イケア 海洋プラスチックを使用した新コレクション「MUSSELBLOMMA」発表

 

イケア
循環型のビジネスになるという目標達成への1つのステップ
海洋プラスチックを使用した新コレクション
MUSSELBLOMMA/ムッセルブロマ 発表

 

 

 

「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンとするスウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー イケアは、海洋プラスチックを使用した新コレクションMUSSELBLOMMA/ムッセルブロマをイタリアとスペインのイケアストアで2019年秋より発売することを発表しました。

 

MUSSELBLOMMA/ムッセルブロマに使用したポリエステルの布地は再生プラスチック製です。原材料の一部には、スペインの漁師が地中海の網にかかったPET樹脂を回収したものが含まれています。この布地をつくるために利用できる1キロのPET樹脂を回収するには、同時に9キロのごみ(その他のプラスチック、金属、ゴム、ガラスなどの素材)を海から回収することになります。
 

このコレクションの製品――バッグ、クッションカバー2種類、テーブルクロス――のデザインを担当したのは、スペインのデザイナー、Inma Bermudezです。彼女は、海からインスピレーションを得たと話します。

「私たちは、海に流れ込む大量のプラスチックごみの問題に関する人々の意識を高めるお手伝いをしたいと考えています。私たち一人ひとりが、日々その責任を負うことが必要です。このコレクションのデザインでは、丸や四角、三角を用いたシンプルでモダンな模様に、魚をモチーフにした形を組み合わせました。色は海からとっています。淡いグリーンや深いグリーン、ターコイズに、サンゴ色を組み合わせて、明るさとハッピーな雰囲気を出しました」
(Inma Bermudez)
 

 

回収したPET樹脂は、港で陸揚げしてコンテナに集められます。それから洗浄・分別に送られ、機械を用いた再生過程を経て、リサイクルしたペットボトルと合わせて繊維(糸・布地)になります。このコレクションのサプライチェーンはすべてスペインにあります。

「イケアは、海にポジティブな影響を与え、海を汚すプラスチックを取り除くプロジェクトに取り組み、積極的に海洋プラスチック汚染を防止したいと考えています。MUSSELBLOMMA/ムッセルブロマは、イケアにとって、製品に海洋プラスチックを使用し、海洋プラスチックを将来の原材料の1つとするためのステップとなります。現在、NGOやパートナー機関、サプライヤーの協力を得て、世界中でこの取り組みを拡大するためのさまざまなプロジェクトを実施し、この可能性を探っています」(Caroline Reid、サステナビリティ・ディベロップメント・マネジャー、IKEA Range & Supply)


 

海洋プラスチック汚染は非常に大きな環境問題です。イケアは、ポジティブで積極的な方法で、この問題の解決に貢献します。2018年10月に、イケアはNextWaveのメンバーになりました。NextWaveは企業や科学者、NGOとともに、海に流れ込む前のプラスチックごみをコンシューマー製品に有効活用する活動に、将来にわたって拡張可能な方法で取り組むイニシアチブです。

同じく2018年の初めに、イケアは使い捨てのプラスチック製品を2020年末までに排除するというコミットメントを発表しました。これは、2030年までに循環型のビジネスになるという目標達成への1つのステップです。

 

 

 

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(文:制作 イケア・ジャパン_PR制作部_2  /  更新日:2019.06.13)

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