豪雪地帯の“雪の恵み”を生かした、新しい地域の価値づくりのデザイン
岩手県西和賀町食の新ブランド「ユキノチカラ」ブランド・商品ラインナップを発表地方自治体とデザイナー、信用金庫が連携した日本初の地方創生事業発の新ブランド西和賀町(岩手県和賀郡)は、地域資源を活用した食の新ブランド「ユキノチカラ」の概要及び商品ラインナップを発表。
西和賀町は、 2015年 9月より、地域資源を活用した魅力ある商品・サービスの創出を目的とした「地方創生地域づくりデザインプロジェクト」に取り組んでおり、西和賀町の 6つの事業者、岩手県在住の 6名のデザイナー、北上信用金庫とが協働して、新ブランドと商品の開発を進めてきました。
岩手と秋田の県境に位置する西和賀町は、岩手県内でも一番の豪雪地帯として知られており、過疎化なども進んでいることから、地域資源を活用した商品やサービスを創出すること、地域の魅力をアピールし外から観光に来てもらうこと住民が地域でいきいきと働くことのできる環境づくり等を含めた、地方創生」が急務となっていました。
本プロジェクトでは、西和賀町の魅力として「雪」に注目。町では「冬の活動を妨げるもの」としてマイナスイメージに捉えられちでしたが、沢山の雪が豊富な水を生み、「食材を美味しくする」効果もありました。今回、「雪の恵み」に照準を定めて「雪を力に変える」というコンセプトが生まれ、新ブランド「ユキノチカラ」が誕生しました。
ブランドのラインナップは、どぶろく、炊き込みご飯、カクテルケーキ、フィナンシェ、そばクッキー、ぽんせん、わらび餅、牛乳プリンの 8品で、それぞれ西和賀町産の素材を使って作り上げました。
■西和賀町・地方創生地域づくりデザインプロジェクトについて
これまで、地方自治体とその地元の企業のみでは、資金調達面、デザイン関連を含む、全国を視野に入れたビジネス展開の知見が少ないといった課題がありました。一方、地域に基盤を持つ信用金庫として地元企業の活性化は重要課題であり、日本デザイン振興会としても、デザインを通じて社会の問題解決に携わるというミッションがある中、三者の方向性が一致し、本プロジェクトが発案され、地方創生事業に着手することになりました。なお、実施にあたっては、信用金庫のセントラルバンクとして様々な金融サービスを展開する「信金中央金庫」、岩手県内企業の商品開発をサポートしている「地方独立行政法人岩手県工業技術センター」、グッドデザイン賞を主催する国際的プロモーション機関の「公益財団法人日本デザイン振興会」が、ビジネス面とデザイン面でサポートしていきます。
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(文:インテリア情報サイト編集部-1 / 更新日:2016.04.01)