若林佛具製作所 京都本店 リニューアルオープン 


©VELVETA DESIGN
 

 

伝統工芸の新境地!
若林佛具製作所 京都本店 リニューアルオープン 

 

 

1830年(天保元年)に京都で創業の仏壇・仏具専門店の株式会社若林佛具製作所は、京都・七条通りに位置する京都本店を2017年11月 28日(火)にリニューアルオープンします。

若林佛具製作所はこれまで全国各地の寺院へ仏具を納入するほか、その高い技術を生かし、二条城、知恩院、東本願寺、伏見稲荷などの文化財修理を手がけ、深澤直人氏デザインの家庭用仏壇を製作するなど現在まで幅広く活動しています。今回来たる創業200周年に向けた新しい試みとして、本社ビルのファサード及び1階から3階までを中心に大規模なリニューアルを実施しました。
 

リニューアルオープンの11月 28日(火)には、空間デザインを手がけたベルベッタ・デザイン長谷川喜美氏、GO ONのプロデューサーとして京都でのものづくりに関わる電通京都支社プロデューサー各務亮氏によるグローバルな視点でみた京都のものづくりの未来についてのトークショーが開催されます。

 

またエントランスでは、11月28日(火)から12月10日(日)までリニューアルオープンを記念した特別展示を行います。京仏壇・京仏具の土台となる木地を作る木地師に着目し、実際の道具やパーツを用いて普段は見ることのできない工房を再現します。約3000個にも及ぶパーツを組み合わせ作られる京仏壇、全てが受注生産の京仏具。伝統工芸士の高い技術が集約することによって作り上げられるその緻密なプロセスを体感ください。

 

 

 

納入実績

「朝に礼拝 夕に感謝(あしたにらいはい ゆうべにかんしゃ)」の若林佛具製作所は、天保元年(1830年)に美術工芸の都、京都で生まれ、仏壇・仏具のメーカーとしてこれまで歩んできました。多くの優秀な職人集団を取りまとめながら、さまざまな製品を製作、日本全国へ納品しています。

 


知恩院御影堂

 


東本願寺阿弥陀堂
 

 

長谷川喜美氏によるリニューアルデザイン!
伝統技術を体感できる特別展示も空間デザインを担当したのは、表参道イルミネーション等を手がけるベルベッタ・デザイン代表の長谷川喜美氏。「つつみこむ」をコンセプトに、仏教と関係の深い「蓮」を全体のモチーフとして取り入れた柔らかな曲線が特徴的な空間となりました。内装の各所に伝統工芸士の技術も取り入れることによって、約200年の歴史の中で積み重ねてきた歴史と技術を表現します。

 

プロダクトデザイナー・清水慶太氏による新作仏壇発表
リニューアルオープンに伴い、これまで若林佛具製作所が取り組んできた伝統工芸の京仏壇とは異なるラインとして、
新しい仏壇のプロトタイプを発表。デザインを担当するのは、家具を中心にデザインを手がける気鋭のデザイナー、清水慶太氏。家族が故人をより身近に感じられるようにとの想いを込め、インテリアとしても馴染みやすいシンプルなデザインとなっています。現代のライフスタイルに寄り添う仏壇として、オンラインサイトを中心とした展開を行います。

 

 

| トークショー「これからの京都のものづくり ~革新と伝達~ 」 開催

リニューアルオープンの空間デザインを手がけた長谷川氏と、GO ONのプロデューサーとして京都でのものづくりに関わる各務氏。国内外で活躍する両氏より、グローバルな視点でみた京都のものづくりの未来についてのトークショーです。

登壇者:長谷川喜美氏(ベルベッタ・デザイン)、各務亮氏(電通京都支社プロデューサー)

開催日:11月 28日(火)(17:00~18:30 / 受付開始16:30~) 
会場:若林佛具製作所 京都本店
定員:50名 ※定員に達し次第、お申し込みを終了とさせていただきます。お早めにお申込ください。

