フィールドオフィス・アーキテクツ展 Living in Place

フィールドオフィス・アーキテクツ展 Living in Place

TOTOギャラリー・間で、台湾の地方都市・宜蘭(イーラン)を拠点に活動する設計集団、フィールドオフィス・アーキテクツによる展覧会が開催されます。

フィールドオフィス・アーキテクツは、建築家・黃聲遠(ホァン・シェン・ユェン)氏を中心に、黃氏の建築思想に共鳴し、同じ理想を抱いて台湾各地から集まってきた若者たちで構成される建築家の集団です。1994年に黃氏が立ち上げた事務所は徐々にその同志を増やし、今や多くの所員を要するアトリエに成長しました。

設立者である黃氏は、台中の東海大学建築学科を卒業後渡米し、イェール大学で修士号を取得。その後、ロサンゼルスの設計事務所で経験を積むも、作品主義的な建築の仕事に疑問をいだき帰国。建築とは、人と社会、そして自然や環境とを繋ぐ対話の窓口であるべきとの信念のもとに、宜蘭の地に新たな活動の場を見いだしました。

黃氏は、「建築で宜蘭に理想の町をつくりたい」との思いから、この地に拠点を構えました。そして、この海や山に囲まれた自然豊かな宜蘭の気候や風土、人びとの暮らしぶりを自ら丹念にリサーチし、時に住民の声に耳を傾け、時に行政を説得しながら、町のあるべき姿を追及してきました。その活動は個々の建築の計画に留まらず、長い時間をかけて自身で設計した建築同士を繋ぐプロムナードを創出したり、人の流れをつくるためのインフラの整備やグランドデザインにまで拡張し、宜蘭がもつポテンシャルを引き出しながら、いきいきと街並みを形成していきました。それはまるで植物が水や栄養を供給するために、根から茎、葉へと維管束(葉脈)が枝分かれして成長するかような広がりを見せ、彼らの活動は今では台湾建築界でもっとも注目を集めています。

会場では、こうしたフィールドオフィス・アーキテクツが20年にわたって手がけてきた宜蘭の町づくりから得た4つの「気づき」をテーマに、彼らの活動が模型や写真、映像やインスタレーションを通して紹介されます。

 

フィールドオフィス・アーキテクツ © Chen, Min-Jia
櫻花陵園入口橋 © Chen, Min-Jia


 

宜蘭社会福祉センター © Chen, Min-Jia
津梅橋遊歩道 © Fieldoffice Architects


 

羅東文化工場 © Chen, Min-Jia
フィールドオフィス・アーキテクツ事務所 © Fieldoffice Architects


 

フィールド・ドミトリー © Fieldoffice Architects
第一束維管束 © Fieldoffice Architects


 

 

展覧会情報

展覧会名(日):フィールドオフィス・アーキテクツ展 Living in Place
展覧会名(英):Fieldoffice Architects Living in Place
会 期:2015年7月10日(金) ~ 9月12日(土)
開館時間:11:00 ~ 18:00
休館日:月曜・祝日・夏期休暇8月8日(土) ~ 17日(月)
    ※2015年度より日曜日も開館いたします。
入場料:無料
会 場:TOTOギャラリー・間
    〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
    TEL=03-3402-1010 URL=www.toto.co.jp/gallerma/
主 催:TOTOギャラリー・間
企 画:TOTOギャラリー・間運営委員会
    (特別顧問=安藤忠雄、委員=岸 和郎/妹島和世/内藤 廣/エルウィン・ビライ)
後 援:一般社団法人 東京建築士会
    一般社団法人 東京都建築士事務所協会
    公益社団法人 日本建築家協会関東甲信越支部
    一般社団法人 日本建築学会関東支部
特別後援:台北駐日経済文化代表処

 

インテリア情報サイトが運営する求人情報サイトインテリアのお仕事求人サイトをご紹介します。


全国の家具/日用品/住宅設備メーカーの営業・ショップスタッフ・バイヤー・インテリアコーディネーター・ショップデザイナー・プロダクトデザイナーなどインテリア業界の求人を紹介しています。 
→ 
インテリアのお仕事求人サイト

求人担当者様はこちらをご覧ください。 → 採用担当者様へ

 

 

その他、インテリア情報サイトに、PR・広告掲載を希望されます企業様はこちらからお問合せください。
 →  お問合せ

 

(文:制作 PR-N_PR制作部-3  /  更新日:2015.06.01)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