これぞウェグナーデザインな椅子!
軽快でスタイリッシュなハンス J. ウェグナーの椅子 CH30
カール・ハンセン&サン 生産再開
デザイナーとして、生涯を通して自分が描く完璧な椅子を追求したハンス J.ウェグナー。それはもはや人類学的な追求とも言えます。より優れたデザインを常に求め、名作と称賛される独創性あふれる数々の椅子を世に送り出してきました。その一つが1954年、カール・ハンセン&サン社のためにデザインされたダイニングチェアCH30です。しばらく生産が途絶えていましたが、オリジナル図面をもとに65年ぶりに生産が再開されることになりました。
椅子のデザインにおいては、他の追随を許さないウェグナー。完璧な椅子を目指し、常に新しいデザインを追求してきました。ウェグナーが好んで素材として選んでいたのは木材。職人技巧への深い造詣と敬意をもって、木材の可能性を広げてきました。1954年にデザインされた、ダイニングチェアCH30も、ウェグナーの木材への卓越したセンスが映える代表作と言えます。ウェグナーは、新しいフォルムを追求し、斬新ともいえる数々の椅子を発表してきたデザイナーです。そうしたウェグナーデザインの典型とも言えるのが、1954年代にカール・ハンセン&サン社から発表されたCH30。長い間生産が途絶えていましたが、カール・ハンセン&サン社の名作コレクションの一つとして生産が再開されることになりました。
「このCH30のデザインには、1950年の椅子CH23や1957年に発表された椅子CH33に共通するスタイルが顕著です。背の部分に施された、クラフトマンシップ溢れる十字形の埋木の意匠でも共通しています。バランスの取れた無駄のないフォルムは、住宅、公共スペースを問わず、今日のモダンな空間に最適な椅子と言えます。そして、オーガニックなフォルムと洗練されたディテール。家具職人としての気質が伺える、ウェグナーならではの意匠も随所に見られます。無垢材を用いたフレームと成形合板を用いた背。それぞれ素材や部位に合わせ変えたエッジの加工は、まさにウェグナーが妥協しなかったクラフトマンシップへのこだわりが顕著に表れています。」と、カール・ハンセン&サン社CEOクヌッド・エリック・ハンセンは説明します。
| 座り心地の追求
CH30のデザインにおいてウェグナーが目指したのは、快適かつシンプルでスタイリッシュな椅子。曲線を描く背とオーバル形の座面がこれを可能にしています。いずれも発表当時、多くの人を魅了したこの椅子の大きな特長です。後ろに少し傾斜させることで優れたサポート力を作り出しているオーバル形の背もたれ。
そして曲線を描く後ろ脚が安定感を与え、椅子の使用感をさらに完璧なものにしています。ゆったりとした成形合板製の座面は張地加工。様々な座り方が自然にできることから、疲れることなく長い時間使用ことが可能です。
また、CH30はアームレスのため、ダイニンチェアとしてテーブルの周りに配置するのに最適です。テーブルにぴったりとつけることで限られた空間でもあまり場所を取らずに使用することが可能です。ウェグナーデザインスタジオの協力のもと、オリジナル図面から忠実に再現したCH30。カール・ハンセン&サンのウェグナーコレクションにふさわしい椅子が、戻ってくることになりました。ただし、今回の復刻に際しカール・ハンセン&サンではCH30の座面の高さを2㎝高く調整しています。これは人間工学を重視したウェグナーの方針をふまえ、1954年当時と比較し大きくなっている人の体形を考慮したものです。
【製品情報】
item:CH30
designer:Hans J. Wegner
year:1954
size:W52×D47×H78/SH46 cm
オーク材またはウォルナット材。
仕上げは各種。座面の張地は、皮革またはファブリック。
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#カール・ハンセン&サン
カール・ハンセン&サンについて
カール・ハンセン&サンは創業110年を超える歴史のあるデンマーク家具メーカー。ハンス J. ウェグナーの家具を最も数多く製作するメーカーとして知られています。また、ボーエ・モーエンセン、アルネ・ヤコブセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、モーエンス・コッホ、フリッツ・へニングセン、安藤忠雄、ボーディル・ケア、そして、EOOSといった世界的に知られたデザイナーの家具の製作にも着手、すべての製品をデンマーク国内で製作しています。カール・ハンセン&サンのコレクションは、直営店のフラッグシップ・ストアおよび一流ディーラーを通して世界各国で販売されています。
www.carlhansen.jp
(文:制作 PR-H_PR制作部-5 / 更新日:2019.06.25)