伝統工芸「漆(英語名:japan)」をもっと世界へ「鯖江うるしアワード」初開催!

鯖江うるしアワード

職人が3Dプリンターなどの最新技術・デザインを駆使して実際に作ります!

 

国内外で約2万人の登録者を持つクリエイターコミュニティ「loftwork.com(ロフトワークドットコム)」と株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングの運営する大手クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」の協賛を受けて「世界中から漆の新しい活用アイデアと購入支援者を募る」アワード開催へ!

 

福井県鯖江市、越前漆器協同組合が、世界のクリエイターから漆の可能性についてアイデアを公募する「鯖江うるしアワード」を慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科「伝統工芸みらいプロジェクト」の協力を受け初開催します。

寄せられたアイデアは3Dプリンターなどの最新技術も活用しながら職人が試作すると共に、商品化ではクラウドファンディングなども活用し、購入希望者に応じて少量からお届けできる体制が準備されます。同アワードを起点に世界中の「作って欲しい」「買いたい」と地方の「作りたい」を結びつけ、多様化するニーズとトレンドに即応する伝統工芸品の新たな市場創出を目指します。

 


◇ 業務用漆器国内シェア8割を誇る鯖江市の職人と最新技術・コミュニティを合せて実現!


公募テーマは「うるしのある生活」。対象は食器、家具、文具、サービスなど姿・カタチは問わず幅広いジャンルの中からWebと郵送により8月23日(日)まで募集。大賞受賞者には制作補助金として10万円が送られると共に、公募プロデューサーとして鯖江市の職人と商品化を目指したプロトタイプ制作に協力できます。また、クラウドファンディングサイト「Makukake」上に設ける特設ページなどを通じて購入者を募り、実際に産地から希望者へ届けられる予定です。

応募詳細および関連情報は以下のページに掲載中です
・公式ウェブサイト:http://www.sabae-urushi.com


 

◇ 募集作品・アイデアについて


「鯖江うるしアワード」では国内外のクリエイターからデザインやアイデアを公募。商品化が目指せるアイデアは、従来の漆塗り素材(木・ガラス・金属・樹脂など)だけでなく3Dプリンターや切削機などで造形した素材も木地(ベース)として採用し、鯖江市の漆職人が試作する予定です。
 

3Dプリンター出力への漆塗り例1
3Dプリンター出力への漆塗り例2


 

同アワードは伝統的な型にとどまらず、これまでの漆器・漆芸品には無かった現代的なデザインや海外の嗜好に応じた造形、新しい使い方によって漆の可能性を再発見する作品などを期待しています。また、受賞作品の製作過程などは動画にして各種インターネットメディアを通じて配信され、漆の新たな魅力が世界に発信されます。


 

◇ 鯖江うるしアワード詳細

[名称] 鯖江うるしアワード 2015(SABAE URUSHI AWARD 2015)

[募集期間] 6月26日(金) ~ 8月23日(日) ※消印有効

[運営・協賛]

■主催
  鯖江市・越前漆器協同組合
■主管
  慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(伝統工芸みらいプロジェクト)
■協賛
  インタービジネスブリッジ合同会社、
  株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング
  株式会社GLOBAL WORKS、ローランド ディー.ジー.株式会社
■メディアパートナー
  コロカル(株式会社マガジンハウス)、株式会社ロフトワーク
■事務局
  鯖江うるしアワード事務局(クリエイティブ・エッグス株式会社内)


[テーマ]

「うるしのある生活」

1500年に渡り、「うるし」を使った製品を作り続けてきた鯖江の「越前漆器」。漆は暮らしの中で深く結びつき、こよなく愛し親しんできた遠い先達の思いが形となり今日に至っています。会社の食堂、お正月の重箱など、実は身の回りで一度は越前漆器を手にしているはずです。

社会が目まぐるしく移り変わる中、これからの生活に寄り添う「うるし」とはどのようなものでしょうか。食器、家具、文具、サービスなど姿・カタチは問いません。うるしの可能性を大いに探ってみてください。多くの人の生活を豊かに、そして美しくする、あなたの考える「うるし」の姿を募集します!


[募集概要]

個人・企業を問わず応募可能です。ただし、作品は国内外未発表、オリジナル作品に限ります。募集要項を公式ウェブサイト (http://sabae-urushi.com) にてご確認の上で、「公式ウェブサイト内」、「ロフトワークドットコム (http://www.loftwork.com)」内からのウェブ応募、または下記宛てに郵送にてご応募ください。

〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目14-5-N611
クリエイティブ・エッグス株式会社内「うるしアワード2015事務局」


[発表]

福井県鯖江市で開催される「河和田くらしの祭典」2015/9/19(土) ~ 20(日) 内のイベントで入賞候補作品の展示および発表・受賞式(9/20を予定)が行われます。また、公式サイト上でも入賞作品と優秀作品などを中心に応募作品や内容が掲載される予定です。


[審査概要]

募集要項で指定された提出物にて審査が行われます。1次審査は主催・主管関係者および市民や事務局などが行い、その結果を参考に2次(最終)審査にて部門賞(プロダクト部門、デザイン部門、新技術アイデア部門、一般投票部門)、協賛賞(Makuake 賞)および大賞が選考されます。なお、最終審査員は以下の方が行う予定です。

 

<最終審査員>


牧野 百男
鯖江市 市長

土田 直
越前漆器協同組合 理事長

岸 博幸
慶應義塾大学大学院 教授


 


及川 卓也
株式会社マガジンハウス コロカル編集長

太刀川 英輔
NOSIGNER INC. 代表

坊垣 佳奈
株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング 取締役


 

(文:インテリア情報サイト編集部-6  /  更新日:2015.08.02)

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