町や人々の記憶を写し取る、「オオタノカケラ -色鉛筆で写す町工場の記憶-」
10月28日(金)からデリエ イデー(丸の内店)で開催。
デリエ イデー(丸の内店)では、『KONICA MINOLTA ソーシャルデザインアワード2016』IDEE賞受賞酒百宏一氏の展示会を開催します。
デリエ イデー(丸の内店)では、『KONICA MINOLTA ソーシャルデザインアワード2016』IDEE賞受賞酒百宏一氏の展示会を開催します。フロッタージュという技法で職人が使用していた道具や部品を写し取り、それらをつなげて大きな作品をつくることで、カメラにはけっして写すことの出来ない、町や人々の記憶を表現します。
日本を代表する町工場のまち大田区。かつては9000もあった町工場は後継者不足などで半分以下にまで減少。「オオタノカケラ」は、職人が不在となった大田区北糀谷の町工場から提供していただいた道具を一つの資源として、住民と恊働して作品を制作することより、モノづくりと大田区の魅力を再発見しこれからのまちにつなげていく活動です。フロッタージュという技法で職人が使用していた道具や部品を写し取り、それらをつなげて大きな作品をつくることで、カメラにはけっして写すことの出来ない、町や人々の記憶を表現します。
*フロッタージュ
フランス語の「こする(frotter)」に由来。木や石などの凹凸面に紙を置いて上から鉛筆 などでこすり、図柄を紙面に写し取る描画技法。
- 作家プロフィール -
酒百 宏一 Koichi Sakao 美術作家。
1968 年石川県生まれ。東京都大田区在住。東京工科大学デザイン学部准教授。フロッタージュという写しとりの技法をもとに、色鉛筆と紙のみを使って、地域の土地と人の営みの記憶を市民と恊働でかたちにするプロジェクトを多数展開。
http://www.sakao-lifeworks.com/
『KONICA MINOLTA ソーシャルデザインアワード2016』 IDEE 賞
コニカミノルタが雑誌『Pen』とコラボレーションして開催している、「社会をより良くするためのアート・デザイン・アイデア」をテーマとしたアートコンペ。過去2009 年より6 年間開催されてきた「エコ&アートアワード」から2015 年より「ソーシャルデザインアワード」へ名称を変更、内容をリニューアル。
【開催概要】
KOICHI SAKAO EXHIBITION「オオタノカケラ -色鉛筆で写す町工場の記憶-」
開催期間: 2016年10月28日(金)~11月7日(月)
open.: 11:00~21:00(日祝 11:00~20:00)
開催店舗 :デリエ イデー(東京・丸の内店)
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル 4F
http://www.idee.co.jp/company/press_release/201610/ootano-kakera.html
■イデー(IDEE)
1975年にイギリスからのアンティーク文具等を扱う骨董商として創業、82年から本格的に家具の製作をスタートした東京発のインテリアブランド。「イデー(IDEE)」とはフランス語で「理念」を意味する。伝説の照明作家セルジュ・ムーユをはじめ、駆け出し時代のマーク・ニューソンなど、有名無名を問わず国内外の気鋭のデザイナーらと協働しオリジナル家具や照明を発表。その活動は高く評価され、各国のミュージアムコレクションとなっているアイテムも数多く、世界のデザイン史にその名を刻む。それと同時に「生活の探求」を長年のテーマに掲げ、直営のイデーショップを舞台に、オリジナルの家具を起点としたインテリア雑貨、グリーン、アート、音楽、イベントなどを通じて「自分なりのこだわりを持って毎日を丁寧に過ごすこと」をさまざまな形で提案し続けている。
(文:インテリア情報サイト編集部-5 / 更新日:2016.10.09)