金沢にこれからのハレの場を
シェア型複合ホテル「THE SHARE HOTELS」第二号店
グローバルな視点から “これからの金沢” を表現するホテル「Halema 金沢」
株式会社リビタは、金沢の中心市街地、石川県金沢市上堤町において築43年の空オフィスビルを取得し、用途変更を伴うリノベーションを施し、新規事業となるシェア型複合ホテル「THE SHARE HOTELS」の第二号店として、「Halema 金沢」を2016年夏に開業いたします。
【施設概要】
・施設名:THE SHARE HOTELS Halema 金沢
・開業日:2016年夏予定
・URL:http://www.thesharehotels.com/halema
・所在地:石川県金沢市上堤町2-40
・交通:JR「金沢」駅徒歩18分、バス約8分、タクシー約6分
・構造:鉄筋コンクリート造陸屋根地上8階建
・建築年月:1972年(築43年)
・延床面積:2803.15平米(847.95坪)
・建築面積: 434.70平米(131.49坪)
・客室数(定員)ドミトリーからスイートルームまで計29室(172名)
Halema 金沢は、日常の少し先にある豊かな非日常を体現するホテルです。宿泊する機能に加え、記念日に気取らず使えるダイニング、創造的でカジュアルなウェディング、感性を刺激するアートイベントの開催など、21世紀美術館のある金沢に文化的に開かれ発信する場としてのホテルを計画します。デザインではスキーマ建築計画の長坂常氏をはじめグローバルなフィールドで活躍するクリエイターが参加。またオランダのLLOYD HOTELとのコラボレーションを実現し、金沢のものづくりに携わる職人や若い 世代との共創を企画しております。
「Halema 金沢」は、株式会社リビタが総合プロデュースから開業後の運営までを手がけるプロジェクトです。2016年夏の開業に先駆けて、2016年3月7日よりウェブサイトを公開し、コンセプトおよびデザインメンバーを発表しました。
公式ウェブサイト http://www.thesharehotels.com/halema
名称の由来
日本では、儀礼や祭、年中行事などの“非日常” 感のある特別なときを「ハレ」と呼び、普段の生活である“日常” を「ケ」と呼んできました。ハレの語源は、天気の「晴れ」であ り、文字通り晴れやかな状態・心情であることを表します。「間」は、「場」や「スペース」の他に、「時間」や「タイミング」のことも指し、雲の切れ間などからのぞく晴れた空のことを「晴れ間」と言い、心が晴れている瞬間のことも表現します。空は常に晴れているわけではなく、曇りや雨の日があることで自然が成り立っているという自然観と同様に、日々の暮らしの中には、ハレの特別な時間もあればケの日常もある。そんな日本人の伝統的な世界観を背景に、これまでの金沢の日常に新しい「晴れ間」を創出し、人々の日々の暮らしの中で、特別な時間を過ごす場所でありたいという願いを込め「Halema」と名付けました。
Halema 金沢 のデザイン及び構成について
Halema 金沢のデザインテーマは日常に存在するものに対して視点を変え工夫することにより、感性を刺激し、新たな「非日常の体験」を創り出すことです。ホテルという用途に捉われることなく、地域住民、旅行者が気軽に訪れ、その新たな空間での体験を心地よく感じていただくことを目指しております。元々あった建物の素材で活かせるものは利用し、そこに竹の素材や植物の優美さを新たに加え、それらと豊かな人々の営みが組み合わさることで、新たな価値を持った空間になるようリノベーションを進めてまいります。
つながりを創出するデザインメンバー
Halema 金沢のデザインメンバーの筆頭として、総合デザインには「BLUE BOTTLE COFFEE」「VITRA Exhibition Stand」のデザインなど、活動の場を世界に広げるスキーマ建築計画の長坂常氏をキャスティング。常設のホテルとしては同氏としても初めて手がけるプロジェクトとなります。また同氏ディレクションのもと、家具デザインに「HAY」「Hermes petith」などグローバルで展開するプロジェクトを手がける藤城成貴氏、 グラフィックデザインに「札幌国際芸術祭2014」「BAOBAO ISSEY MIYAKE」などにおいてグラフィックワークを手がける villageの長嶋りかこ氏が参画しております。
