天童木工が D&DEPARTMENT PROJECT の協力で、多くの人々に愛用されているロングライフデザイン製品を紹介する企画展「座卓からうまれたテーブル 天童木工のロングライフデザイン②」を開催します。
美しく曲げた脚に、うすい天板。
足元にひろがる、広い空間。
そして持ち上げてみれば、驚くほどに軽い。
これは、座卓からうまれたテーブルのデザイン。
仲居さんがひとりで持ち上げて、立てかけることができる。
全国の旅館で見ることのできる、天童木工の、あの座卓がデザインのもとになっています。
あるときは座卓、あるときはティーテーブル、またあるときはダイニングテーブル。
文化や生活環境の変化で、様々なサイズやバリエーションが生まれましたが
50年がたった今も、その中心となるデザインや作り方は変わりません。
それは、なぜでしょうか?
ずっと作り続けてきて、ずっと使われ続けている。
ロングライフデザインの、その理由に、ぜひふれてみてください。
今回の展覧会では、過去のカタログ用に撮影された貴重な写真をもとに、座卓やティーテーブル、ダイニングテーブルと様々に形を変えてきた、このテーブルの歴史を振り返ります。
そして会場には実際に、12種類のテーブルが展示されます。
天童木工のもっとも得意とする、成形合板の技術により曲げられた脚。それを天板と直接繋ぐ、というユニークな構造のテーブル。
どのような技術で、どのような方法で、このデザインは実現されたのでしょうか?
この企画展では、実際に使われているパーツをもとにした構造見本や、職人たちの使う道具の数々が展示されます。
柳宗理や剣持勇、水之江忠臣、長大作。1950年代より積極的に外部デザイナーとのコラボレーションを行ってきた天童木工。
名作の数々を生み出すことができたのは、デザイナーのビジョンを形にする技術があったからこそ。
天童木工の技術者で、このテーブルの原型である座卓を開発した乾三郎。彼が開発した技術の秘密に迫ります。
座卓からうまれたテーブル 天童木工のロングライフデザイン②
会 期:2015年7月30日(木) ~ 9月1日(火) 12:00~20:00
水曜日定休
場 所:D&DEPARTMENT TOKYO( 東京都世田谷区奥沢8-3-2)
入 場:無料
主 催:株式会社 天童木工、D&DEPARTMENT PROJECT
お問い合わせ:D&DEPARTMENT TOKYO(03-5752-0120)
天童木工東京ショールーム(0120-24-3121)
http://www.d-department.com/event/event.shtml?id=6545664071105421
(文:インテリア情報サイト編集部-3 / 更新日:2015.07.29)