日本テレビ放送網
URL:http://mmat.jp/exhibition/archives/ex140712
〒153-0063 東京都目黒区目黒2-4-36
tel.03-3714-1201 fax.03-3715-9328
http://mmat.jp/
(文:制作 PR-N_PR制作部-3 / 更新日:2014.05.10)