【編集部の気になるコト情報】
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摩天楼だけじゃない ~建築から探る香港~
銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM にて開催
香港建築士学会は、日本で初めて建築展「摩天楼だけじゃない ~建築から探る香港~」を2018年11月1日(木)~11日(日)銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMで開催します。
本展は、香港特別行政区政府 駐東京経済貿易代表部が2018年10月29日(月)から11月11日(日)まで東京で開催し、様々な角度から香港にスポットライトを当てる「香港ウィーク」の関連イベントです。
1997年にイギリスから中華人民共和国へ返還され、「中華人民共和国香港特別行政区」となって昨年20周年を迎えた香港は、東京23区の約2倍ほどの面積に人口700万人を超える世界有数の人口密集地域です。植民地時代の英国及び中国文化の混合した建築のなかに、高層ビルが競い合うように建っています。100m以上のビルが2,354もあり、2位のニューヨーク(794)、3位の日本(556)をはるかに超えています。(2017年データ)
この建築展は、香港の建築プロジェクトとそのコンセプトが織りなす風景を提示することで、香港の複雑に入り組んだ街並みを浮き彫りにしています。高層ビルが立ち並ぶ都市を鳥瞰的に捉える従来型の手法に代わり、香港の若手建築家が自分たちの都市を様々なスケールで探求した16作品を集めています。
会場は銀座 蔦屋書店のイベントスペース GINZA ATRIUM。国内外を問わず、日本ではまだ目にする機会が少ないアーティストを紹介する話題のスペースです。香港の一般的なイメージは高層ビル群が立ち並ぶ高密度な街並みですが、実際は香港の面積の約7割は美しい自然の景観が広がっています。そのように普段見過ごされがちな景観を抽象的に会場デザインで表現しました。
| 展示内容(一覧表)
https://www.atpress.ne.jp/releases/167889/att_167889_1.pdf
PMQ
回廊
マテリアル・キュイジーヌ
ブルーハウス
建築家のいない建築
建築トーラム
展示作品は、都市戦略の象徴ともいえる“PMQ”、建物のバックボーンに注目した“回廊”、マテリアルを題材とした“マテリアル・キュイジーヌ”など、多岐にわたります。さらに“ブルーハウス”での共同生活や“ライチウォー村”での自然に回帰する暮らしを見せる“建築家のいない建築”、二面性を持つ“建築トーテム”などを通して、現代の香港における多様な居住スタイルを描き出しています。
香港の今を建築を通して感じられる展覧会です。東京からは飛行機で4~5時間。時差はマイナス1時間。この展覧会で香港の今が気になった方は是非出掛けてみてはいかがでしょう。
■会場デザイナー 陸 沛靈(ジェーン・ルック)
香港出身の公認建築家・建築物サステナビリティ専門家。東京、ロンドン、香港で8年を超える実績を積む。中でも東京の藤本壮介建築設計事務所に在籍した4年間には、モンペリエ(フランス)における住居プロジェクト“L'Arbre Blanc(白い木)”や、東京の“表参道ブランチーズ”など、同事務所の代表的なプロジェクトに携わった。現在はパートナーのトウ* 秉奇(ジャッキー・タン)と共にスタジオ“A16”を運営し、小規模な設計プロジェクトやコンペティションに参加。ライターとしても活躍中で、東京で暮らす建築家としての日々を綴った著書“Tokyo, Dream & Life”を出版。
(*)トウは正式には偏が「登」・旁が「おおざと」の漢字
【開催概要】
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THROUGH ARCHITESTURE
摩天楼だけじゃない ~建築から探る香港~
日時:2018年11月1日(木)~11日(日)10:00~22:00
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(GINZA SIX 6F) → map
主催:香港建築士学会(HKIA)
後援:香港特別行政区政府 駐東京経済貿易代表部
(Hong Kong Economic and Trade Office (Tokyo),
the Government of the Hong Kong Special Administrative Region)
入場料:無料
展示会ウェブサイト: http://www.hkia.net/tokyo2018/index_jp.html
「香港ウィーク」ウェブサイト: http://www.hongkongweek2018.com
(文:制作_インテリア情報サイト編集部-3 / 更新日:2018.10.13)