【タイムアンドスタイル】ART IN TIME&STYLE MIDTOWN vol.22
ART IN TIME&STYLE MIDTOWN vol.22
紫牟田 和俊 | Torso on the Box Time & Style Midtownにて開催
2022年8月22日（月） - 9月25日（日）
TIME & STYLE MIDTOWN（六本木店）では紫牟田和俊氏を迎え、展覧会 ART IN TIME&STYLE MIDTOWN vol.22「Torso on the Box」を開催致します。
TIME & STYLE が自由ヶ丘に TIME & STYLE HOMEを構えていた頃、T&S Galleryという同時代の洗練された現代美術を紹介するギャラリーが店舗と併設されておりました。T&S Galleryでは多くの作家達の個展やグループ展を開催して参りましたが、その中でも紫牟田氏の緊張感のある卓越したインスタレーションの展覧会は大変印象深い展覧会となりました。
TIME & STYLE MIDTOWNのオープンに合わせ、展覧会の会場はその新たな店舗に場所を移し、家具やインテリアと共に美術をみせることも意識せねばならない会場となりました。美術の展覧会にとってこの特殊な空間に、紫牟田氏のインスタレーションが落とし込まれ、どんな景色が見られるのか。是非、この空間に身を置いてご高覧ください。
（企画：バナナアート）
6個の筐体を2つずつ3段に重ねて出来た形によってトルソをつくるという発想は、10年ほど前から既にあったのですが、絵を描いてイメージを洗練させたり、いろいろな方法で実際に立体にしてみたりしたものの、作品にするには到りませんでした。それでもこのアイデアを保持したのは、トルソ的な身体のイメージ（自ら主張したり表現することのない身体）が私の制作における関心の中心にあるからだと思います。
今回の作品「Torso on the Box」では、トルソとその箱は同じように重要な2つの要素になっています。この箱はトルソを収納し保管する箱であり、トルソを展示する時の台座でもあります。しかしそれだけではトルソと同等の重要性はありません。それが重要なのは、トルソを収納した状態での展示を初めから想定しているからです。それはいったいどういうことか？
トルソが箱＝台座に乗せられているのに比べ、箱に収納された状態では、観客そして私は、少しだけ広い世界を作品の周りに想像することになるのではないか。また別の場所の可能性や別の時間の可能性、別の在り方について思いを巡らすことになるのではないか。ここを着地点とすることで、トルソをやっと作品にすることができました。
ただ今回の展示では、家具がすでに展示されている会場のため、そのような方法に相応しくないと考えて断念しました。箱に収納された状態は、DMの写真に「11 Torsos in the Boxes」を使いました。
このように箱に収納した状態で展示する方法は、これまでも「pious colors」というシリーズ作品のなかで何度も実行しています。
（紫牟田和俊）
TIME & STYLE MIDTOWN（六本木店）はインテリアの提案はもちろん、美術や工芸の展覧会をはじめ、音楽イベントの開催は豊かでゆとりのある暮らしの体現となっています。 日本から世界へ向けて発信する拠点となる、タイム アンド スタイルを象徴する店舗です。
ゆったりとした店内では、ベーシックな素材による組み合わせを基本とし、家具と共にカーテン・ラグ、クッションなどのテキスタイルや日本の伝統美である盆栽、現代美術の作品を含め、日本の四季や時間の織り成す変化を作り出し、日本の繊細な美意識と緊張感が行き届く空間とスタッフによる細やかなサービスを提供いたします。
東京の中心という場所柄、日本全国、世界各国のお客様が集まり、出会う場となる価値あるロケーションでお客様をお待ちしております。
Time & Style Midtown
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウンガレリア3階 ⇒ map
11:00 – 20:00（無休）
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（文：制作 TIME & STYLE_PR制作部-1 / 更新日：2022.08.17）
