Photos 【ミラノサローネ2019速報】
ミラノサローネ国際家具見本市
新しいワークスペース
共有、流動的、パブリック
Workplace3.0 2019 会場を紹介
ホール9,11,13,15の4つの展示スペースで開催の今年の隔年開催見本市はエウロルーチェとWorkplace3.0。ここではWorkplace3.0を紹介します。今年のWorkplace3.0は独自のホールを持たず、デザイン部門の中に混在しよりハイブリッドな空間を提供します。
今回のWorkpalce3.0は、今日、仕事とプライベートがより混在するワークスペースを新しい展示スタイルで、よりボーダレスな空間を提供しました。53社の出展企業は見本市会場内の流動的でハイブリッドな展示を通して、実験的なデザインを披露。この新しい展示方法は、仕事と日常生活の共存を、柔軟で透過性のある動的な空間でワークスペースの社会的変革を明確に反映します。
Workplace3.0 は、コミュニティの将来における必要な変化のシンクタンクで、新しい市場のニーズに応えることができる開発アイデアの出発点となります。より良いプロジェクト、レセプションエリアとワーキングエリアを提案します。
ビジネスチャンスと並んで Workpalce3.0 は、新しい職場環境のデザインについて360°のビジョンを提供します。刺激的で多様性あるクリエイティブなオフィス、ホームインテリア、パブリックスペースの共存の提案です。柔軟で階層的に組織化された構造は、スマート家具を使用したより動的な開発への道を切り開きます。
仕事のための多様性、耐久性と機能性に加え、家庭や、ホームデコレーションとしても使用できる美しさも兼ね備えています。
肌さわり良いテクスチャー、テキスタイル、仕上げ、色味ある素材で、ワークスペースをより温かみある快適な住空間として演出します。
Workplace3.0 は、以下のキーワードで要約することができます:
Liquid Space / リキッドスペース
モバイルパーティションシステムと家具自体の柔軟性により、作業方法の変更に素早く対応することができます。アイランドを形成する単一またはモジュール式の布張りシステムを提案。直線、曲線、またはバラして、と自由自在に配置でき、表面は腰かけたり、仕切ったり、多様化が可能。従来の机が時代遅れに見え、大きなソファーが特にパブリックスペースでは新しいワークスペースの主役となっています。
Privacy / プライバシー
今日の柔軟でオープンな環境では、企業やデザイナーはプライバシーと集中できる環境の確保を考慮する必要があります。カプセルオフィスとしてデザインされ、コンセント、USBポート、棚などの付属品を装備し、椅子を 1脚以上備え、防音対策と集中して作業できる環境が整ったスペースは、電話ボックスとして独立したスペースが保証されます。
Smart Office / スマートオフィス
ますます高度化する技術は、家具の要素や空間の構造要素と統合され、常に迅速な接続と情報の交換が可能です。ただし、これらのソフトテクノロジーは今回の展示に含まれません。
Worker centered design / ワーカー中心設計
今日、自然光と人工光の正しい関係、健康的な家具の素材選び、適切な換気、そしてストレスの多い状況を防ぐための部屋を音響的に隔離することに、多大な注意が払われています。さらに、休憩用のポットやベッド、また、スポーツやレクリエーション設備の整ったスペース、リフレッシュして集中力とインスピレーションを取り戻せるリラクゼーションスペースを提供します。
オフィスは、空港ラウンジからホテルやレストランに至るまで、特にミレニアル世代やZ世代のプロフェッショナルな支持を得て、公共スペースに参入することがますます多くなっています。そしてデザインが適応され、より「遊び心のある」、そして「ソーシャル」なビジョンを引き出します。
画像提供 @SaloneSatellite 2019 Photo:Andrea Mariani
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About Milano Design Week
毎年4月にイタリア・ミラノで行われる世界最大規模のデザインイベント。会場の中心は、ロー市にある東京ドーム11個分の広さをもつと言われる巨大展示場「フィエラミラノ」で開催の、略称でミラノサローネとも呼ばれているサローネ・デル・モービレ・ミラノ(ミラノサローネ国際家具見本市)。毎年全体で約2,000企業・団体が出展し、国内外から約40万前後の来場者がある。最先端のデザイン、インテリアが集まる国際的なイベントとして世界の注目を集めている。それに対して、ミラノ市内各所で行われるデザインイベントがフォーリサローネで、ミラノサローネとフオーリサローネを総称して「ミラノ・デザイン・ウィーク」と呼ばれている。現在活躍している多くのデザイナーやメーカーは、このイベントの出展から世界へと羽ばたいている。
※2019年はサローネサテリテに参加した35歳未満の550人のデザイナー数と5つの見本市(サローネ国際家具見本市、サローネ国際インテリア小物見本市、エウロルーチェ、 Workplace3.0、S.Project)の出展企業数を合わて2,418の出展数になりました。そのうち43カ国から34%の海外出展数を記録しました。
> サローネ・デル・モービレ(ミラノ国際家具見本市)公式ホームページ
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(文:制作_インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2019.04.10)