PASS THE BATON KYOTO GION
パスザバトン京都祇園店 OPEN
PASS THE BATON KYOTO GION が OPEN する祇園新橋伝統的建造物群保存地区は、文化財保護法に基づき国から選定を受けた重要伝統的建造物群保存地区であり、優れた歴史的風致を形成しています。築120年を超える建物(町家)のインテリアデザインは、丸の内店、表参道店と同様に片山正通氏(Wonderwall)が手掛け、伝統的な建築様式という美しい制約の中で生まれたデザインは、過去から未来への新しい価値の提案となります。
インテリアデザイン
片山正通(Wonderwall)
“すでにあるものを大切にし、新たな価値を創造する”というPASS THE BATON のコンセプトのもとに伝統的建造物をリデザインした店舗には、古いものと新しいものがひしめきあい、傍らでせせらぐ白川や、四季折々に違った表情をみせる素晴らしい街並みに溶け込むように存在しています。
リサイクル品はもちろん、京都の伝統工芸とのコラボレーションをはじめとした新しい取組みや仕掛けも始まります。リサイクル品を預ける出品専用カウンター(パスカウンター)、飲食スペース「お茶と酒 たすき」が併設されます。
京都祇園店OPENにあわせて、8月8日~全店のユニフォームもリニューアルされます。
(ユニフォームデザイン:長嶋りかこ(village®) モデリスト:伊藤友希)
‐店舗概要‐
店舗名:PASS THE BATON KYOTO GION(パスザバトン京都祇園店)
住所:京都市東山区末吉町77-6
営業時間:11:00 ~ 20:00
TEL:075-708-3668
http://www.pass-the-baton.com/
■ 伝統工芸×PASS THE BATON =?
PASS THE BATON はブランドスタート当初から、多くの企業やブランド、クリエイターの方々と一緒に、ちょっとしたキズで販売できなくなってしまったプロダクトや製造工程でやむなく残ってしまった端材など、世の中にすでにあるものにセンスとアイディアを加えて新たな価値を生み出してきました。今回の京都祇園店では、素晴らしい技術とクリエイティビティに溢れた伝統工芸を継承する皆さまとワクワクするような取組みが行われています。
細尾×PASS THE BATON [西陣織 椿コサージュ]
各9000円(税抜)
細尾×carnet×PASS THE BATON [西陣織 プリーツフリルトートバッグ]
価格未定 ※色変更の可能性あり
1688年、京都西陣で創業。日本が誇る帯やきものをはじめ、ソファやベッドなどの面積の広いファブリックに対応するため150cm幅の西陣織を織るための世界唯一の広幅織機を開発するなど、新しく革新的なものづくりを発信しつづけている「細尾」。そのプロダクト生産過程で出た端材を生かしてPASS THE BATONで新たなアイテムが制作されました。華やかで上質な光沢のあるジャガードが椿の花びらに生まれ変わり、‘carnet’とのコラボレーションでは、色とりどりのフリンジ(端糸)を詰め込んだ持ち手と端材を継ぎ合せた装飾(プリーツフリル)がモダンな、1点もののBAGに生まれ変わりました。
金網つじ×PASS THE BATON [KANAAMI JEWELRY]
13000円 ~ 18000円(税抜)
平安の時代にまで遡ると言われる京金網の歴史。料亭の調理道具として、現代も京料理を支え続けています。あくまで脇役としての道具づくりを心がけているという「金網つじ」。その技の美しさは、私たちの目に芸術品のようにもジュエリーのようにも映り…、豆腐すくいや茶こしを編む際に少しずつ残ってしまう端材を使い、世界中を旅してきたアンティーク缶バッジたちを菊や亀甲の文様で編みつつみ、世界でたったひとつのジュエリーに昇華させました。
