今秋<長濱治写真展 - PHOTO REACTION - >展が、東京・大阪・福岡のアルフレックスショップで開催されます。
長濱治(ながはまおさむ)は、1970年代にアルフレックスの記念碑的なポスターを手がけ、当時のアルフレックスにアバンギャルドな世界観を吹き込んだ写真家。その長濱治の写真家としてのルーツは、半世紀近く前に見た「凝縮されたアメリカ」でした。今なお強烈なインパクトで迫る長濱治の写真を、一見ミスマッチとも思えるアルフレックスのインテリア空間の中で再構成する貴重な機会をぜひご覧ください。
写真家・長濱治 プロフィール
1941年 名古屋生まれ
1964年 多摩美術大学彫刻科卒業後、アドセンター入社
1965年 フリーランスになる。以降、ファッション、広告、ポートレートなど幅広く活躍
1972年 「暑く長い夜の島-長濱治沖縄写真集」(芳賀書店)
1974年 「MEIKO FANZINE 長濱治による梶芽衣子写真集」(勁文社)
1976年 「百面相:泉谷しげる写真&詩篇」※関口照生と共著(八曜社)
1981年 「地獄の天使」(勁文社)
1981年 「Life & liveや・ぶ・に・ら・み:宇崎竜童・長濱治ジョイント写真展」
1990年 「魂(ブルース)の十字路」※北方謙三と共著(勁文社)
1992年 「My blues road」(マガジンハウス)
1995年 「邪道の痕跡:大仁田厚写真集」(勁文社)
1995年 「チマチョゴリの遺産-まほろばの国を訪ねて」(勁文社)
2005年 「猛者の雁首」(ワイズ出版)
出品作品について
写真家としてのルーツをアメリカに持つ長濱治。
60年代、バイカー集団「ヘルズ・エンジェルス」に自ら迫り、間近で当時のアウトローの凝縮された匂いを捉えた、衝撃的なシリーズ「地獄の天使」。
一人乾いた大地を走る中で切り取った一瞬で永遠の風景「アメリカンスクランブル」。
そして魂を聞いたブルースの神々たちのポートレート「My blues road」。
一方、80年代から日本で撮られた『猛者の雁首』では、長濱治自らが魅力を感じた男たちのに目を向けその鋭い視線を、また2000年代には若き表現者たちの鬼気迫る表情を切り取っています。
そのどれにも、長濱治自らが被写体に迫り、その裏側にまで自らの手で迫る力に満ち溢れています。
今回の展示会では、これらの長濱治の作品の中から代表作が抜粋されて展示されます。
こうした長濱治の代表的な作品を通じて、アルフレックスのセンセーショナルなポスターが、長濱治のモノや人の本質に迫る眼差しから生まれたことを、四半世紀経た今、改めて感じることができます。
会場では、朋友であるアルフレックス創設者、保科正の依頼による、70年代
■東京
日程:2013年9月12日(木)~24日(火) 11:00~19:00 ※9月18日(水)は定休日
場所:アルフレックスショップ東京
東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクェア1F
TEL. 03-3486-8899
■大阪
日程:2013年10月3日(木)~15日(火) 11:00~19:00 ※10月9日(水)、14日(月・祝)は定休日
場所:アルフレックスショップ大阪
大阪市中央区南船場4-2-11 ベネトン心斎橋ビル6F
TEL. 06-6258-8822
■福岡
日程:2013年10月19日(土)~10月29日(火) 11:00~18:00 ※10月23日(水)は定休日
場所:プロポスタ <アルフレックス福岡> (エリア総代理店)
福岡県福岡市博多区中洲中島町4-20
TEL. 092-262-5166
※展示数はショップにより異なります。あらかじめご了承ください。
アルフレックス・ジャパン
http://www.arflex.co.jp/
(文:インテリア情報サイト編集部-3 / 更新日:2013.09.03)