イケア 2020年までに再生ポリエステル製に置き換えることを発表

 

 

イケア
2020年までにすべてのポリエステル製テキスタイル製品を
再生ポリエステル製に置き換えを発表

 

 

「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンとするスウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー イケアは、販売するすべてのバージンポリエステル製のテキスタイル製品を2020年までに再生ポリエステル製に置き換えることを発表しました。

2019年6月3日(月)~5日(水)、イケア創業地であるスウェーデン、エルムフルトにて、イケアして年間で最大プレスイベント「デモクラティックデザイン・デー2019」が行われました。新しいコラボレーションや、海洋プラスチック対策や再生ポリエステル活用いったサステナビリティへ取り組みなど、多岐にわたり様々なニュースが発表されました。

 

 

現在、非常に多くのプラスチックとテキスタイルが海に流れ込んだり、埋め立てられたりしています。イケアにとって、こうした素材はゴミではなく、繰り返し使える貴重な資源です。循環型のビジネスを目指す道のりの1つのステップとして、イケアはバージンポリエステル製のテキスタイル製品を2020年までにすべて再生ポリエステル製に置き換えることを目標にしています。

イケアは石油由来のバージン素材への依存を終わらせ、2030年には再生可能素材やリサイクル素材だけを使用することを掲げています。私たちは、バージンポリエステルから再生ポリエステルへの転換により、温室効果ガスの排出削減やエネルギーの節約、陸と海の汚染削減に貢献し、ゴミを製品に変えることで新たな資源の使用削減にも貢献します。
 

現在、イケアのポリエステル製テキスタイル製品の50%に再生ポリエステルを用いていますが、来年には、革新的な技術と新しいデザインのおかげで、すべての製品が再生ポリエステル製になります。イケアの商品展開では、現在すでに、50億本分の使用済みペットボトルに相当する再生PET樹脂を使用しています。


「2020年までにすべてのバージンポリエステルを再生ポリエステルに置き換えることが、どれほど大胆な目標であるかは理解しています。また、その道のりが簡単ではないこともわかっています。しかし、イケアは2030年までに石油由来のバージン素材への依存を終わらせるために全力を注いでおり、これはその目標達成に向けた重要な一歩なのです」(Nils Mansson、マテリアル&イノベーション デプロイメント リーダー、IKEA of Sweden)



 

イケアは自社の規模とビジネスの仕組みを通じて、世界のポジティブな変化に影響を与え、後に続く人々にインスピレーションを与えることができます。イケアの行動が、ペットボトルや食品容器を確実に回収してリサイクル産業に戻すという、より大きな取り組みにつながっていくと思われます。また、ポリエステル製のテキスタイル製品のリサイクルを可能にする取り組みも増えていくことが期待されます。

「イケアは長い経験から、困難な課題を乗り越えたときに、それがチャンスに変わることを知っています。リサイクルによって、PET製品は第二の人生を手にいれます。私たちは他社やほかの人々に、環境と社会により大きくポジティブな影響を与えるためのインスピレーションを与えたいと思っています」
(Nils Mansson、マテリアル&イノベーション デプロイメント リーダー、IKEA of Sweden)

 

 

PET*は高度にリサイクル可能な樹脂と考えられています。再生ポリエステル1キロのCO2フットプリントは、バージンポリエステルの半分です。

*PETは、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)の略称です。これは、エチレングリコールとテレフタル酸との重縮合によって得られます。PETはもっとも一般的なポリエステル樹脂です。

 

 

 

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(文:制作 イケア・ジャパン_PR制作部_2  /  更新日:2019.06.13)

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