お申込方法:件名を「11月28日トークショー」とし、お名前 / 御社名 / ご参加人数を明記の上、
      reservation@miru-design.com宛にお送りください。

 

 


長谷川喜美 / ベルベッタ・デザイン代表(空間デザイン トークショー登壇)

「空気をデザインする」をテーマに空間に関わる様々なクリエイションを手掛ける。近年の代表作として、東京ドームシティ「恋するイタリア」、グランフロント大阪「GRAND WISHCHRISTMAS」、日本橋桜フェスティバルなど。その実績は大型複合施設の冬季装飾/空間演出、店舗の内装、CI/グラフィックデザイン、映像演出多岐に渡る。フランス国民美術協会(S.N.B.A.)主催サロン展2014年金賞/審査員賞金賞。DSA日本空間デザイン賞。JACEイベントアワード最優秀賞 経済産業大臣賞。デザインアソシエーションNPO理事。
http://www.velveta.jp

 

 


各務亮氏 / 電通京都支社 プロデューサー(トークショー登壇)

2002年から中国、シンガポール、インドの電通拠点を移り住みながら日系グローバル企業の海外戦略を担当。2011年電通京都支社帰任、グローバル企業海外戦略を担当しながら、伝統工芸の海外発信プロジェクト「GO ON」はじめ各種文化プロジェクトのプロデュース多数。既存商品のマーケティングやブランディングに留まらず、日本の伝統や文化ベースに、まだ世にない価値を生み出す、事業クリエーション、サービスクリエーションに挑戦中。

 

 

 


Photo:Franco Tadao Inada
清水慶太 / クリエイティブノルム(新作仏壇デザイン)

クリエイティブノルム代表、女子美術大学非常勤講師、more trees賛同人。鮮やかに染色された国産のイグサを用いたIGSA series(添島勲商店・グッドデザイン賞受賞)や、高度なカーボン成形により「先端工芸」と評された椅子rei(スイスARUSHI社)のように文化や素材の魅力をシンプルに打ち出す家具から、羽田空港ほかに採用されグッドデザイン賞を受賞したアーラントチェアや、全国の郵便局に納入されているJYシリーズ(ともにイトーキ)など社会浸透性の高い製品まで、目的意識を強く持ったデザインを多く手掛ける。2000年東京藝術大学大学院修士課程修了。http://www.keitashimizu.com

 

 

歴史と伝統を守りながら、芸術性や更なる品質を高める新しい独自技術の開発等、常に進化を続ける若林佛具製作所の新しい試みです。ご興味のある方はぜひ、この機会に足を運ばれてはいかがでしょう。

 

【店舗概要】
若林佛具製作所 京都本店
店舗名:若林佛具製作所 京都本店
住所:京都市下京区七条通新町東入 → map
       (京都駅中央口より徒歩7分)
電話:075-371-3131(代)
営業時間:9:00~18:00
定休日:年中無休

 

 

 

 

若林佛具製作所について
「朝に礼拝 夕に感謝(あしたにらいはい ゆうべにかんしゃ)」の若林佛具製作所は、天保元年(1830年)に美術工芸の都、京都で生まれ、仏壇・仏具のメーカーとしてこれまで歩んで参りました。多くの優秀な職人集団を取りまとめながら、さまざまな製品を製作、日本全国へ納品しています。「関わるすべての人々の幸せと心のやすらぎを追求する」を理念とし、京仏壇・京仏具の歴史と伝統を守りながら常に新しい視野に立って挑戦していく姿勢を持ち続けています。若林の強みとしては、各工程の職人がそれぞれ分業にて専門的に作業を行うため、高品質であることはもちろん、様々な形状の製品に対応できることがあげられます。最近では新たに文化財建造物の修理にも関わるようになり、培ってきた職人の技術を活用しています。今後は、職人の後継者育成にも力を入れることを念頭において、日々取り組んでいます。http://www.wakabayashi.co.jp/

 

 

 

 


(文:インテリア情報サイト編集部-5  /  更新日:2017.11.08)

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