自然豊かな北海道・東川町の自社工場によるタイムアンドスタイルのものづくり
自然豊かな北海道・東川町の
自社工場によるタイムアンドスタイルのものづくり
インテリアブランド「タイムアンドスタイル」を運営する株式会社プレステージジャパン代表取締役 吉田龍太郎氏からのメッセージと、自然豊かな北海道・東川町（旭川）のTime & Style Factoryでの自社工場によるものづくりのニュースレターが届いておりますのでご紹介します。
2020年2月より新型コロナウィルスの感染が世界同時的に拡大する中で、私たちは近年に人類が経験したことのない大きな生命的危機、そして経済的危機に直面しています。日本では政府より4月7日に緊急事態宣言が発令され、指定都市の生活者の活動と移動に制限が設けられました。
日本にお住まいの皆様、そして世界各地にお住まいの皆様におかれましては、世界中で新型コロナウィルスの感染拡大により日常が失われ、困難な生活を余儀なくされていることを心よりお見舞い申し上げます。また感染によりお亡くなりになられました世界の多くの方々のご冥福をお祈りすると共にご遺族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます。そして現在もなお闘病されている方々におかれましては、一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます。
当社の国内店舗（東京ミッドタウン、玉川高島屋S・C、伊勢丹新宿本店）は4月8日より休業、オランダ・アムステルダムの直営店舗はアポイント制で、日頃より店舗をご愛顧いただいている皆様には大変ご不便をお掛けいたしますが、生産拠点の北海道・東川町の自社工場は継続して製品を製造しております。全国各地の協力工場や伝統工芸に携わる多くの職人の方々も活動を続け、日本のものづくりの火を絶やすことのないよう、心を一つにして力を尽くしてくださっております。
私たちは生活を豊かにするものづくりを通して、この世界的な危機を皆様と共に乗り越えてゆきたいと存じます。お客様やお取引先様への感謝の気持ちと共に、皆様のご健康と安全を心よりお祈り申し上げます。
株式会社プレステージジャパン
タイムアンドスタイル
代表取締役 吉田龍太郎
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｜自然豊かな北海道・東川町の自社工場によるものづくり Time & Style Factory
Time & Style Factory は自然豊かな北海道・東川町に、2008 年に設立しました。自社工場によるものづくりによって、製造面での経験や技術を蓄積し、品質の向上という本質的な課題に向き合えるからです。設立当初は製造の経験がなく、メーカーとしての先入観や効率優先の考え方を持っていなかったからこそ、それまでの委託製造では挑戦できなかった手間暇をかけた構造の製品や素材開発など、根本的な課題にも取り組むことができました。
Time & Style Factory
In 2008, we established the Time & Style Factory in the nature-rich prefecture of Hokkaido. By doing our manufacturing in-house, we can accumulate the know-how and technical expertise needed to improve product quality. When we first opened the factory, we had no manufacturing expertise. That weakness, however, became a strength. Free from the sector's efficiency-obsession and ossified thinking, we worked at our own pace to develop complex materials and designs which would not have been possible under consignment manufacturing.
■ 丸太の製材から家具づくりをはじめる
2017 年、大型の製材機を導入しました。長さ6m 直径1.2m の巨木から小径木まで対応できる横挽き製材機です。本来、木工の産地には専門の製材業社があり、熟練の職人が経験と勘を頼りに木を挽きます。一般に流通している木材の厚みは24mm、31mm、45mm、51mm、66mm という規格があり、その中から欲しい厚みの木材を購入して使用します。乾燥した木材は反りがあるので、家具に加工するには更に最低7mm ほど削って平らにします。
製材機導入前は規格寸法の木材を選び、その寸法に合わせた家具をデザインをすることで無駄を抑えていました。太い木材が必要な時は削って貼り合わせるなど、手間が掛かり、制約の多いものづくりをしていましたが、自社製材を行うことで、必要な木材の厚みに加工することができます。小径木の国産木材も無駄なく使い、製造時間を省くことでコスト削減に繋がり、デザインの幅も広がりました。樹齢 100 年、200 年と、私たち人間の一生を優に超える長い時間をかけて育ってきた木材を無駄にはしたくないと考えています。
山から伐り出した丸太が土場に届くと1 本1 本の年輪を数え、その木がどの地域で育ったものなのかを記録します。製品ごとに、どこで、どのくらいの時間を掛けて育った木で作られたものなのかを、家具を使ってくださるお客様へお伝えできる日も遠くありません。
We start making furniture from log lumber.
In 2017, we added a large sawmill to our factory. This horizontal sawing machine can handle large trees with lengths up to 6 m and diameters up to 1.2 m. The region has long been involved in woodworking, with specialized sawmills that employ skilled craftsmen. Wood in general distribution can be ordered in thicknesses of 24 mm, 31 mm, 45 mm, 51 mm, and 66 mm. Dried lumber also warps in shape, which requires a further flattening of around 7 mm before it can be used for furniture.
Before introducing our sawmill, we chose to use only wood of standard dimensions to reduce waste. This, however, greatly limited our potential design space. For example, to produce thicker wood, we had to grind and bond multiple pieces together. Having our own sawmill lets us choose what thickness of wood to produce. It also lets us use smaller-diameter domestic timber without waste. By eliminating the need for bonding, we both lowered costs and greatly expanded our potential design space. We do not want to waste this precious timber, which has grown slowly, for centuries, over many, many human lifespans.
Each log that is cut down from the mountains and brought to our timber yard has its growth rings counted and region information carefully recorded.
Time& Style Factory
北海道上川郡東川町4-13-2
新型コロナウィルスの感染予防のため、当面の間、店舗を休業しております。皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、商品やサンプル・カタログのご依頼、インテリアコーディネートのご相談等は下記までお気軽にお問合せください。
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（文：制作 TIME & STYLE_PR制作部-1 / 更新日：2020.04.29）
