カール・ハンセン&サン
折りたたみ式のラウンジチェア「キューバチェア」
屋外を彩る新バージョン登場
1997年にモーテン・グットラーによってデザインされた、「MG501 キューバチェア」新仕様のご案内です。従来のキューバチェアに、アウトドアに対応するモデルが新たに追加されました。快適な座り心地はもちろん、コンパクトに折りたたむことで、好きな場所へ容易に設置することができます。折りたたみ式のラウンジチェアとして、室内外のニーズに幅広く対応する、利便性の高い一脚です。
室内、室外を問わず使用できるキューバチェア。チーク材と細い耐候性のウェビングテープを用い屋外での使用を可能にしたバージョンが新登場です。 カール・ハンセン&サンの名作コレクションの一つとして知られる、モーテン・グットラーの折りたたみ椅子、キューバチェア。そのキューバチェアに屋内はもちろん屋外でも使用できる新バージョンの登場です。素材はチーク材と幅細のウェビングテープ。バルコニーや庭でも使用できるようになりました。
北欧モダンの伝統を継承するデザイナー、モーテン・グットラー
人を基盤にした機能的なフォルムの追求など、北欧モダンの伝統を継承するデザイナー、モーテン・グットラー。耐久性を考慮した素材使いとクラフトマンシップを信念に、確固たる独自のスタイルをもった家具を創り出してきました。1997年にデザインされた優雅なキューバチェアもその一つ。わずか10年で名作として知られるようになり、他のアイコニックな家具とカール・ハンセン&サンのコレクションにラインナップされています。そしてこの度、従来のキューバチェアの用途を広げる新バージョンが発表されることになりました。
オーク材とコットンウェビングテープを素材に用いた従来のキューバチェア。新バージョンも、その美しいフォルムと機能はなんら変わりません。異なるのは、素材です。屋外での使用にも適した素材が使用されています。フレームにはFSC®(森林管理協議会)認証を受けた無垢のチーク材、座と背には、耐水性と耐光性に優れた幅細のウェビングテープ。また、雨や風による劣化を考慮し、すべての接続金具にはステンレススチールが用いられています。機能と美しさはそのままに、耐候性のある素材を用い、カール・ハンセン&サン社の名作コレクションに相応しい、新バージョンが開発されました。
歴史的な考察
歴史的に見ると、玉座や権力の象徴として使用されてきた折りたたみ椅子。その流れを組むのがモーテン・グットラーのキューバチェアです。低めで開放的な座面、印象的なクロスするフレーム、シンプルなデザインが様々な座り方を可能にするデザイン。モダニストが理想としてきた、コストパフォーマンスの良い、高品質で美しいデザインを追求した椅子の一つです。
カール・ハンセン&サン社のCEOクヌッド・エリック・ハンセン曰く、「キューバチェアは屋外家具としても十二分に力を発揮する、高い機能性とデザイン性をもつ椅子です。人体を考慮したフォルムが、卓越したサポートと使用感を生み出しています。さらに、コンパクトなサイズと軽さ。これは移動し、折りたたんで収納する、エキストラの椅子として使用する時には、大きな威力を発揮する重要なエレメントです。今回発表するキューバチェアの新バージョンは、その卓越した機能を屋外で使用することを考慮したもの。しかも美しい高品質の素材を使用していることから屋外ばかりか、屋内でも魅力を十分に発揮します。屋内外を問わずに使用できることで、余計な家具を省くことが可能です。これはスペースの節約にもつながります。」
屋外使用も想定したキューバチェアの発表は、モーテン・グットラーデザインスタジオとカール・ハンセン&サン社の協働プロジェクト。モーテン・グットラーとクヌッド・エリック・ハンセンの協議により、キューバチェアに相応しい優雅なチーク材が選出されました。温もりのある赤褐色が美しいチーク材は、天然の油性分を含有することによる、高い耐久性でよく知られています。また、チーク材は美しく経年変化し、ウェビングテープのチャコールグレーと美しいコントラストが望めます。体に優しく触れ、素晴らしい使用感を創り出す細めのウェビングテープ。きめ細かく編まれているものの、雨水などを貯めず逃がすようになっています。座と背にこうした耐候性のウェビングテープを使用することで、濡れてもすぐに乾くというメリットがあります。また光や湿気、温度変化の影響にも強く、優れた耐久性を発揮する素材です。
「屋外用のキューバチェアは北欧モダンの新デザインであるのみならず、ボーディル・ケアやボーエ・モーエンセンの家具と同様に、銘木を用いた屋外用家具という、カール・ハンセン&サンにとってまだ新しいカテゴリーにさらなる1ページを刻む家具です。」とクヌッド・エリック・ハンセン。
モーテン・グットラー
モーテン・グットラー(1944-)のデザイナーとしてのキャリアは、様々な企業に勤務し、社内の商品開発とデザインを担当したことから始まりました。その後1972年に自身のデザイン事務所を創立し独立。家庭用品、パッケージ、グラフィック、照明など多様な仕事を手掛けていきます。デンマークばかりでなく海外の企業も、顧客リストに名を連ねています。しかし、1984年以降グットラーは家具のデザインに専念することを決意。北欧モダンの伝統を継承する、シンプルで軽快なフォルムをもつ製品を発表していきます。斬新な解決策を見出していくことが家具デザインの基盤と考えていました。スタイルの基本は北欧モダンの伝統を継承する、シンプルさと軽快なフォルム。そして製品に共通するのは、ディテールへの細心の配慮、素材の質、そして素晴らしい使用感と言えます。
| 製品情報
【製品概要】
屋外用キューバチェア、MG501
素材:無垢のFSC認定チーク材。仕上げは無塗装。
座と背は、チャコールグレーの幅細ウェビングテープ。
サイズ:高さ76cm、幅61cm、奥行き79cm、座面の高さ39cm。
参考小売価格:82,000円(税別)
2020年7月販売開始予定。
カール・ハンセン&サンについて
カール・ハンセン&サンは創業110年を超える歴史のあるデンマーク家具メーカー。ハンス J. ウェグナーの家具を最も数多く製作するメーカーとして知られています。また、ボーエ・モーエンセン、アルネ・ヤコブセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、モーエンス・コッホ、フリッツ・へニングセン、安藤忠雄、ボーディル・ケア、そして、EOOSといった世界的に知られたデザイナーの家具の製作にも着手、すべての製品をデンマーク国内で製作しています。カール・ハンセン&サンのコレクションは、直営店のフラッグシップ・ストアおよび一流ディーラーを通して世界各国で販売されています。
www.carlhansen.com
(文:制作 PR-B_PR制作部-3 / 更新日:2020.06.30)