【宮城県】東北歴史博物館「伝わるかたち／伝えるわざ―伝達と変容の日本建築」開催

登録有形文化財伊勢神宮内宮正殿模型（東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻蔵）

東北歴史博物館
「伝わるかたち／伝えるわざ―伝達と変容の日本建築」開催
令和2年(2020年）9月26日（土）～11月23日（月・祝）

東北歴史博物館では「伝わるかたち／伝えるわざ―伝達と変容の日本建築」を令和2年(2020年）9月26日（土）～11月23日（月・祝）の期間開催します。

本展は，建築を構成する組物・障壁画・座敷飾や，建築をあらわした図面・絵画・模型などを紹介しながら、建築のさまざまな情報がどのように伝達し変容したのか、その技法や知恵、意味や背景に迫る日本建築史の新しい展覧会です。建築はさまざまな要素により成立しています。例えば，組物や彫物などの実在の建築を成立させる「もの」。あるいは、ものや人間とのさまざまな相関により拡がる「空間」。大小の規模をもつ眼に見えるものもあれば，象徴的な世界観や社会背景を秘めた眼に見えないものもあります。これらの情報は時代と地域に即した人々の知恵や技術のもと、建築やその古材，雛形や絵画，図面や書物などを介して、海や陸を越え、日本各地へと伝わりました。そして、時に形態や意味を変えながら、やがて固有の顔をもつ建築として再び組み立てられ、具現化しました。このような建築をめぐる情報の伝達と変容が繰り返され、豊かな建築の歴史が紡がれていったのです。

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第１章「伝わるかたち」、第２章「伝えるわざ」

本展示は大きく二部により構成されています。第１章では「もの」と「空間」別に、建築にみる個別の「かたち」がどのように伝わったのかを紹介しています。第２章では、建築の情報がどのような大工技術や図面表記法といった「わざ」により伝えられたのかを紹介します。「伝わるかたち」の多様な類型と，時代ごとに展開した「伝えるわざ」。建築の情報が伝達し変容していった歴史へと、両側面から迫ります。日本の建築が古から今にまで伝わった背景をめぐって人々の思いや物語を知るきっかけになる興味深い建築の展覧会です。

建築に興味があり、この期間にお近くに滞在の方は是非足を運ばれてはいかがでしょう。

法隆寺五重塔模型（東京国立博物館蔵）Image：TNM Image Archives

増上寺本堂図（東京国立博物館蔵）Image：TNM Image Archives

重要文化財円覚寺仏殿造営図（地割之図）（鎌倉国宝館蔵）

【開催概要】
「伝わるかたち／伝えるわざ―伝達と変容の日本建築」
開催期間：令和2年9月26日（土）～11月23日（月・祝）
開館時間：9:30～17:00（発券は16:30まで）
開催場所：東北歴史博物館
宮城県多賀城市高崎1-22-1 ⇒　map
休館日：毎週月曜日 ※11月23日（月・祝）は開館
主催：東北歴史博物館
共催：多賀城市，多賀城市教育委員会，NHK仙台放送局，河北新報社
特別協力：国立文化財機構文化財活用センター，東京国立博物館
協力：国立歴史民俗博物館.
助成：公益財団法人花王芸術・科学財団，公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団

後援：多賀城市観光協会，多賀城・七ヶ浜商工会，一般社団法人日本建築学会，建築史学会，公益社団法人日本建築家協会，仙台放送，ミヤギテレビ，TBC東北放送，KHB東日本放送，エフエム仙台，朝日新聞仙台総局，毎日新聞仙台支局，読売新聞東北総局，産経新聞社東北総局，宮城ケーブルテレビ株式会社
https://www.thm.pref.miyagi.jp/exhibition/3951/

観覧料金
一般1,200円（1,100円）シルバー（65歳以上）1,100円（1,000円）小・中・高校生400円（300円）
※常設展もご覧いただけます。
※かっこ内は20名様以上の団体料金。.
※障害者手帳等をお持ちの方は，減免制度があります。
・身体障害者手帳.
・療育手帳.
・精神障害者保健福祉手帳.
上記の手帳のいずれかをお持ちの方とその介護者（1名）は観覧料無料となります。

東北歴史博物館
https://www.thm.pref.miyagi.jp/

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