開化堂×PASS THE BATON [Back to the future 茶筒]
12000円 ~ 18000円(税抜)
京都「開化堂」は、明治8年創業の日本で一番古い歴史をもつ手作り茶筒の老舗です。創業以来、一貫した手づくりで、一世紀を過ぎた今もなお、百三十余もの細かい工程を経ながら、初代からの手法を守り続けています。開化堂の茶筒は、毎日使うことで「手擦れ」により風合いが変化します。使えば使うほどまろやかなつやが出て味わい深くなり、手ざわりも良くなり、手にすると何ともいえないぬくもりが感じられるようになります。時間を経てさらに味わい深くなる開化堂の茶筒、使用には差し支えないもののちょっとしたキズやへこみ、高さ違いなどのある茶筒にPASS THE BATONの手が加わり、時の経過が表現されています。
公長齋小菅×PASS THE BATON [シミ竹箸と京焼箸置きセット]
1600円(税抜)
1898年創業の老舗創作竹工芸品メーカー「公長齋小菅」。創業当初から竹工芸品を一貫して作り続け、宮内庁・宮家の御用達を承るほど信頼と実績を積んだ老舗。竹素材にマッチする革と高い技術を追求し、イタリア・フィレンツェの工房と手を組み洗練された現代の竹工芸品を生み出すなど、新たな竹の可能性を追求し続けている。竹籠の制作過程において、品質としては問題がないもののはじかれてしまうシミのある竹でお箸をつくりました。1点1点異なる自然の模様がチャーミングです。京焼の絵付け前のB品お箸置き(こちらも表情いろいろです)とのセットです。
中川木工芸 比良工房×PASS THE BATON [Natural-born-cutlery]
1800円 ~ 3300円(税抜)
中川木工芸は初代亀一が京都の老舗桶屋「たる源」での丁稚修行を終え、京都白川で工房を開いたのが始まりです。現在は二代目中川清司(2001年重要無形文化財保持者に認定)が工房を引き継ぎ、三代目になる周士は、滋賀県滋賀郡志賀町(現在、大津市に合併)に2003年「中川木工芸 比良工房」を開きました。日本の生活必需品だった木の桶づくりはプラスチック製品の普及とともに衰退したものの、中川木工芸比良工房では、「用」と「美」と「技」が一つに集約したシャンパンクーラー(ドン・ペリニヨンの公式クーラーに認定)を制作するなど、革新的かつ美意識の高いものづくりをしています。
木質としては最高でありながら、天然木であるがゆえの木目の粗さや節目などによって、木桶の制作からはねられてしまった木材たち。このたびご紹介するのは、その木材のもつ自然な曲線を生かして作られたカトラリーのシリーズです。
■ PASS THE BATON 初の飲食業態「お茶と酒 たすき」とは?
「お茶と酒 たすき」は、パスザバトン京都祇園店内に併設されている飲食スペースです。
日本人なら誰もが持っているはずの「おもてなし」の心。「もてなす」「もてなされる」その両方の心を忘れず、この国にある美意識を‐お茶-を通して伝えたいと考える PASS THE BATON は、伝統的な技法やこころを大切にしつつ新しい‐お茶-のあり方を提案するスペース(喫茶・BAR)を設けました。
1年中楽しめる‘富士山の天然氷’を使ったかき氷や、他では味わう事のできないお茶をベースにしたオリジナルのカクテルなどが取り揃えられます。提供される食器やグラスはほとんどのものがその場で購入可能です。
白川の美しいせせらぎの音に癒されながら、お茶やカクテルで一服はいかがでしょうか?
‐店舗概要‐
店舗名:お茶と酒 たすき
住所:京都市東山区末吉町77-6 パスザバトン京都祇園店内
営業時間 喫茶11:00~19:00(LO18:30)
Bar 20:00 ~ 4:00(LO3:30)
TEL : 075-531-2700
URL: http://tasuki.pass-the-baton.com
(文:インテリア情報サイト編集部-5 / 更新日:2015.07.27)