PHOTO:Jingu Ooki
新潟県燕三条地域の名だたる企業が一斉に工場を開放し、ものづくりの現場を見学・体験できるイベント「燕三条 工場の祭典」は、今年で開催3回目を迎えます。本年度は、68拠点の工場を解放し、2015年10月1日(木) - 4日(日)の4日間に渡り開催されます。期間中は、工場で働く人々と気軽に触れあい、ものづくりの現場を見学できるほか、実際にものづくりを体験できるワークショップも開催されます。工場を見学してみたい方、ものづくりに興味のある方、職人と話してみたい方など、大人から子供まで気軽に参加できるイベントです。
参加工場の中には、ワークショップや見学ツアーなどの取組みがあり、2015年も、各工場趣向を凝らしたワークショップや見学会が開催されます。 日本酒杯を鏡面研磨する体験 (山崎研磨工業)、オリジナル庖丁を作る体験 (タダフサ)、木を削って八角箸を作る体験(マルナオ)、その他、多数のコンテンツが用意されています。
また、旅行会社とタイアップしてバスで数工場を巡るツアーも開催。お一人様でも存分にお楽しみいただけます。
そして「燕三条 工場の祭典」は、夜も続きます。開催初日10月1日の夜は、三条市の繁華街に隣接するお寺「真宗大谷派三条別院」に参加工場の職人たちが集結。モノを作ることや道具を使うことが楽しめる、一夜限りの体験型の屋台、地元で活躍する飲食店など、地域が一体となり来場者を迎えます。10月2日~4日にかけては、6つの工場(タダフサ、玉川堂、マルナオ、スノーピーク、武田金型製作所、諏訪田製作所)を職人たちとの交流の場として開放。各工場を会場に、その個性を活かしたイベントが開かれます。
「燕三条 工場の祭典」は、普段閉ざされている工場を特別に解放し、ものづくりの現場を見学、体験頂ける年に1度の特別なイベントです。工場を巡り、日本の素晴らしいものづくりと職人の思いや誇りを実際に体感ください。
[開催概要]
開催名: 「燕三条 工場の祭典」|「つばめさんじょう こうばのさいてん」
開催期間:2015年10月1日(木) ~ 10月4日(日) 9:00 ~ 16:00 (※12:00 ~ 13:00を除く)
開催場所:新潟県三条市・燕市全域
参加工場数:68拠点
来場者実績:12,000名超 / 第2回2014年開催時
参加費:無料(体験で各工場にて費用が発生することがあります。詳しくはホームページをご確認ください。)
ホームページ:http://kouba-fes.jp
主催・運営:「燕三条 工場の祭典」 実行委員会
一般財団法人燕三条地場産業振興センター 産業振興部企業支援課 新潟県三条市須頃1-17 0256-35-7811
スタッフ:method http://wearemethod.com /イベント全体監修
SPREAD http://www.spread-web.jp / アートディレクション、デザイン
BACH http://www.bach-inc.com / ブックレット編集
[2015年度 参加工場より一部抜粋]
火造りのうちやま
およそ400年前から続く三条の和釘造りを継承。伊勢神宮をはじめ、全国各地の神社・仏閣・城・茶室・その他文化財等の修理復元に和釘を納入している。期間中、和釘製作を体験できる。要申込。
三条特殊鋳工所
1961年創業。世界最軽量を誇る鋳物ホーロー鍋工場「サントク」との愛称で、鋳鉄製機械部品の製造を行う。2014年「世界一軽い、鋳物ホーロー鍋。」として「UNILLOY」を発売開始。鋳物の魅力とメイドイン燕三条の高い技術を世界に発信し続けている。
小林工業
1868年創業。1915年にカトラリー生産を開始してから100年。 日本製カトラリーの産みの親。「箸のように使いやすいカトラリー」をコンセプトに、日本人に使いやすく求めやすい普段使いの良品を追求。期間中は、カトラリーの比較体験を行う。
水野製作所
1937年創業。主に鉞、板金用掴箸を製造。遺跡の発掘調査で見つかった鉞の復元を手掛けるなど、経験に裏付けされた確かな技術は各方面から高く評価されている。越後三条鍛冶集団に所属し、商品は伝統的工芸品にも認定されている。2012年に二代目水野勲が国から伝統工芸士の認定を受けた。
玉川堂
1816年創業。薬缶、その後、茶器や酒器、花器など幅広い銅器を製造。300人以上の鎚起職人を輩出し、2010年には玉川宣夫が人間国宝に認定。1枚の銅板から打ち出される銅器は使うほど手に馴染み光沢を帯びる。
(文:制作 PR-N_PR制作部-3 / 更新日:2015.09.19)