華と書によるライブパフォーマンスも。
陶芸家・二階堂明弘氏の器展をイデーショップ 東京ミッドタウン店で開催。
二階堂明弘 作陶展 Spring is here.
様々なつくり手とともに「美意識のある暮らし」を探求するIDÉE CRAFTS。イデーショップ 東京ミッドタウン店では、2017年3月17日(金)~ 4月3日(月)まで陶芸家・二階堂明弘氏の器展を開催します。
長年作陶を続けてきた益子から2015年に千葉へ拠点を移し、現在は目の前に田んぼの広がる小さな工房の小さな窯から、あふれんばかりに器を生み出す二階堂氏。その勢力的な活動は、国内にとどまらず、ニューヨーク、パリ、ロンドン、台湾など海外へと広がっています。
二階堂氏の器には奇をてらうようなところはありません。薄造りが持ち味の器は繊細な美しさなのに、土であり道具であるといった"人の営みの原点"をわたしたちに思い出させます。そんな大らかさを持つ器は、和と洋、どちらのスタイルのテーブルにも馴染む佇まいをしています。
二階堂氏は「器はアートだ」と言います。それは、器が一点もののオブジェであるという意味ではなく、生活の中に美を生み出す1つの要素として。器は作ったら完成ではなく、買った人が自分の生活の中で使うことによって成り立つもの。二階堂氏の言葉は、まさに、イデーが大切にしているコンセプト「Life in Art」と重なります。
今回は、二階堂氏が自身の一番のスタンダードという黒色の器を中心に、約300ほどの大小さまざまな食器と花器をご紹介します。さらに華と書が、器の展示に彩りを添えます。イデーの家具と空間と、二階堂氏の器を通じて、五感を刺激するクリエイティブなひとときをお愉しみください。
■オープニングレセプション
器の展示にあわせて、 二階堂明弘氏と親交がある華道家・平間磨理夫氏、書家・根本知氏によるライブパフォーマンスが行われます(入場自由)。パフォーマンス終了後は、パーティーを開催。是非ご参加ください。
日時:2017年3月18日(土)18:00~
■華道家・平間磨理夫氏による、花いけワークショップ
日時:2017年3月22日(水)18:00~20:30
参加費:6,500円(税込)+花代 *1ドリンク付
ご予約:お電話(03-5413-3455)または店頭にてお問い合わせください。
【開催概要】
IDÉE CRAFTS CERAMIC EXHIBITION
二階堂明弘 作陶展 "Spring is here."
会期:2017年3月17日(金)~ 4月3日(月)
会場:イデーショップ 東京ミッドタウン店
http://www.idee.co.jp/shop/tmd/
*作家在店日:3月17日(金)、18日(土)、26日(日)、4月3日(月)
二階堂 明弘(にかいどう あきひろ) / 陶芸家
1977年札幌生まれ。1999年文化学院芸術専門学校陶磁科を卒業、2001年独立(栃木県にて)。2010年より「陶ISM2010」企画・開催。2011年の震災で「陶ISM2011」を中止し、仮設住宅に直接、陶芸家のうつわを届ける「陶ISMウツワノチカラProject」を開始。「次世代のEnergy」(益子陶芸美術館メッセ・茨城県立陶芸美術館共同展 2013年)、現代陶芸展「現象」(茨城県立陶芸美術館 2014年)、個展「侘びと今」(ニューヨーク・Globus茶室 2015年)、茶の湯を通し日本文化を表現する「侘びと今 -輪-」(ニューヨーク各所 2016年)など。
平間 磨理夫(ひらま まりお) / 華道家
日本文化の美の本質を追求する視線と、花、器、空間に対する深い思慮によって紡ぎだされる花の世界は、静かでありながら圧倒的な強さを持つ。その活動は、国内はもとより、ニューヨーク、台湾、上海において、舞台装花といった空間演出から、ギャラリーでの添え花、茶や書、音楽、身体表現とのコラボレーション、ライブパフォーマンスまで幅広い。「花いけバトル」の企画運営にも参加。
根本 知(ねもと さとし) / 書家・書道学博士
博士(書道学)。「美しい名前の書き方」講座をはじめ、講演や企業研修などを開催。企業への文字デザイン提供や、NYでの作品展示、茶会での床の間依頼など創作活動も多岐に渡る。書道教室も主催。著書に『光悦―琳 派の創始者―』「光悦の書」(共著 / 宮帯出版)、『この1冊で完全マスター! 「 うまい 」と言われる字が 書けるペン字 練習帖 』(CCCメディアハウス) など。
■イデー(IDÉE)
1975年にイギリスからのアンティーク文具等を扱う骨董商として創業、82年から本格的に家具の製作をスタートした東京発のインテリアブランド。「イデー(IDÉE)」とはフランス語で「理念」を意味する。伝説の照明作家セルジュ・ムーユをはじめ、駆け出し時代のマーク・ニューソンなど、有名無名を問わず国内外の気鋭のデザイナーらと協働しオリジナル家具や照明を発表。その活動は高く評価され、各国のミュージアムコレクションとなっているアイテムも数多く、世界のデザイン史にその名を刻む。それと同時に「生活の探求」を長年のテーマに掲げ、直営のイデーショップを舞台に、オリジナルの家具を起点としたインテリア雑貨、グリーン、アート、音楽、イベントなどを通じて「自分なりのこだわりを持って毎日を丁寧に過ごすこと」をさまざまな形で提案し続けている。
(文:インテリア情報サイト編集部-5 / 更新日:2017.02.25)