また、グローバルなつながりを創出するためオランダ アムステルダムのカルチャー発信地としてクリエイター達が集うLLOYD HOTELとのコラボレーションを行います。LLOYD HOTELと長坂常 氏は2010年に代官山で開催された「LLOVE」展でのコラボレーション実績があり、Halema 金沢では新たなコラボレーションにより2つの客室をデザインします。その2つの客室は LLOYD HOTELがキュレーションするデザイナーと長坂常氏に加え、金沢のものづく りに携わる職人、またこれからを担う若い世代との共創から空間作りを進めていくことを予定しています。我々は金沢の地域資源の中から、新たな空間表現の可能性を追求します。
HATCHi 金沢に続くHalema 金沢のコンセプト
Halema 金沢は、THE SHARE HOTELSの第一号店HATCHi 金沢に続く第二号店となります。 HATCHi 金沢が「北陸ツーリズムの発地」をコンセプトに、北陸のローカルな視点から、地域に新たな価値を創出していく一方で、Halema 金沢では「金沢にこれからのハレの場を」コンセプトに、 グローバルな視点から、世界と地域をつなげ、地域に新たな価値を創出していく施設となることを目指します。当社では、金沢で展開する特徴が異なる両ホテルから相乗効果を生み出し、北陸地域に新たな交流を生み出すことを目指しています。
プロジェクトメンバー
・事業主、総合プロデュース、運営:株式会社リビタ
・事業企画:株式会社GOODTIME
・総合デザイン:有限会社スキーマ建築計画 一級建築士事務所 長坂常
・家具デザイン:shigeki fujishiro design 藤城成貴
・グラフィックデザイン:株式会社ビレッジ 長嶋りかこ
・SPECIAL COLLABORATION(DIRECTION):LLOYD HOTEL&CULTURAL EMBASSY Suzanne Oxenaar
スペシャルコラボレーション(ディレクション)ロイドホテル& カルチュラルエンバシー スザンヌ オクセナー
・SPECIAL COLLABORATION(INTERIOR):Pieke Bergmans
スペシャルコラボレーション(インテリア)ピーケ バーグマンス
・SPECIAL COLLABORATION(INTERIOR):Studio INAMATT
スペシャルコラボレーション(インテリア)スタジオ イナマット
・飲食プロデュース:株式会社トランジットジェネラルオフィス
THE SHARE HOTELSについて
私たちは、「日本の未来が宿る場。をつくる」ことをコンセプトに、単に空間やモノだけではなく、そこに集まる地域内外の多様な人々のアイデアや知識、ライフスタイルや価値観をシェアする場、きっかけがあるホテルのことを「シェア型複合ホテル」と定義しました。シェア型複合ホテルには、既存のスタイルにとらわれない宿泊スペースと、地域に開かれたシェアスペースがあります。その地域の資源や魅力的なコンテンツ、価値を再発掘する彼らの活動のきっかけとしての場を提供することで、地域における起点・架け橋となり、地域価値が向上するための活動の原動力となることを目指します。シェア型複合ホテルは、新たなツーリズムやライフスタイルを生み出します。私たちは、「日本の未来は地域(ローカル)にこそ宿る」と考えています。日本各地域で、持続的に新たな価値が生まれること。その地域そのまちの文化を育み、そこにまた新たな日常が生まれることが、私たちが目指す地域、日本の未来の姿です。
http://www.thesharehotels.com/
今後の計画
昨年より新規事業として始動しましたシェア型複合ホテル「THE SHARE HOTELS」は、今年3月の金沢の一号店「HATCHi 金沢」、夏開業予定の二号店「Halema 金沢」を皮切りに、全国各地に5プロジェクトの開業を予定しています。
「くらし、生活をリノベーションする」をコンセプトに、既存建物の改修・再生を手がける会社として設立。「次の不動産の常識をつくり続ける」を経営ビジョンに掲げ、一棟、一戸単位のマンションや戸建てのリノベーション分譲事業やリノベーションコンサルティング事業、シェア型賃貸住宅の企画、運営、PM・サブリース事業を手がけています。
URL:https://www.rebita.co.jp
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(文:インテリア情報サイト編集部-6 / 更新日:2016.03.13)