TOTO株式会社と積水ハウス株式会社、仙台市の共同開発による、女性や子どもにも配慮した移動式仮設トイレ「おりひめトイレ」が「日本トイレ大賞」の女性活躍担当大臣・男女共同参画担当大臣賞を受賞しました。
積水ハウスの女性従業員の他に仙台市内の女性デザイナーも開発メンバーに加わり、温水洗浄便座「ウォシュレット」付きの水洗洋式トイレをはじめ、荷物配慮、子ども配慮などの女性ならではの心配りが随所に取り入れられています。デザイン面では女性らしい優しい曲面の外観と清潔で美しい内装デザインを採用しました。使い勝手の面では、TOTOの動作検証スペースを使って具体的な空間検証を行い、必要十分で使い勝手のよい広さや空間形状になっています。
政府は、女性活躍担当大臣の下で開催された「暮らしの質」向上検討会の提言を踏まえ、暮らしやすい空間へと転換する象徴としてトイレを取り上げ、快適なトイレを増やすための様々な取組(ジャパン・トイレ・チャレンジ)を進めており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、世界に誇れるような快適なトイレ空間を増やそうとしています。
その一環として創設された「日本トイレ大賞」は、快適なトイレ空間、国際貢献・災害対応といった活動などの事例を広く紹介し、ジャパン・トイレ・チャレンジに向けた機運をさらに盛り上げるべく、トイレ空間やトイレに関する活動等の好事例を公募し、特に優れた事例を表彰する制度です。全378件の応募から、28件が選ばれました。
なお、日本のトイレ文化・技術力を世界に発信すべく、成田国際空港株式会社とTOTOとのコラボレーションで生まれた体感型トイレ空間「GALLERY TOTO」は日本トイレ大賞国土交通大臣賞に選ばれました。
TOTOのHPで詳しい情報を見るにはこちらから。
http://www.toto.co.jp/company/press/2015/09/04.htm
(文:インテリア情報サイト編集部-6 / 更新日:2015.09.20)