東京・表参道の ELEPHANT で、9月19日(土) から9月27日(土) まで、『エリック・ホグラン展』が開催されます。
2009年より開催され7度目となる今回の展示では、キャリア初期となる1953年から1973年までの BODA社在籍時に発表した作品を、質と量ともにこれまでで最大となる200余点が展示販売されます。
プリミティブで人間味溢れる作品の魅力の一端を感じていただければ幸いです。
※本国スウェーデンをはじめ世界各国でエリック・ホグランの作品として模造品や類似品が多く出回っています。
今回の展示作品には、ELEPHANT がこれまで得てきた経験と知識を元に真贋保証書が発行されます。
ERIK HÖGLUND EXHIBITION 2015
エリック・ホグラン展
会 期:2015年9月19日(土) ~ 9月27日(日) / 会期中無休
時 間:12:00 ~ 19:00
会 場:ELEPHANT
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-14-6表参道ハイツ103
TEL&FAX:03-5411-1202
DESIGNER PROFILE
ERIK HÖGLUND | エリック・ホグラン(1932 - 1998)
ストックホルムの Konstfack(現在の国立芸術工芸デザイン大学)で彫刻を学んだ後、1953年から1973年まで BODA社でデザイナーとして活躍。
北欧の伝統、土着文化から生まれた手の温もりを感じるプリミティブな作風で、ガラス工芸に新しい風を吹き込みました。
既成概念にとらわれないその特異なスタイルは、職人をはじめ販売店や消費者になかなか受け入れられずにいましたが、ホグランは、モノづくりへの情熱、そしてたゆまぬ努力によって信頼を勝ち取っていきました。
1957年には北欧のデザイナーを対象とする最も権威のあるルニング賞を受賞。
25歳での受賞は、ハンス・ウェグナー、タピオ・ウィルッカラ、カイ・フランク、ティモ・サルパネヴァなど蒼々たる歴代受賞者の中で最年少での受賞でした。
1973年以降はアーティストとして活動を主とし、PUKEBERG、Pilchuck Glass Shcool 等を経て、1980年代後期には Studioglas Stromshyttan で98年に亡くなるまで活動を続けました。
生涯を通じ国内外でガラス、鉄、銅など様々な素材を用いて150以上もの公共モニュメントを制作。
スウェーデンの巨匠、ラッセ・ハルストレム監督の“マイライフ・アズ・ア・ドッグ”にでてくる山間の小さな村のガラス工場の芸術家は、ホグランがモデルとなっています。
(文:制作 PR-N_PR制作部-3 / 更新日:2015.08.26)